透けてます。

2018年5月 13日(日曜日) 筆者 やまおか

みなさん、サメの卵はご存知でしょうか?

こちらはナヌカザメというサメの卵です。

光を当てて透かすと、サメの胎児とつながっている外卵黄のうと呼ばれる袋が金貨のように見えることから、「人魚の財布」と呼ばれています。

端についている糸状のものを海藻などに絡ませて、卵を固定しているのですが、その糸が紐に見えて、形もなんとなく巾着袋のようにも見えますよね!

そんな人魚の財布ですが、鳥羽水族館ではスケスケにしてしまってます。

人魚さんのプライバシーが・・・笑

 

はい、ということで胎児の成長具合が見やすくて、日々大きくなっていくのがわかります。特に左側、発生から日が浅いほうの大きくなるスピードがとても早い感じがします。

大体1年で産まれるといわれているので、これからの成長が楽しみです。

ちなみに、右側は卵黄がほとんど残ってなくてもうすぐ産まれそうです。

たまたま産まれるタイミングで出会えるラッキーな方がいらっしゃるかもしれませんね!!

【飼育研究部 やまおか】

ペリカンたちのお食事タイム。

2018年5月 13日(日曜日) 筆者 しんたに

暑さと日焼けの気になる季節になってまいりました。

この前ペリカンの紹介が飼育日記であったのでそれに便乗して・・・

今日はペリカンの食事風景をのぞいてみましょう。(飼育員目線)

ペリカンたちのお食事タイムは一日に一回。だいたい15時くらいにあげていることが多いです。

ペリカンたちは時間になるとそわそわしだします。そしてバケツをもって近づくと一斉にかけよってきます。

鳥羽水族館には3種類のペリカン、4羽が生活していますがそれぞれ個性が有り、餌のときもおもしろいんです。

コシグロペリカンのクロちゃん。全身で喜びを表現しいち早く餌をもらおうとアピールします。後ろに控えるモモイロペリカンのズーちゃんは大人しそうに見えますが、ずっとぐわっぐわっと鳴いています。ズーちゃんは常にクロちゃんに押され気味です。

さておとなりにいるコシベニペリカン2羽。

あらこわい。コシベニペリカンたちは大変気が強いのでいつもヒヤヒヤしています。このくちばし。少しでもあたるとけっこうなキズになってしまうんです。。

さて、この子たちにどうやって無事にえさをあげているのか、また次回ご紹介します。おたのしみに!!

【飼育研究部 しんたに】

 

お誕生日おめでとう~メイちゃん

2018年5月 10日(木曜日) 筆者 あまま

5/9はラッコのメイちゃんの14才のお誕生日でした。お誕生日はもちろん、イセエビアイスケーキです。無事間に合いましたよ!

イカで作った14がイマイチでしたがなんとか、読めるかな?と、思いつつ、メイちゃんに食べてもらえたので良しということにしました。

途中、ロイズ君が自分の分を放り出し、メイちゃんのを横取りしてしまいヒヤヒヤしましたが、なんとかイセエビをメイちゃんに食べてもらうことができました。実はメイちゃん用と、ロイズ君用ではメイちゃんにイセエビを食べてもらえるように、一工夫、少し違います。食いしん坊のロイズ君には、食べるのに時間がかかるように、イセエビを氷に多めに埋めてあるんです。最近それに気付いたようで・・・。自分のを食べずにメイちゃんのを横取りするロイズ君。ちゃっかり者ですね!

なんとか、今年のお誕生日も無事終了です。元気いっぱい、もっと、もっと仲良くなってね!

【飼育研究部 あまま】

サンゴイソギンチャクの幼生のようです

2018年5月 9日(水曜日) 筆者 もりたき

前回お伝えしたイソギンチャクの幼生のその後です。

4月4日の夜、コーラルリーフダイビングゾーンの水槽で大量産卵があったものの、親が特定できないまま1ヶ月が経過…

現在、1匹の幼生が生き残っています。

この水槽で飼育しているのはサンゴイソギンチャクとセンジュイソギンチャクの2種。

サンゴイソギンチャクの繁殖様式は無性生殖(分裂)だし、有性生殖するセンジュイソギンチャクは1個体しかいません。果たしてどちらが…?

 

ところで、サンゴイソギンチャクに近縁なオオサンゴイソギンチャクは有性生殖(産卵)で繁殖する事が知られています(1997年に須磨海浜水族園で産卵事例あり)

あらためて論文を確認すると、幼生の姿がそっくり!

どうやら今回はサンゴイソギンチャクの産卵だと考えるのが妥当ですね。

もしかしたら、サンゴイソギンチャクは環境の変化等(例えば個体密度が高い場合だとか)で有性生殖にシフトチェンジする可能性があるのかも?(妄想)

 

また、オオサンゴイソギンチャクの幼生は遊泳期間が3日以内、着底から5日で触手が形成されるそうですが、今回の幼生は1ヶ月経過してもまだ変態しておらず、触手もできていません。

サンゴイソギンチャクの群落は同じ遺伝子を持つクローンで構成されているはずなので、より遠くへ拡散させるために遊泳期間(幼生期間)が長くなったとか?(これも妄想)

口側から見た姿。

【飼育研究部 森滝丈也】

トレーニングのススメ!その⑩

2018年5月 7日(月曜日) 筆者 ともちゃん

GWも終わりましたね。

トレーニングのススメ!も10回目。

 

いきなりですが、皆さんはトレーニングについてどう感じているでしょうか!?

一昔前の水族館で行われていたショーは、言葉が悪いかもしれませんが「調教」や「しつけ」という言葉が使われてきました。「トレーナー」ではなく「調教師」といった感じ。

 

確かに、動物達に何かを教えるのは人間であり、トレーナーかもしれません。ですが、トレーナーも教える過程で「イルカはこんなに高くジャンプできるんや!」「セイウチって言葉を理解してるんかな?」と、たくさん学ぶ機会をもらっています。あくまで動物たちとは平等な関係が良いんじゃないかと思っています。

お互いの気持ちや思いを伝え合わないとトレーニングは成立しません。動物たちにやってもらう気持ちを常に持つことで小さな変化を読み取れるようになる気がします。

人間がリードするのも大切ですが、「こんな時、この子ならどうしたいかな?」と動物の気持ちになってみるだけでモヤモヤが少し晴れるような感覚をボクは持っています。

 

 

動物達は毎日少しずつ変わっていきます。

「正解はあるけど、終わりはない。」

先輩が言ってくれた言葉が今になって分かる気がします。

 

つづく

 

【飼育研究部 ともちゃん】

食いしん坊な木町

2018年5月 6日(日曜日) 筆者 なつい

皆さんこんにちは!

GWも終わり…あっという間に暑い夏がきてしまいます。時間が経つの早いですよね。

動物達の気持ちよさそうな寝顔を見ていると時間も忘れてしまうくらい癒やされます!!

 

これは水の回廊のアザラシプールにいる「木町(こまち)」です。木町はゴマフアザラシのもみじとハイイロアザラシのマロンと暮らしています。
とっても食いしん坊な女の子で、魚が入っているバケツもお腹の上に置くとしっかり持って離しません(笑)

エサを水槽に運んでいるときに熱い視線を感じるなと思っていたら、扉のすきまからこっちを見ていました。

準備している部屋まで入ってこようと扉を鼻で押してくるので、水槽の中に入る時いつも木町と飼育員は扉の押し合いをしているんです。写真を撮っていたことに気付いたのかこの時は部屋の中を覗いてカメラ目線でした(笑)

 

今は一年に一度の毛換わりの時期なので上陸して寝ていることが多いです。

寝る体勢になると目を閉じて舌をぺろぺろしているんですが、奇跡の1枚がとれました!目を閉じていた方が可愛いので、ぜひ木町に会いに来て下さい。

【飼育研究部 なつい】

お誕生日おめでとう~ロイズ君!

2018年5月 5日(土曜日) 筆者 あまま

5/4はラッコのロイズ君の誕生日でした。ゴールデンウィーク中とあって、沢山のお客様に見守られて無事13歳を迎えることができました。

もちろん、お誕生日プレゼントも用意しました。ロイズ君の大好きなオマールエビを中心にサケ・カジキ・イカの切り身でお花を作り、飾りつけした特製お誕生日アイスケーキです。

皆様と一緒に、ロイズ君にハッピーバースディの歌を歌って頂き、盛り上がったお誕生日でした。

ロイズ君だけだとメイちゃんが可哀想なので、メイちゃんにも少し飾りの少ないアイスケーキをあげました。

ロイズ君のお誕生日だったのですが、途中何故か?メイちゃんが2個アイスケーキを持ってることも?!

いつものロイズ君なら我れ先に横取りするのですが・・・。その後、ロイズ君は横取りすることなく、自分の分のオマールエビをメイちゃんがアイスケーキを手放してから食べていました。

1つ歳をとって大人になったロイズ君。もっともっとメイちゃんと仲良くなれますように。これからも、元気いっぱいよろしくね!

追伸 メイちゃんのお誕生日は5/9です。只今メイちゃん用アイスケーキ製作中!お楽しみに~

【飼育研究部 あまま】

 

奇跡の1枚。

2018年5月 4日(金曜日) 筆者 いとう

みなさんこんにちは!

 

今年の2月頃に”カメレオンの舌”について書いた飼育日記のことを覚えていてくれている方はいらっしゃるでしょうか??

その時にカメレオンが餌を捕まえている写真を載せたのですが、それがあまりにもイマイチ過ぎて、、(泣)

それを見た広報の方が「いとうさん、カメレオンの写真撮りたいなぁ!ちょっとチャレンジしてみよか!」と声をかけてくださり!先日、ナイスなショットを収めることに成功したのです!!

それがこちら!

いかがでしょうか!!

舌がバネのように伸び縮みするという仕組みもよく分かる一枚!!

中には、なんか気持ち悪い、、、という声も聞こえてきそうですが、、(汗)

カメレオンはものすごい早さで舌を伸ばして餌を捕まえるため、キレイな写真を撮るのが難しいのです。なので担当者としては、今回このような写真が撮れたことにただただ感激でした!

 

私のこの感動、分かって下さる方、、いるのかなぁ、、、?

 

【飼育研究部 いとう】

気になるわー

2018年5月 4日(金曜日) 筆者 わかばやし

私が担当するスナメリとイロワケイルカは、春から夏が繁殖期です。この時期、イルカたちの行動にも少しずつ変化が見られるようになり、私たちは繁殖に向け、個体の入れ替えなどを行います。4月3日には、スナメリのオス「ゴウ」をメスの「勇気」「チョボ」「輪(りん)」をいっしょにしましたし、4月16日には、イロワケイルカの雄「カイ」をメスの「ララ」「ステラ」と同居させました。イロワケイルカのオスとメスは、ギザギザした胸ビレで擦りあったりして、仲がいい様子です(写真)。また、スナメリのオスとメスは、背中に並んだ小さなイボイボを擦りあっていい感じです(写真)。 

現在、国内で飼育されるイロワケイルカは3園館に9頭、スナメリは6園館に22頭のみです。野生からの導入や保護個体の収容は難しく、現在飼育している個体を1頭でも増やすことが重要です。さあ、繁殖行動がうまく行って、1年後にイルカたちの出産はあるのでしょうか? 担当スタッフは、イルカたちの行動が気になってしかたがないのです・・・

【飼育研究部 わかばやし】

コブシメのこどもたちを交代しました

2018年5月 3日(木曜日) 筆者 つぼんぬ

2月に展示を始めたコブシメの赤ちゃんですが、前回の日記でも紹介したように餌の量も増え、どんどん大きくなりました。

まだまだこどものサイズですが、今の展示水槽では狭くなってきたのかスミを吐くようになってきたので、小さいサイズの赤ちゃんに交代してもらいました。

しかし、4月に交換した交代要員も、やはり成長が早いのですでに大きくなってきています・・。

困ったなあと思いつつも、今は落ち着いている感じなので、しばらくこのまま展示できそうです。同じ大きさでも気が荒いというか、個体差があるように感じます。

表舞台から去ったコブシメのこどもたちもバックヤードで元気に大きくなっています。現在全長10㎝を超えたくらいでしょうか。

水槽が大きくなったためか、スミを吐くこともなく、落ち着きを取り戻したようです。

バックヤードの様子です。右側に見えているのが先月まで展示していた個体、左の青いカゴは約1ヶ月遅れで生まれたこどもたちです。

コブシメは本当に成長が早いので今のうちにかわいい姿を見に来てあげてくださいね。

【飼育研究部 つぼんぬ】