インスタ映えしませんね

2017年12月 10日(日曜日) 筆者 もりたき

ウミウシって人気ありますね。

無脊椎動物の中でダントツかもしれない…じゃ、いちばん不人気な無脊椎動物は何だろうか?と考えていて、思いついたのがヒモムシの仲間(紐形動物)

とにかくその名を検索しても、引っかかってくるのはネガティブなワードばかり…(個人的には嫌いじゃありませんが)

そんなヒモムシの仲間ですが、へんな生きもの研究所では(運が良ければ)熊野灘の水深300mで採集した小さなヒモムシの仲間を見る事ができます。

例によって種類は不明ですが、個人的にこのヒモムシはカワイイのでこっそり推しています(笑)

頭部アップ。

一部が赤い純白の体は「白雪姫」の雰囲気ではないでしょうか。

このコは今年の3月、水槽内で見つかりました(知らないうちに入り込んでいたようです)

普段は底砂の中に隠れています。

先日、久しぶりに見かけました。

あいかわらずカワイイ奴だ(笑)

実はヒモムシの仲間は、ウミウシとまではいきませんが色鮮やかな種類がいます。

熊野灘の沖合底引き網でも緑やピンク色のものなど4,5種類ほど採集できますが、どれも種名は不明です(これらのヒモムシは現在、展示していません)

マイナー生物ですが、これを機会に気に留めてやって下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】

インスタ映えします!

2017年12月 9日(土曜日) 筆者 もりたき

本日、へんな生きもの研究所にウミウシ数種を展示しました。

こちらはパープル シースラッグ(紫ウミウシ)の名称で流通しているウミウシですが、おそらくシンデレラウミウシ。

こちらは不明です。

この仲間はバリエーションが多く、なかなか見分けがつきません。

外鰓が紫だと、触角も紫である場合が多いように思いますが…この個体は黄色ですね。

また、このコは奇形個体で外套膜の周辺の白い帯が切れて、一部が円になっています。カワイイ…

よく見ると、外鰓も2つありますね。

奇形と言っても生存に不利になるわけではないと思われるので、このコの個性だと考えても良いんじゃないでしょうか。

一緒にやってきたこちらのミゾレウミウシは左の触角が三つ股でした。

カッコイイじゃないですか(笑)

ウミウシ、インスタ映えしますね。

【飼育研究部 森滝丈也】

 

正体不明のカワリギンチャクを展示しました

2017年12月 9日(土曜日) 筆者 もりたき

朝の見回りで予備水槽に見慣れないイソギンチャクがいることに気が付きました。

どうやら9月かそれ以前の熊野灘沖合底引き網で採集していたようです。全く気付いていませんでした。

これは、やや珍しいカワリギンチャクの仲間。

さっそくへんな生きもの研究所の展示水槽へ移動させました。

この仲間の口は蛍光色(黄色)のものが多いようですが、この個体はオレンジ。

唇みたいでなかなかキュートです(笑)

カワリギンチャクの仲間は筋肉が発達していないので、触感はフニャフニャ。

ですが、結構自発的に立ったり、横になったり、クネクネ動く印象がありますね。

カワリギンチャクの仲間は種名がはっきりしないものが多いようで、これも今のところ不明種です。飼育・観察を続けて生きているうちに種類が判明すれば良いのですが…

今回のコはこれまでのカワリギンチャクに比べて小型で、体色もくすんだ感じですね。

触手は半分ほどが蛍光グリーン。

この仲間の足盤はあまり発達していないので簡単に基質からはがせます。

最後に、こちらは以前飼育していた(今回の個体とはおそらく別種の)カワリギンチャクの仲間。

研究者さんに調べてもらっています。

【飼育研究部 森滝丈也】

タツノオトシゴの餌はろ過槽で採集

2017年12月 8日(金曜日) 筆者 もりたき

先日の火曜日に誕生したタツノオトシゴ(おそらくハナタツ)の赤ちゃん(黒いプラスチックの太さは1.5mmほど)

体のサイズが小さいので、餌の確保が難しい。

どうしたものか…(タツノオトシゴは生きた餌を食べます)

ひとまず、すぐ近くのシーグラス水槽のろ過槽にコペポーダ(小型甲殻類)が湧いていることを思い出して、採集。

ここがろ過槽。

これが採集したコペポーダ。体長は1mm弱。

育成ケースに投入すると、タツベビーはしっかり反応して、食べていましたよ。

まずは一安心(笑)

ところで、ハナタツベビーの頭頂部…

皮弁が寝ぐせみたいでみたいでカワイイことに気がつきました(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

三つ子の魂百まで、かな?

2017年12月 8日(金曜日) 筆者 はせがわ

私は獣医で、バイカルアザラシとコツメカワウソの飼育も担当しています。鳥羽水族館では1人のスタッフが1日に両方の世話をするのではなく、今日私がコツメカワウソの担当ならバイカルアザラシは他の人、というふうになっています。バイカルアザラシはあままさんが担当の日が多く、アザラシの普段の体調などについては私は彼女から聞きます。メスのマカロニ(写真上)はあままさんからもらうエサをたまに残します。それで私があげるとよく食べたりします。

あままさんはおもしろくなさそうなのですが、マカロニが来た時からずっと私はエサをあげているので、それで食べてくれるような気がします。一方以前アシカを担当していたあままさんは、やんちゃで新人トレーナーを困らせることが多い約200キロのオスのカリフォルニアアシカのリック(写真下)に対して、担当をはずれた後に助っ人で何の苦もなくトレーニングしていたことがあります。リックが幼い時からエサをあげていたせいなのかな、と思います。こういうのを三つ子の魂百まで、と言うのでしょうか。長谷川

ボールパイソンの新入り、「バンブルビー」登場!!

2017年12月 8日(金曜日) 筆者 ゆぅ

みなさんは「ナンシー」を知っていますか?11時45分から「奇跡の森」で毎日行われているふれあいイベント、これに登場する大人気のヘビの名前です。彼女はボールパイソンという種類で、ニシキヘビの仲間に属します。ニシキヘビの仲間は基本的に大型になりやすく、このボールパイソンも最大で2mに達します。

さてつい先日、そんなナンシーに仲間が加わりました。同じボールパイソンですがちょっと品種が違い、通称「バンブルビー」と呼ばれています。ナンシーに比べ、体が白っぽいですね。

ナンシーと比較すればこの通り、一目瞭然です。体も一回りほど細いですね。


さてこの子もいずれはふれあいで活躍してもらおうかと思っていますが、なんせ新入り中の新入り。まだ全然人に慣れていません。これでは触るどころか顔すら見えない…なんてことも。とりあえず今後の目標としては、ゆっくりと環境や人に慣れていってもらおうと思います。お披露目までしばしお待ち下さい。

あ、ちなみにこの子は「バンブルビー」という品種のため、名前を「ビー」にしました。よろしくお願いしますね。

 

【飼育研究部 ゆぅ】

 

体重測定です

2017年12月 7日(木曜日) 筆者 あまま

皆さんは体重測定は頻繁にされますか?あままは、毎日測ったら自然に痩せると聞き測ってみましたが、何故か毎日少しずつ増えている!このままでは、10日もたったら2㎏増!という恐ろしいことになる気がしたので気になった時だけ測るようにしました。お陰様で、ほぼキープです。

さてバイカルアザラシはと言うと月1~2回体重測定をします。ここで、問題です。バイカルアザラシは本当にぽっちゃりなのか?体重を測ればすぐ分かる。大人のバイカルアザラシの体重は60~90㎏です。アザラシは季節によって体重の変動が激しい動物です。冬は蓄え春になると発情や毛替わり等で体重が落ちていきます。

この子はナターシャです。うっすらですが、68.00㎏と読みとれます。思ったより軽いのでは?実は鳥羽水族館のバイカルの大人の平均体重、11月は65㎏なんです。声を大にして言いたい!鳥羽のバイカルはスリム?!寒い季節です。まだまだ食べて大丈夫なバイカル達を羨ましいと思いつつ忘年会シーズン突入で暴飲暴食を控えようと思うあままでした。【飼育研究部 あまま】

ピカピカの?1年目。

2017年12月 6日(水曜日) 筆者 いそぴー

 

こんにちは!久々の飼育日記いそぴーです。

実は、先月から約4年間いたアシカチームから海水魚類チームに異動になり現在、魚の勉強1年目なんです!

さて、今日はまだ皆さんにお伝えできる程、魚類の知識がないので魚類チームに入って1ヶ月の奮闘?話でもしようかなと思います!

まず入ってすぐに覚えなくてはいけないのは、もちろん魚たちについてもなんですが重要なのは

「生きものを飼育している水槽の仕組みをしっかり頭にたたき込む!!」です。鳥羽水族館の水槽の裏側を覗くと、まぁ迷路ですわ。笑

こんな機械がたくさん並んでいたり…

こっちにも機械…はぁ、分けわからん。と最初は毎日思ってました。笑

まあ、どれもこれも水槽と繋がっている大事な機械たちでして(ざっくりですいません。笑)

私の頭は日々フル回転させてどうにかこの機械たちの仕組みを脳に叩き込もうとしております!

他にも水槽の位置も複雑&狭い所が多く、こんなに体を小さくして作業をしたりもするのです。

もちろん、最初はよく頭をぶつけました。笑

ちなみに、この水槽はどこかというとEコーナーのタカアシガニ水槽の上部。黄色で囲ってある部分です!

入って約1ヶ月まだまだ覚える事が山積みですが次回は皆さんに魚の紹介が出来るまでに頑張りたいと思います。

最後は、癒しのひとときをくれるコンゴウフグを載せます。少しピントがずれていますが…あーかわい。

飼育研究部 いそぴー

メナガグソクムシ、順調です!

2017年12月 6日(水曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所で飼育中のメナガグソクムシを久しぶりに掘り出してみました(笑)

グソクムシ科のメナガグソクムシは半寄生性で、魚の体表に取り付いて体液を吸い、満腹になれば魚体から離れて海底に落ちて消化を待つという習性を持ちます(ちなみにオオグソクムシはスナホリムシ科になるので別のグループ)

どうやらお腹がいっぱいになると砂の中に潜るようで、普段は水槽の底砂の中に隠れているのでまるっきり見ることができません。

そこで、時々掘り返して生存確認をしてみることにしています。

現在飼育中のこの個体は今まで入館した中で一番調子が良くて、5月の採集からもう7ヶ月経過しました。

隠れているんじゃ、全く「展示」になりませんが、それが調子が良い理由かもしれません。

お腹いっぱいの今は餌を与えていませんが、いつの日か食べてるようになったら、餌は…?

アカムツ(魚)やサメの体液を吸うとの情報もあります。

そういった行動も水槽内で再現できれば良いですね。

ちなみに同居のオオグソクムシは餌(キビナゴ)を食べています。

【飼育研究部 森滝丈也】

タツノオトシゴ(の仲間)の子どもが生まれました

2017年12月 5日(火曜日) 筆者 もりたき

今朝、へんな生きもの研究所のアマモ水槽でタツノオトシゴの仲間(ハナタツ?)の異変に気がつきました。

育児嚢の口が大きく開いています。

…これは出産が近い!

ご存じのように、タツノオトシゴの仲間はオスが育児嚢で卵を育てます。

育児嚢で孵化した子ども(稚魚)はお父さんのお腹から出てくるわけです(孵出)

画像ではあまり動いていないように見えますが、実際はお腹の中から子どもを出そうと体をよじるようにモゾモゾと動き回っています。

そうこうしているうちに育児嚢の口はどんどん大きく開いてきます。

これはすぐに産まれそう!早く隔離用のケースを用意しなければ…!と慌ててスタンバイ。

父さんタツをプラスチック製の飼育ケースに異動させると、すぐに4匹が出てきました。

その後も父さんタツはしばらく体をよじって、最終的に10匹を出産(残念ながら、バタバタしていて孵出瞬間の画像は撮れませんでした… )

魚としては子どものサイズは大きいですね。

今後、順調に成長してくれることを願うばかりです。

【飼育研究部 森滝丈也】