イガグリガニの餌の食べ方

2017年1月 10日(火曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所で甲幅が3cmほどの小さなイガグリガニを展示しています。

最近、このイガグリガニの少し変わった餌の食べ方に気付きました。

 

餌の むきアサリを与えても、直後は決まって無反応なのに、翌日見るとしっかり掴んで ちまちまと食べています。

どうやら、イガグリガニは時間を置いてから食べ始める習性があるようです。

次の日もアサリは持ったままで、相変わらずちまちま食べ続けています(笑)(背後にあるのはジクネカイメン属の一種)

給餌日は月曜と金曜の週二回。

給餌日以外の日にちまちま食べ続けている格好になります。

もしかしたら、イガグリガニはスカベンジャー(腐肉食)の傾向が強いのかもしれません。

ちまちまスカベンジャーか(笑)

 

他の水槽には普通サイズのイガグリガニを飼育していますが、ここでも給餌後しばらくは餌を放置しておいた方が良いのかも知れません。

【飼育研究部 森滝丈也】

待ってます・・・か?

2017年1月 9日(月曜日) 筆者 ろん

お正月の三が日に、ラッコ達に伊勢エビのお飾り付きの鏡餅氷をあげました。

最終日の三日は、メイがなるべく食べられるように!と、

いつもは冷凍している伊勢エビを、メイの分は解凍。

二日までは、早めに冷凍庫から出しているくらいで、それほど柔らかくなっていなかったのですが

三日はかなり食べやすかったようで、6割か7割くらいは食べることが出来ました!

残りの3割ほどはロイズ君が横取りしてしまいましたが・・・(^_^;)

 

三日連続伊勢エビという、お正月満喫のラッコ達でしたが

お正月も終わった、最近のお昼の後。

ソワソワしてる?

何か来るかな??

伊勢エビ???

とスタッフの出入りする扉を見てくる気がするのです。

やっぱり伊勢エビは美味しかったかな?

ですが、伊勢エビが三日も続くなんてお正月だけ!

来年を楽しみにしていて欲しいですね♪

スイクチ初め

2017年1月 8日(日曜日) 筆者 もりたき

スイクチムシ…見かけからは想像つきませんが、実はゴカイなど同じ多毛類(環形動物)の一員。

170種ほどいるほとんどがウミユリ類(ウミシダ類)に寄生していますが、ごく一部がヒトデ、クモヒトデ類から報告されています。

 

一昨年、去年と熊野灘の沖合底引き網で採集した複数種のヒトデからスイクチムシ(Asteriomyzostomum属未記載種)が見つかっています。

さぁ、今年も引き続き死んだヒトデを解剖してスイクチムシを探していきますよ!

 

さっそく昨日、今年初めてとなるスイクチムシを発見!

もう、中吉のおみくじ引き当てたぐらいのテンションです(笑)

今回のスイクチムシは幽門盲嚢から見つかりました。

Hostであるこのウデナガゴカクヒトデからは肛門近くにある直腸嚢と消化腺である幽門盲嚢からそれぞれ少し形態の異なる(ように見える)2種?のスイクチムシが見つかっています。

 

同じヒトデに2種のスイクチムシがいるのでしょうか?この2種が別種なのか精査する必要がありそうです。

興味深いので備忘録としてアップしておきます。

 

腹面

引き続き調査していきたいと思います。

【飼育研究部 森滝丈也】

 

ぼっちウニは リア充になるか

2017年1月 7日(土曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所で熊野灘の水深300mで採集された「鏡餅ウニ」ことPrionechinus forbesianus(和名なし)を飼育しています。

このウニは時々「鏡餅」のように重なる面白い習性があります。

何故このような行動をするのか今のところ不明ですが、解明するのが今年の目標のひとつ(宣言!)

多い時は6組みほどが鏡餅になっています。

 

必ず大型個体の上に小型個体が乗り、以前の観察では同じ個体を選んでペアになるように見えました(要検証)

 

さて。

昨日水槽を見ていて、重なったウニに接近中の単独のウニ(ぼっちウニ)に気が付きました。

鏡餅になった上のウニは、近づく ぼっちウニを阻止するかのような行動を取ります。

で、ぼっちウニは追い払われてしまいました。

面白い行動なので、隔離して観察してみることにしました。

プラケースの中にリア充2組みと先程の ぼっちウニを投入。

一晩おいて、今朝見ると ぼっちウニは相変わらず単独のままでした。

組み合わせは変わらず。

一方、鏡餅になった2組は排便していました(このウニは海底に沈む木を食べます)

ところで、これは上の個体が排便したのでしょうか?それとも下の個体?

私は上の個体じゃないかと予想しています。

…と言うのも、大型個体が沈木を食べて、上の小型個体はその便を食べているのではないか?と予想しているからです(これが鏡餅になる理由)

まだ仮説の段階ですが…

 

だとしたら、小型のぼっちウニは沈木をかじることできないのでそのうち腹ペコになるのでは…?と思いながら、先程(14:30頃)再度、水槽をのぞくと…

おぉ!ぼっちウニが鏡餅ウニの上に乗っているではないですか!(安定はしていませんが)

これは見た事がない体勢。

これは、そこまでして上になりたい理由が必ず何かかあるはず!

ん~観察と検証が楽しくなってきました。

【飼育研究部 森滝丈也】

あけまして、早くも1週間・・・

2017年1月 7日(土曜日) 筆者 りゅー

みなさま、あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

m( ・。。・    )m

お正月はどのようにお過ごしでしたか?お仕事?寝正月?

僕は元旦からメバル釣りにいってました!もちろん仕事後ですよw

 

さて、今年は酉年ということで

モモイロペリカンの「ズー」の写真を撮って来ました!

みなさんも撮り(とり)に来てくださいね!

 

 

話は酉年から変わるのですが・・・

今年は、セレナの年でもあるんです!

なぜかって??

なんと。

今年は。

セレナが入館して30周年になる年だからです!!

(ちなみにジュゴンの寿命はおよそ60才です)

春には、セレナに関するイベントもあり、

いろいろ準備しておりますー!

セレナ:なにしてくれるの~?

りゅー:んー、今みんなで考えてるとこ!

セ:「アラサーになった人魚姫」とかいうイベントらしいじゃないの?

り:タイトルはインパクト大事だから!あ、でも僕が決めたわけじゃないから!

セ:入館は30年だけど、あたしは約1才で入館したから、きっと今年31才ね。

り:計算できるんや@@;

*計算はできませんが、ジュゴンは数を多い方を選択するということはできるようです。

今年はジュゴンをもっとみなさんに知ってもらうため、

がんばっていく年にしたいです!

春イベントの方もぼちぼち近づいていますので、

飼育日記でも内容を告知していけたらと思います~!

 

今年もぜひ鳥羽水族館の生きものたちに会いに来てくださいね^^

首をなが~くしてお待ちしてます!!

首わからへんけど!!笑

 

今年1年、

結構(ケッコー)どころか、超(鳥)よい1年でありますように!!

リプケア変化中

2017年1月 4日(水曜日) 筆者 もりたき

みなさん明けましておめでとうございます。

年末は少し忙しくて更新が滞ってしまいましたが、去年の飼育日記を見返してみると、237回書き込んでいました(笑)

思った以上に書きまくっています。

 

これもマイナー生物を皆さんに知ってもらうため。

今年もへんな生きものネタを中心にお届けする予定です。

 

さて。

2015年の5月にへんな生きもの研究所の水槽内で見つかった珍種クラゲ・リプケア(Lipkea sp.)

リプケアは十文字クラゲの仲間で、泳ぐことはなく岩に付着しています。

この仲間の発見例は少なく、国内では2012年に千葉の博物館で見つかったのが初記録。これまでに千葉と鳥羽でしか見つかっていません。

生態の多くは謎に包まれています。

 

千葉県の博物館でリプケアの無性生殖による増殖が報告されています。

伸長したクラゲの基部が切り離されると肉団子状 になり、それがクラゲや中間型、ポリプの3 つの形態に変化するそうです。

このような無性生殖は十文字クラゲの仲間ではこのリプケアで初めて確認されたそうで、なかなか興味深い習性だと思っていたのですが、鳥羽では観察されていませんでした。

それが、この年末から新年にかけて無性生殖の過程らしい変化が見られたので、お知らせします(まだ途中ですが)

 

変化に気が付いたのは11月下旬

11/27 クラゲの基部が出ベソのように飛び出てきました…

4日後の12/1 に見ると形が少し変化しているのが明らかに…

1週間ほどでどんどん形が変化していきます。12/9撮影 

しばらく間を置いて、12/25のクリスマス…

おぉ、さらに細長く伸長しているではないですか!

そして、新年あけましておめでとうございます、の元旦。

見ると、伸長した基部の根本が少し細くなってきました。

おそらく、あと数日でこの基部は本体から切り離され“肉団子”に変化していくものと思われます。

その後、どんな姿になるのか…

 

ちなみに、千葉の博物館の例では、無性生殖してもなかなか上手く育たなかったようです…

飼育が難しいのかもしれません。

 

今後、鳥羽のコがどのように変化(成長)していくのか、大きく育てることができるのか、挑戦です。

【飼育研究部 森滝丈也】

あけましておめでとうございます

2017年1月 3日(火曜日) 筆者 ろん

今年もよろしくおねがいします!

さて、今年も1日から3日まで、ラッコに氷で作った鏡餅をあげています。

伊勢エビのお飾り、イカで作った御幣付き。

鏡餅は去年より小さくなりましたが、伊勢エビはちょっと大きくなっています。

目の錯覚ではありません(笑)

 

さて、鏡餅を持って入るとラッコ達は「伊勢エビ!早く頂戴!!」とばかりにおねだり。

メイちゃん、鏡餅ですよ~!

上手く受け取ってくれるかな?

あっ、イカ・・・

イカを取ったら伊勢エビが落ちちゃった(>_<)

そして、ロイズ君は

鏡餅下さい~!とスタッフを追いかけ

頂きます!

殻ごとバリバリ食べています。

良い食べっぷり!美味しそうですね!

と、二頭共美味しそうに食べていたのですが、ロイズの食べるスピードが早く、メイは半分程取られてしまいました(^_^;)

伊勢エビは凍った状態であげているので、メイの分を少し解凍気味にしてみよう、と2日目。

しっかりと受け取って・・・

初めて「鏡餅をお腹にのせた」状態になってスタッフ大喜びだったのですが

ロイズがあっという間に伊勢エビを食べ終わり、メイはまた取られてしまいました・・・

また、メイちゃんがまず伊勢エビの触角や足をポリポリ食べるスタイルなので

豪快に伊勢エビにかぶりつくロイズ君に負けてしまうんですね。

最終日の今日は、なるべくメイちゃんにも食べてもらえるようにしたいと思います。

 

 

 

今年もよろしく!

2017年1月 2日(月曜日) 筆者 ともちゃん

 

みなさま、明けまして

おめでポウございます!!

今年もよろしクウ

お願い致しまツララ!!←無理矢理。

 

どうもどうも2017年も

張り切っていきますともちゃんです。

 

 

やぁ~、ついに2016年が終わり

2017年に入りましたね。

 

思い返せば去年は本当に

色んな事がありました。

 

嬉しいことも悲しいことも

たくさんのことを乗り越えられたのも

鳥羽水族館にいる生きものたちや

鳥羽水族館に来てくれるみなさまのおかげです!

 

去年のともちゃんは

飼育日記更新回数18回!

今年は頑張って20回は書きたいですね!

も○たきさんに比べれば全然ダメ。笑

 

去年の最後の日記、ともちゃん。

今年の最初の日記、ともちゃん。

最高やん!!

ということで今年も頑張ります!!

 

 

 

 

さてさて、鳥羽水族館では

お正月イベントで館内がお正月モード!

福笑いの体験コーナーもあります。

めっちゃおもろいやん。笑

 

ここの前を通るたびに

チェックしてますともちゃんです。

 

こんなセイウチが出てきたら

めっちゃ怖いけど、ちょっとカワイイ。

 

 

セイウチショーではお正月っぽく

しめ縄つけてます(^_^)

 

ポウちゃんは羽子板持つよ!

 

 

今年のセイウチショーは

何か少しでも季節感が味わえる様に

工夫していきます!!乞うご期待!!!

 

 

 

それでは、みなさんにとって

より良い一年になりますように…

 

おせちもいいけど

水族館で過ごすお正月も悪くないですよ~!!

ともちゃんでしたー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

p.s私だってできるわよ!!

なにがしめ縄よ!!私はサンタが好きなのよ!!

 

 

最近、輪っかつけれるようになりました。笑

1シーズンずれてるけど気にしない。

 

 

 

 

もうそろそろ…

2016年12月 31日(土曜日) 筆者 ともちゃん

 

速報です!!!

 

 

笑いのクセが凄い。

 

 

さ~て、14時から

今年最後のセイウチショー行って来ます!

 

みんな!笑ってね!!!

 

 

ともちゃんでした~!!

 

 

ダイオウグソクムシ№27と№28

2016年12月 30日(金曜日) 筆者 もりたき

本日はへんな生きもの研究所の給餌日。

このところ、給餌してもほとんど反応していなかったダイオウグソクムシ達ですが…

今日はニシンを与えてみたところ、すぐに反応したのは27号。

10月に入館した新人くんですね。

ナナメ後ろからですが、食べている姿を記録用に撮影。

その後、イケメン25号も参戦!残った餌を食べていました。

 

これで飼育中の7匹の中でまだ餌を食べていないのはシャイボーイ28号だけ。

27号と同じ日にやってきた28号は、恥ずかしがり屋なのか(?)ほとんど顔を見せてくれません。

 

10月のニコニコ生放送終了後に擬岩を倒してシェルター(隠れ家)にしたら…

すぐに擬岩の中に潜り込んだ28号。

ところが、そのまま引きこもり続けて早や2ヶ月…ここから出てきません。

水槽の一番左側にある擬岩シェルターです。

2ヶ月以上も頭を突っ込んだまま全く移動もせず…(シェルターの中では動きますが)

すっかり落ち着いてしまっています。

今となっては、28号はどんな顔していたのか記憶が薄れてしまうほどに。

いつになったら顔を見せてくれるのでしょうか(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】