ダイオウグソクムシ13号の近況

2016年8月 23日(火曜日) 筆者 もりたき

前回の書き込みから5日間シェルターに引きこもっていたダイオウグソクムシ13号。

今朝見ると、久しぶりに移動…というか14号に寝床を奪われてしまった感じですかね(笑)

…おぉ、体の前半部は、さらに白くなってきている。

最初の記録から13日間でこの変化。

さて脱皮はいつになるのか?

10月ごろかなぁ…

【飼育研究部 森滝丈也】

 

クマムシ、上から見るか横から見るか?

2016年8月 20日(土曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所でクマムシ(ヨコヅナクマムシ)を展示しています。

前回のブログで紹介したように、当初はちゃんと寒天培地を用意して餌を与えてクマムシを飼育していたのですが、思いの外 手間がかかるため、今は水族館での飼育はあきらめてクマムシ博士から必要になればその都度乾燥クマムシを郵送してもらっています。

乾燥クマムシは水で戻すと、すぐに活発に動きまわり、1週間はそのまま観察できます(最終的には死んでしまいますが)

 

ところが。

今回のクマムシ達は元気なようで、小さなシャーレの中でどんどん産卵し、卵からは幼体がどんどん孵化してくるじゃないですか!

クマムシの子どもたちは元気にシャーレの中でモゾモゾと這い回ります。

餌もないのに…

 

こんな小さなシャーレの中に広がるクマムシワールド…萌える。

しかし、クマムシと言えども、餌を与えなければそのまま死んでしまいます…

健気に動き回るクマムシ達を見ていると、きちんと餌を与えて飼育しなければという感情がムクムクと…(飼育員の性でしょうね)

 

そこで、さっそく寒天培地を作り、そこにクマムシファミリー(?)を引っ越しさせました。

餌となるクロレラを注文し、与えると…喜んで食べているように見えます。

ところで。

クロレラの中を突き進む姿はなかなか面白いのですが、寒天培地でクマムシを飼育すると、それに爪を引っかけて元気に這い回ることになります。

これだと顕微鏡でのぞいてもクマムシの背中側しか見えないということに…

もちろんこれが本来の姿(動き)

ですが、こうなるとクマムシはイモムシかクロワッサンにしか見えません(笑)

水だけが入ったシャーレの中でモゾモゾもがく姿こそ萌えポイントだと思っているので、展示方法にはもう一工夫必要かもしれません。

【飼育研究部 森滝丈也】

うがいの効果

2016年8月 19日(金曜日) 筆者 もりたき

好評開催中の夏休み特別イベント「魚魚リンピック(ととりんぴっく)」も残り2週間となりました。

室内競技場のメイン水槽ではリオのカーニバル風にミノカサゴを展示していますが…

先日のブログでその中の一匹の口にコペポーダが寄生している、と紹介しました。

コペポーダが気になるのか、エアレーションに大口を開けてうがいのような行動が時々観察されました。

これぐらいの寄生なら魚体にさほど大きな影響はないかと思っていましたが、担当が「3匹のうち1匹だけが餌を食べないんやけど…。寄生されているコじゃないかなぁ」と。

それじゃ、取り除いた方が良いだろうと、昨日処置を試みました。

 

毒針に刺されないように厚手のゴム手袋を装着して準備万端。

餌を食べていない個体を捕まえて、容器に寝かせて濡れタオルで保定。

そして、口の中を検査してみましたが…あれ?いない。

コペポーダが採集できたらブログのネタにしようと思っていたのに残念です。

 

餌を食べない個体と寄生された個体は別じゃないの?と残りの2匹の口の中も調べていましたが、いずれにもコペポーダは寄生していませんでした。

どうやら、餌を食べない理由は他にありそうです。

 

まぁ、とりあえず口の中の寄生虫の除去にエアーうがいは効果ありかも…の結果でしたが、コペポーダが採集できなかったのは残念です。

【飼育研究部 森滝丈也】

13号は引きこもりました…

2016年8月 18日(木曜日) 筆者 もりたき

みなさんお察しの通り、【けーすけ】氏の動画は13号でした。

13号は、お盆の間、夕方になると動きだし、翌日の朝には元の岩陰に戻るといった不思議な行動を見せていました。

 

先ほど【けーすけ】氏に確認しましたが、あの動画を撮影したのは15日の夕方16時前だそう。

ちょうどその2時間後に私も撮影していましたが、こんな感じでした。

けっこう活発に動き回っていましたよ。

そして、また朝になれば、また元の岩陰に戻るのかと思っていましたが…

 

休み明けの本日、確認すると、いつもの場所にいたのは23号。あれ?

13号は左のシェルターに隠れてしまっています。

そう言えば…3日前。

23号は確かにあの場所を狙っていましたね(笑)

さてさて。

13号はしばらく引っ込んだままになるのでしょうか…

次にその顔を見せたとき、どれだけ白くなっているのか期待半分、不安半分です。

【飼育研究部 森滝丈也】

サンゴが調子良い

2016年8月 17日(水曜日) 筆者 もりたき

毎日見ているはずなのに、あれ?こんなにきれいだったかな?と思うことがあります。

ふとした瞬間、気が付いた色気にドキドキしてしまうような(何の話だ…笑)

最近、サンゴ水槽のサンゴにそんな気持ちになりました。

特に大きく手を加えたわけでもないのに、確かに状態良くなっている…?

とくにこのスギノキミドリイシで顕著。

目に見えてグングン成長しています。

先月、4台ある水槽の起流ポンプを開放掃除して水の流れが改善したので、それがサンゴの成長に好影響を与えたのではないかと推測しています(1,2年に一度メンテナンスしています)

元々、スギノキミドリイシは外海に面した潮通しの良い環境を好むサンゴなので、強めの水流が適しているのでしょうね。

水面がかなり波立っていることに注目!

ドリーも波に乗っています(笑)

 

この水槽は2003年11月に完成したので、もう12年以上が経過しました。

当初からずっと担当していますが、この水槽は自分の娘が生まれた年に完成したので、共に色々と成長(変遷)したなぁ…などと感慨も(私事で恐縮ですが)

このスギノキミドリイシも当時からのメンバーです。

【飼育研究部 森滝丈也】

アラウロコクモヒトデの寄生生物 再び

2016年8月 16日(火曜日) 筆者 もりたき

先月紹介した、熊野灘水深300mで採集したアラウロコクモヒトデに内部寄生していた謎生物。

著名な研究者から「写真を見る限りコペポーダの仲間のようです。まだ知られていない種類であるのは間違いでしょう」といったニュアンスの返事を頂きまして、俄然2匹目のドジョウを狙う気になってきました(笑)

来月から再開する沖合底引き網の標的の一つに掲げます。

 

そんな中、以前にも何匹かまとめてアラウロコクモヒトデを採集していたはず…ふと思い出しました。

前回の個体のようにコブができたクモヒトデではなかったはずですが、体内にまだ成長していない謎生物がひそんでいる可能性もあるはず?

 

そこで、さっそく今朝、へんな生きもの研究所の見回りついでに探してみると…

無造作に保管してあったアラウロコクモヒトデの標本が5個体 見つかりました(2013年2月3日採集)

 

はやる気持ちを抑えつつ、潜水掃除の前にひとつだけ解剖してみようと、顕微鏡をのぞきながら解剖を始めると…

おぉ!いきなりのビンゴ!

謎生物らしきものが現れたじゃないですかっ(矢印)

この写真を見ても何が何だかわからないでしょうが、一目見ただけで確信が持てました。

間違いねぇあいつだ…

取り出してみると確かにそう。体長2mmほどです。

クモヒトデの組織が取り除きれなかったのですが、ひとまず記録写真をば…

自分の引きの強さに驚きです(笑)

 

そして、午後に作業の合間にあらためて残りの4個体も解剖してみましたが、こちらには寄生していませんでした。

ということで寄生率はひとまず20%ですね。

この寄生率なら来シーズンも見つけることができそうです。

楽しみ楽しみ。

 

近い日に正体を明らかにできれば、と考えています。

【飼育研究部 森滝丈也】

 

アメリカカブトガニが…

2016年8月 15日(月曜日) 筆者 たかむら

今日もたくさんの方が水族館に遊びに来てくださいました。

ありがとうございます。

さて、バックヤードツアーで会うことのできる【アメリカカブトガニ】のチビ~ズ

見回りで確認したら…

【脱皮】していました!!

飼育を始めたのは…数年?前の【赤ちゃん展】の時だったと記憶しています。(当館生まれの個体ではありません)

そのころは、500円玉くらいの大きさでしたが、そこから脱皮を繰り返して、大きくなりました。

今回の脱皮した個体は、手のひらくらいのサイズになりましたよ。(上の画像で左の個体ですね)

せっかくなので、今までの殻を並べてみました。

右上が、本日の脱皮殻

複数個体の脱皮殻が混じってはいますが、徐々に大きくなっているのが分かりますね^^

しばらく置いておきますので、バックヤードツアーに参加された時には、ぜひご覧下さいませ~

 

 

お盆のダイオウ№13

2016年8月 15日(月曜日) 筆者 もりたき

先日、ダイオウグソクムシ№13(13号)に体の変色を確認し、これは脱皮が近いのでは…?とお伝えしたばかりですが。

わずか2日で、さらに変色が進んだように見えて、毎日ドキドキしてしています(笑)

…あぁ、ちょっと写真では判りにくいですね。

 

さて。

この1週間、ずっと岩陰に隠れていた13号ですが、お盆休みの大勢のお客様に刺激を受けたのか、昨日の夕方に見ると久しぶりに水槽前面に移動していました。

奥が13号(手前 左は23号、右は12号)

…おぉぉ、変色がこれまで以上にハッキリ判る。

上から見ると、この通り。

確実に第4胸節までが白変している…これは間違いないですね。

ちなみに…ダイオウグソクムシの水槽内の脱皮例としては、1996年にアメリカの動物園で3年飼育した個体が後ろ半分の脱皮をしたことが記録されています(その後死亡)

当館の5号はこれに続く脱皮例(今年の2月に脱皮)でしたが、13号もこれに続くのでしょうか。

なんとか完全脱皮に成功して欲しいものです。

 

そして、たまたまでしょうが、アメリカの例も当館の5号、13号も飼育3~4年で脱皮(の兆候)が確認されています。

興味深いです。

 

さてさて。

そんな13号ですが、本日15日はまた定位置に戻っていました。

やはりここが落ち着くのでしょうか(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

New ファッション

2016年8月 14日(日曜日) 筆者 ろむ

かなりお久しぶりになってしまいました、ろむです。

猛暑が続いていますが、みなさん夏バテしていませんか?

私は、もうバテバテです(笑)

今回は、この子達を紹介したいと思います(^_^)

1位、2位を争うほどの人気者☆ ペンギンです!

夏の暑い時、ペンギンを見て涼しくなりたいっと思っている そこのあなた!!

鳥羽水族館で暮らしているペンギン達は、このように屋外にいます。

太陽がまぶしいですね~☀

 

えぇ!? 暑いじゃん(;゜ロ゜) って思う方もいると思います。

 

大丈夫なんです!

鳥羽水族館で暮らしているペンギン達は、「フンボルトペンギン」という種類です。

南米のチリなどの暖かい地域に住んでいます。 なので、日本の暖かい環境でも暮らす事が出来ます。

ペンギン達の紹介はこのあたりにしておいて…

今回のタイトル「New ファッション」 とは、一体なんなのか??

ペンギン達は、1年に1度全身の羽根が生え換わる 換羽 をします。

ちょうど今その時期なんです! では、ペンギン達の大変身!!衝撃的ビフォーアフターを紹介しましょう☆

今回は右の翼に緑の輪っかを2本つけている「みつば」に注目

まずはこちら!! ペンギン達は換羽が始まる前この様に羽根が膨らんだようになります。

Before

 

 

 

 

 

After

なんという事でしょう… こんなにスリムになりました! そして、とても羽根がキレイ☆

男前ですね(笑)

 

ぜひ みなさん換羽が終わり、キレイな羽根に生まれ変わったペンギン達に会いに来て下さいね!!

では、みなさんまた会える日までさようなら~

おまけ

換羽途中のみつば 斬新なファッションでしょ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚魚リンピック ラッコのハイジャンプ

2016年8月 14日(日曜日) 筆者 ろん

今日も暑い中、たくさんのお客様にご来館頂いています!

ありがとうございます(*^_^*)

ひときわ涼しい極地の海のコーナーで開催中の、魚魚リンピックの種目と言えば。

ラッコのハイジャンプ!

ジャンプしている高さが分かるように、こんな目盛りが貼ってあります。

ガラスに貼り付けたイカミミに向かってラッコがジャンプするのですが

改めて、こんな高さまで飛べるんだ!と感心してしまいます(^o^)

メイとロイズはそれぞれジャンプの仕方が違います。

潜って勢いをつけるメイちゃんと、水面から伸び上がるスタイルのロイズ君。

どうしてもロイズのほうがジャンプ力は弱いのですが、精一杯感がとってもかわいいのです(>_<)

そんなロイズ君ですが、最近飛距離が伸びてきている感じがします!

ロイズ君も頑張っているので、是非応援をよろしくお願いします!!

皆さんの応援で、ロイズ君の新記録が出るかも知れませんよ~(*^_^*)

 

なお、ハイジャンプは朝と夕方に行っています。

お昼は行ってないのでご注意下さいませm(_ _)m