オオべソオウムガイが孵化しました

2020年8月 4日(火曜日) 筆者 もりたき

飼育日記で発生状況をお伝えしていたオオベソオウムガイですが、8月1日の閉館後に無事に孵化しました!

オオベソオウムガイとしては久しぶり(4年9ヶ月ぶり)の孵化になります(前回の孵化は2015年11月)。

鳥羽ではオオべソオウムガイとしては通算63番目の個体なので個体識別番号はM63です(Mはオオベソのオウムガイの学名”Nautilus macromphalusから)。今回は卵黄を全て吸収し尽くして孵化しました。おそらく、これがいちばん理想的なパターン。

この後も順調に成長することを期待しています。

8/4には初めての餌(エビ)を与えました。

しっかり食べています。ご来館いただいた際には是非ご覧下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】

毎日がスペシャル。

2020年8月 3日(月曜日) 筆者 ともちゃん

 

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

8月に入って、梅雨も明け、セイウチの赤ちゃんも生後40日を越えました!

時間限定(11時~14時)の一般公開も始まって、たくさんのお客様の目に触れる機会が増えました。

プールの水深が深くても大丈夫!泳ぎが上手になってきました。

 

この息継ぎしている瞬間の「シェー!!」って顔が大好きなともちゃん。

なんか、見たことあるなぁ…。

誰かに似てるなぁ…。

と思いながら、セイウチの昔の写真を見ていると発見!!

 

お母さんのクウちゃんそっくりや!笑

 

息継ぎした時の顔まで似てくると、親子だなぁと感じます。

人だけではなく親子の遺伝子は受け継がれるものですね。

 

 

昔の写真をもうひとつ。

ポウクウの若かりし頃。

ポウちゃん、クウちゃんが鳥羽水族館にやってきて15年が経ちました。(上:ポウ、下:クウ)

僕はたったの5年しか彼らに携わってないですが、セイウチはほんとに神秘的な動物。

ポウクウが繋げた宝物がこれからどんな成長をするのか楽しみで仕方ありません。

一日一日がたくさんの発見でいっぱい。

 

そんな経験をさせてくれたセイウチたちに感謝し、今日も行ってきます!

暑い日が続きそうです…。

皆さまもお体ご自愛ください(‘ω’)

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

 

「やまおかの推し魚」第1回キホウボウ

2020年8月 3日(月曜日) 筆者 やまおか

さて、本日の日記は「やまおかの推し魚」のコーナーです。

突如始まりましたが、このコーナーでは私やまおかが個人的に好きな魚たちのラブリーでチャーミングな見た目や生態なんかをご紹介していこうと思います!!

 

そして、記念すべき第1回は・・・・・

はい、「キホウボウ」です!!

 

もうこの美しい見た目だけで惹かれてしまいますね。

キレイな模様、ひげ、硬質のトゲトゲした鱗、胸びれ下部から伸びた4本の鰭条(きじょう)、そして何と言っても頭部の前方から突き出した2本の突起!

しかし、キホウボウのチャームポイントは見た目だけではありません!!

 

なんとこの魚、あまり泳がずに歩いて移動することが多いのです!

この4本の鰭条を足代わりにして歩くその姿はとっても愛らしいの一言。

さらに、ひげには味を認識する味蕾(みらい)が備わっているため、自然界では地面を歩いて、ひげで砂の中の餌を探し、見つけた際には頭部の2本の突起で掘り起こして食べるのです!!

なんと合理的な身体に進化を遂げた魚なのでしょうか。

 

ちなみにお腹が空いていると寄って来ます。かわいい。

 

最後にエサをくわえたキホウボウでお別れです!

第二回もお楽しみに!!

 

【飼育研究部 やまおか】

コケガエルの卵とオタマジャクシ展示

2020年8月 2日(日曜日) 筆者 tanizo-

おはようございます。tanizo-です。

以前の飼育日記にも書きましたが、5月10日にコケガエルが産卵しました。それらは2週間後にふ化して順調に育ち、先日幼蛙(ようあ)となり上陸しました。その後もそれぞれのペアで計8回の産卵があり、バックヤードでは各ステージのオタマジャクシが所狭しと飼育されています。

本日より「奇跡の森」にて7月29日に産み付けられた卵と7月6日頃にふ化したオタマジャクシの展示を始めました。卵の展示は珍しく、卵内で動く胚を見ることができます。生命誕生の神秘を感じることができるのではないでしょうか?また、オタマジャクシも日本の田んぼで見られるものとは何だか違います。

期間限定?かと思いますので、是非見に来てくださいね!

【飼育研究部 tanizo-】

ニコとうなりこのツーショット

2020年8月 2日(日曜日) 筆者 はせがわ

今年生まれたバイカルアザラシのニコを7月31日に年長の6頭のアザラシと同居させました。6頭がニコにケガをさせないかと心配でしたが、お互い妙によそよそしく1日目は何も起こりませんでした。

そして2日目の8月1日ニコは小さいプールにこもり、6頭がいる大きいプールにはほとんど出て行きませんでした。しかし夕方のエサが終わった後、ニコは大きいプールの陸地に上がったのです。そこにはこの日1日プールに入らなかったニコの母親うなりこがいました。うなりこは興味津々、ニコは恐る恐るにおいをかぎ合います。そしてしばらくすると2頭並んで寝てしまいました。

うなりこは母乳が出なくて、ニコは飼育係がミルクを与えて育てました。したがって2頭はお互いを親子だと認識していないと思います。それでも、前日ニコを同居させた時から感じていたのですが、年長の6頭には幼いアザラシにむやみに危害を加えてはいけないという雰囲気がありました。

うなりこにも幼いニコをいたわろうとする態度を感じます。それを感じてニコもうなりこの隣で寝てしまったのかもしれません。これからこの2頭の関係がどうなっていくのか、見守っていきたいと思います。  (長谷川)

やりたくなる

2020年8月 1日(土曜日) 筆者 つじ

これを見ると、

やりたくなるんですよね。

ズビしっ!

。。。zzz…

わしゃわしゃ

。。。zzz…

わしゃわしゃわしゃわしゃ!

!!!!!!!!

・・・

。。。zzzzzzz・・・

当館のアメリカビーバーはちょっとやそっとのことでは起きません。

鳥羽水族館 飼育研究部 つじ

カンムリヒトデスイクチムシ生存中

2020年8月 1日(土曜日) 筆者 もりたき

こう見えてカンムリヒトデスイクチムシはゴカイの仲間です(2015年に熊野灘の深海で採集して、2017年に新種記載されました)。

カンムリヒトデの胃の中で生活していますが、ヒトデに対して特に悪さをするわけではないので、寄生と言うよりも共生と言った方が適当かもしれません。

底曳き網でスイクチムシが採れると、水槽にいるカンムリヒトデに近づけて、スイクチムシがヒトデにどのように寄生するのか行動観察をしています。これまでに4回、ヒトデにスイクチムシを取り込ませています(2018年9月、12月、2019年3月、2020年3月)。スイクチムシはヒトデの胃から取り出すと数日の内に死んでしまいますが、胃の中では長く生存できるようです。

先日、ヒトデが周口膜を広げていたので、胃の中がよく見えました。見ると、スイクチムシは少なくとも3匹は確認できました。

ということは、少なくともスイクチムシは2年間はヒトデの胃の中で生存可能ということになりますね。消化力の強い胃の中でなぜ生存可能なのか、興味があります。

【飼育研究部 森滝丈也】

大人への階段は一段ずつ、慌てず上っていって欲しいと思う

2020年7月 31日(金曜日) 筆者 あまま

7月もいよいよ終わりですね。梅雨明けはまだでしょうか?

今日はあままから元気が出るニュースを!

ニコ君が160日齢を迎え、体重も17Kgを超えました~!

そして、何と!!!小さいプールから大人達と一緒のプールへとお引越ししました。

大人の階段をまた、一段上りました。

飼育員に見守られつつ、いよいよ、深いプールでの初泳ぎです。初めは、底まで潜るのにお尻が浮いてしまい、ぎこちなかった泳ぎですが、すぐに慣れて探検開始!

大人達の邪魔をしつつ、カメラに愛想もしての、カメラ慣れしている様子も見られました。

ですが、まだまだ、飼育員のほうが良いようです・・・。早く、大人達の仲間入りをして欲しいような、まだまだ甘えん坊でいて欲しいような。

大人達の体重は今、平均80Kgです。まだまだ、小さなニコ君をどうぞ皆さん見守ってあげてくださいね。

【飼育研究部 あまま】

ヤマトトックリウミグモが摂餌した⁉

2020年7月 30日(木曜日) 筆者 もりたき

熊野灘の深海で採集されるヤマトトックリウミグモ(クモの仲間ではありません)は、大きな「徳利」のような吻を持っていますが、これはどのように使うものなのか(なぜこんな形なのか)謎でした。

それが、今から6年前、偶然、イソギンチャクに食らいついている姿を見かけて、イソギンチャクを食べるための形では?と思い至りました。

それで、もう一度ヤマトトックリウミグモがイソギンチャクを食べる姿を観察してみようと、水槽の中に小型のイソギンチャクを入れて飼育を続けていますが、あれ以来、6年間、摂餌行動は全く確認できず…

それが、今朝、イソギンチャクに吻を差し込んでいる瞬間に遭遇しました。

本当に食べているのか検証が必要ですが、摂餌行動のように見えます。

しばらく見ていると、イソギンチャクから離れていきました。

極端に摂餌の目撃例が少ないのは、夜間など、目に溜まりにくい時間帯に摂餌しているからでしょうか?

ともかく、前回はこんなボケた写真しか撮影できなかったので(2014年5月撮影)今回の画像は貴重なデータになりそうです。

【飼育研究部 森滝丈也】

いい夢みてますか?

2020年7月 30日(木曜日) 筆者 つぼんぬ

ジメジメして蒸し暑くなり、ビーバーの水槽も気温が高くなってきました。

最高気温が35度を超える日も出てきましたが、ビーバーたちは変わらず、元気に過ごしています。

そんなある日、寝ているキイちゃんを見ると・・。

前肢がきれいに揃って、いつもより上品な寝姿(後ろ肢は・・ですが)だったので、思わず写真を撮りました。

スヤスヤととてもいい夢みてそうな寝顔です。

食いしん坊なキイちゃんなので、おそらくお腹いっぱい食べている夢ではないかと・・。

幸せそうな寝顔に癒やされた瞬間でした。

【飼育研究部 つぼんぬ】