トレーニングのススメ!その⑥

2018年2月 18日(日曜日) 筆者 ともちゃん

 

こんにちは、ともちゃんです。

 

動物とは会話できないが、意思疎通をすることはできます。ただ、「倒立をして」と言ってもアシカは倒立してくれません、当たり前です。動物とトレーナーとの間に合図の決まりを作っていないから。

 

言葉の通じない動物達にどうやって種目を教えるのか?動物によって変わってきますし色々な方法がありますが、イルカやアシカでも使われているのが「ターゲット」と言われる道具です。

 

ターゲットという物を動物に提示して誘導したり、してほしい行動に近づけたりします。どんなものでもターゲットになります。

 

例えば下の写真、塩ビパイプに浮きをつけてテープでグルグル巻いたもの、これを使ってもトレーニングは可能です!

 

このターゲットをトレーナーの手に切り替えると「吻タッチ」と呼ばれる基本の形が出来上がり!

手を出して動物を呼んでる姿、水族館で見たことありませんか?

 

いきなり種目ができるわけではないので(できる時もある)、少しずつ誘導していき、目標としている行動に近づけばエサを与えます。動物達は考えて行動し「こうしたらエサがもらえるんだ」と学習していき、一つの種目ができあがります。

 

 

つづく

 

【飼育研究部 ともちゃん】

作りがいのある男

2018年2月 15日(木曜日) 筆者 せこ

今日はバレンタインデーということで、ラッコのロイズとメイにチョコレートの代わりに、アマエビ・スルメイカ・カジキ・サケでデコレーションした、ハートの形の氷をプレゼントしました。

ラッコの女性担当者が何日もかけて作ったハート氷(一部おじさんの手作り)を二頭とも美味しそうに食べる予定が、メイはすぐに放して、アマエビを1つずつ剥がして食べる始末(泣)。ロイズは自分の氷とメイのデコレーションも、ちゃっかり食べていました(さすが作りがいのある男)。

私:「メイの好物で作ってあるのに何が気に入らないんやろ・・・女子は難しい。なあロイズ?」

ロイズ:「それな!」

【飼育研究部 せこ】

 

起こしてごめんね

2018年2月 14日(水曜日) 筆者 あおくら

皆さんこんにちは、あおくらです。

少し久しぶりになりましたが、アカメアマガエルの子どもたちの様子をお届けします!

前回は枝豆ぶりをご紹介しましたが、最近では枝豆の大きさに収まりきらない子たちも出てきました、、!個体差があるので大きさは様々ですが、餌もよく食べ、みんな元気に成長してくれている様子を見るのが最近の楽しみです。

朝に水槽の掃除をするのですが、夜の活動時間を終えて眠っているアカメアマガエルたちをどうしても起こしてしまう時があります、、

寝てたのに、、起こさないでよ、、と言わんばかりの視線をみんなから感じます(笑)

でも昼間はほぼ寝ている様子しかお客様には見ていただけないので、起きている様子を伝えるチャンス!と私はこの時によく写真を撮らさせてもらいます。

この子は眠すぎるのか片目だけ開けてウインク状態です。隣は全く起きず熟睡中、、、。寝る子は育つ、ですね!

いつか皆さんに夜の活発なアカメアマガエルを見ていただけたら!それまで起きている瞬間を見つけたら写真をたくさん撮ってお伝えしていこうと思います。

【飼育研究部 あおくら】

チョコよりコンペイトウ派

2018年2月 13日(火曜日) 筆者 やまおか

世間はバレンタイン。チョコで盛り上がっていますね。

ですが、僕はチョコよりもコンペイトウに夢中です。

はい、お菓子じゃなくお魚のコンペイトウです。

身体にとげとげがついていて、まさに見た目からしてコンペイトウ。

胸鰭が吸盤状になっていて石や貝などに張り付いている姿がなんともキュート。

 

隣には同じ仲間のフウセンウオ。

この子たちは常に床面に張り付いているのですが、

コンペイトウたちは壁面に張り付いている姿が良く見られます。

壁に張り付くのはちょっと大変そうなのにあえて自ら張り付きに行くストイックさ、痺れます。

こんな少しおとぼけた顔をしているのに・・・(笑)

まだまだ成長段階の小さいコンペイトウたち、成長が楽しみです。

〔飼育研究部 やまおか〕

縁の下の力持ち

2018年2月 12日(月曜日) 筆者 ろん

可愛いアシカが、色々な技を見せてくれるアシカショー。

そんなアシカショーを盛り上げるのに意外と重要なのが、BGMやアナウンス。

それを操作するのがこちら、放送室!

細かいセッティングはもちろんプロにやってもらいますが、その日の微調節は私たちの仕事です。

トレーナーの声質、お客さんの入り具合、お天気等々で変わる音の大きさなど、自分たちの耳で調整します。

そして、一つのショーの内でも、種目によってBGMが変わったり、効果音やマイクの入り切り・・・

ご覧のように操作する所がいっぱいあるので、慣れない内は混乱します。

間違えると種目に合わない曲が流れてしまったり、音が鳴らなかったりして焦ります(笑)

いつもと違う曲が流れてきて、お客様よりもトレーナーがギョッとする、なんて事も(^^;)

今度ショーをご覧になるときは、耳も澄まして見て下さいね♪

【飼育研究部 ろん】

寂しいお知らせ

2018年2月 11日(日曜日) 筆者 りゅー

少し前になりますが、1月31日にカワウソの「ウメ」が死亡しました。14歳でした。

以前からウメは糖尿病のため、獣医さんに毎日インシュリンを注射してもらって血糖値をコントロールしていました。

最近では、麻酔をしなくてもケージからしっぽを出して採血が出来るようになり、とても賢いカワウソでした。

しかし、薬の効きが悪くなって体調が悪化し、1月31日のお昼に亡くなりました。

 

入社した当初「ウメ」は何人か噛んでいるから気をつけろと言われていた子でした。

小さい頃から育てていたI次長にはとっても慣れていましたが、それ以外の人にはあまり懐かず、初めはいつもビクビクしながら給餌したことを覚えています。

給餌中に威嚇されたときは、こんなに小さな動物なのに、「やられる・・・」と後ずさりしたことも。別の時にはカワウソの噛む力の強さを教えてくれたのもウメでした。(本気噛みじゃないんですけどね。苦笑)カワウソは可愛いだけじゃないんです。

あとウメとの思い出は、深いプールを怖がって泳がなかったウメが泳いでくれたこがとっても嬉しかったですね。

思い出すと寂しいですね。

悲しい日記で、すみません。

ゆっくり休んでね、ありがとう。

 

飼育研究部 村上龍

ダイオウグソクムシの便がありました

2018年2月 10日(土曜日) 筆者 もりたき

みんな大好きダイオウグソクムシ!

これは2013年7月に入館した№12。現在飼育中の7匹の中では最古参になります。

代謝の遅いダイオウグソクムシは、水槽内では餌を食べるペースもそうですが、排便のペースも遅いようです(野生ではどの程度か不明)

水槽内で便を確認したのはこれまでに5回だけ(排便個体を特定できたのは1回のみ)。少なくとも入館してから数ヶ月経過してからの排便確認なので、かなり代謝が遅いことは確かです。

調べてみると、未消化物はどれも水族館で与えた餌ではなく、海で食べたと思われるものばかりでした。

便の未消化物は魚の骨や、ウロコ、カイメン?、紙、他の等脚類など…

2014年に回収した便の中身(未消化物)はこんな感じでした。

どれも野外で食べた餌由来ですが、水族館で与える餌は魚肉なので完全に消化して液状になって排泄されるため目に触れにくいだけかもしれません。

そんなダイオウグソクムシの便。昨日も久しぶりに見かけました。砂の上の褐色のものがそれ。

中身を確認すると、魚肉とウロコでした。今回は初めて見るタイプのウロコでした(魚種は不明)

1番近々に入館したのは2016年10月搬入した№27と№28なので、仮にこの個体の便だとしても少なくとも1年4ヶ月もお腹の中にあったことになります。

【飼育研究部 森滝丈也】

カメレオンの秘密その③

2018年2月 10日(土曜日) 筆者 いとう

いよいよカメレオンの秘密シリーズ最終回!今日は「舌」についてです。

カメレオンが長い舌を伸ばしてエサを捕まえる、というのはご存じの方も多いのではないかと思います。またその様子をテレビなどで見たことがある、と言う人もいるのではないでしょうか。

 

ではここで問題です!

カメレオンの舌はどれくらいの長さがあるでしょうか??

 

正解は、、、なんと体長の二倍ほどの長さがあると言われています!

これを人間に置き換えて想像してみると、、、いかにカメレオンの舌が長いのかが分かっていただけるのではないでしょうか。

普段はこれがアコーディオンのようにキュッと縮めた状態で収納されて、餌を捕まえる瞬間にバネのように一気に伸びる、という仕組みです。

 

ちなみにこれが餌を捕まえる直前の様子です。

え、全然舌が伸びてないって、、、?

申し訳ありません、、、。なかなか舌を伸ばした写真を撮るのが難しくて、、、。

これが唯一の食事風景をおさめた写真なのです、、汗)

いつかバシッとかっこいい写真が撮れるように、カメラの腕を磨いていこうと思います。。。!

 

【飼育研究部 いとう】

 

 

 

 

深海ヒラムシが産卵しています

2018年2月 9日(金曜日) 筆者 もりたき

先月熊野灘の水深300mで採集した、沈木の表面に付着していたヒラムシの仲間。体長6mmほど。ヒラムシの仲間はプラナリア(淡水産)が有名ですね。

どことなく春っぽい色彩で結構美しい姿ですが、今のところ種名は不明です。

小さな目(眼点)がカワイイですね(矢印)

このヒラムシはいつも沈木から採集されますが、水槽の中に入れると、ガラスの表面を這い回り、そこで産卵することがあります。

今回は1匹だけかと思っていたら、3匹いたようです。

水槽のガラス面に3匹が集まって産卵していました。

画像以外の場所にもたくさん産卵しています。ヒラムシの仲間は卵をしばらく保護する習性を持つ種類がいるようですが、このヒラムシは産みっぱなしのようにも見えます。

産卵時に集合して、また離ればなれになるようです。

…見ていると、なんだか、ホットケーキが食べたくなりました(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

1年ぶりのユミヘリゴカクヒトデのシダムシ!

2018年2月 8日(木曜日) 筆者 もりたき

展示生物の採集はもちろんですが、今年も研究者の方々といくつかの共同研究が進行中なので、今シーズンも定期的に熊野灘の沖合底引き網漁船に乗せていただいて生物採集に出かけています。

目的のひとつはシダムシ探し。シダムシはヒトデの体内に寄生する甲殻類です。採集したヒトデが死ぬと中身をチェックするようにしています。

2015年の調査では寄生率が30%を超えていたのですが、昨シーズン見つかったのは1匹だけ。ユミヘリゴカクヒトデ自体、あまり数多く採集できないので、寄生率が高くてもなかなか難しいようです…

今シーズン確認したヒトデは3匹ですが、まだ見つかっていません。

それが、 本日、死亡したユミヘリゴカクヒトデを調べていると…

おぉ!いましたよ。見てください!シダムシの体の一部がのぞいています!

赤い部分がシダムシ。

ヒトデの背面を切り取ってグレーの消化器官(幽門盲嚢)を取り除きます。

すると…おぉ!

今回は2匹が寄生していました!

ちなみにシダムシはこんな姿をしています(2015年採集個体)

寄生されたヒトデはすぐに弱るわけではないようですが、生殖腺の発達は抑制されます。それにしても体の中にこれだけのシダムシを抱えて生きていくのは大変だと思います。

という訳で、今シーズン初、1年ぶりのユミヘリゴカクヒトデのシダムシの遭遇となりました。これで通算、15、16匹目になります。

【飼育研究部 森滝丈也】