かしこい食べ方

2017年12月 18日(月曜日) 筆者 オカピ

ジュゴン担当のオカピです。今回はセレナが考えたとっても賢い餌の食べ方についてご紹介します。

ジュゴンは草食動物なので、野生では海底にはえている海草を食べています。そのため餌を食べやすいように口が下向きについているのです。

鳥羽水族館では、数種類の海草やロメインレタスを与えており、カゴに入れて沈めたりというふうにセレナが餌を食べやすいようにしています。

 

このようにセレナは一生懸命食べていますが、餌がカゴから出てしまったり、ちぎれたりすると水面に浮いてしまいます。

そうなると、水面から何度も何度も顔を出して食べなくてはなりません。

 

こんな感じですが、これでは結構大変ですよね。

そこでセレナは思いついたようです!

 

な、なんと仰向きになって食べています。この方法だと口をもぐもぐと動かせて泳ぐだけでいいのです!

これでセレナは一本も残さず食べることができるというわけです。

女の子としてはちょっとはずかしい食べ方ですが、賢すぎます!!初めて見たときは感激してしまいました・・。

 

セレナがこんな食べ方をするのは、水面に餌が少しだけ浮いている時が多いです。

みなさんは背中側しか見ることが出来ませんが、ぜひ見に来て下さいね。

 

飼育研究部 オカピ

初めまして!

2017年12月 16日(土曜日) 筆者 ひらの

みなさん、初めまして。今年入社した平野です。初めての飼育日記ということでかなり緊張していますが、よろしくお願いします。今回は僕が初めて担当しているオタリアのトットを紹介したいと思います。

 

トットは現在29歳で、鳥羽水族館で飼育しているアシカの仲間では最も高齢なおばあちゃんアシカです。とても優しい性格で、おっとりしたかわいいおばあちゃんなんですよ。

 

目も見えていないため現在はバックヤードで暮らしています。

そのため残念ながらお客様が見ることはできませんが、今のところ大きな病気もなく、毎日モリモリご飯を食べて元気に生活しています。

 

ご飯が終わった後はこのように気持ちよさそうに寝ていることが多いです。

和やかな寝顔を見るとこちらも本当に癒やされます。

 

これからも日々の健康チェックをしっかり行い、トットが元気に暮らしていけるよう、頑張っていきたいと思います。

【飼育研究部 ひらの】

 

 

ハクセンコマチテッポウエビ

2017年12月 16日(土曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所で飼育中のオオウミシダに見慣れないエビが付いていました。

元々はこんなエビはいなかったはず…

どうやら先日搬入したニッポンウミシダに付着していたものがこちらに引っ越ししたようです。

(住まいにしていたニッポンウミシダが死亡したので、避難してきたようです)

これはウミシダと共生するハクセンコマチテッポウエビのようですね。

本種は当館では飼育していない種類だったので、これで飼育種類数がまた増えました(笑)

小さなエビですが、なかなかカッコイイ姿をしているので、興味のある方は探してみて下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】

リプケアの展示が終了しました

2017年12月 15日(金曜日) 筆者 もりたき

2015年の5月にへんな生きもの研究所の水槽内で見つかった珍種クラゲ・リプケア(Lipkea sp.)

泳ぐことなく岩に付着して生活する十文字クラゲの仲間です。

発見以来2年半ほど展示を続けていましたが、ついに萎縮してしまったため、残念ながら展示終了となりました。

2012年に千葉の博物館で見つかった個体が国内初確認で、鳥羽は2例目でした。それ以降は報告は無いようです。

そのためリプケアの生態はまだまだ多くが謎に包まれています。

発見時のカサの直径は1.5cmほどでした。

発見から9ヶ月ほど経過した2月には無性生殖で増えた小さな個体も確認出来ましたが、この娘クラゲは成長することなくいつの間にかいなくなってしまいました。

発見から1年7ヶ月ほど経過した頃。この頃がいちばんキレイでしたね。

年明けの2月には、また無性生殖で増えた個体を確認(画像はクラゲになる前段階の肉団子状態)。偶然かも知れませんが、2年連続で同じ時期でした。

そして、更に10ヶ月後、現在の様子。

完全に消滅したわけではないので、もしかしたら復活するかも…と、付着していた岩はそのままにして、かすかに復活・再生を期待しています。

観察記録が少ないクラゲなので、2年半の飼育期間に集めた飼育データは貴重な記録になるはずです。

【飼育研究部 森滝丈也】

マナティーと・・・

2017年12月 15日(金曜日) 筆者 ニッシー

どうもニッシーです。

ここ最近はリクガメ関係のお話しが多いので、たま---には違う話でもしましょう!

実はリクガメの他にジャングルワールドの主役、アフリカマナティーのお世話をする時があります。

 

 

マナティーに給餌しているのは私で、撮影者はタッケー。中々上手に撮れていますねー。(笑)

さて、今回はマナティーについてお話・・・では無く。

この生きものお話をしたいと思います。

 

ジャン!

今回はスッポンモドキというカメのお話しです。

結局カメかよ、という声が聞こえてきますが気にしない気にしない。(笑)

 

スッポンモドキは、オーストラリアやインドネシアなどに生息していて、

突き出ている鼻が特徴で、別名「ブタバナガメ」とも呼ばれています。

泳ぐのが得意で、マナティー水槽を空を飛んでいるかのように泳ぎ回っています。

 

餌はバナナをあげています。

ちなみに、私はこんなビジュアルですがバナナが苦手なんです。笑

運がいい人はバナナをあげてる所に遭遇出来るかもしれませんよ!?(週に2回ほど与えています。)

 

といわけで、今回は飼育日記に初登場のスッポンモドキのお話しでした。

次に水族館に来られる時は、マナティーと優雅に泳ぐ姿を見に来てあげてくださいね!

 

いや、近い近い(笑)

【飼育研究部 ニッシー】

 

ニシキエビが脱皮をしました

2017年12月 13日(水曜日) 筆者 たかむら

今朝(12月12日)のことです。

いつものように開館前の館内を見回りしていると、ニシキエビが脱皮しているのをみつけました。

脱皮殻には、粘液がついているので、魚たちが「ごちそうだ」「ごちそうだ」とついばんでいました。

この脱皮殻、なんだかぐったりしていて、行き倒れ?のエビさんみたいですね 苦笑

いつものことですがせっかくの脱皮なので1日限定で展示する事にしました。(12月12日のみ)

さて、脱皮したニシキエビは…

ちょっと色白になりました。

脱皮したことで、折れていた触角もちょっと復活していました。

折れた触角や脚などは、脱皮の際に再生されることがあります。一体、体の中ではどうやって作っているでしょうねぇ…不思議です。

今年、ニシキエビは今回も含め3回の脱皮をしました(3月、7月、12月)

今年は4ヶ月の周期でしたね。

さて次の脱皮は…4月になるんでしょうか?今から楽しみです。

 

【飼育研究部 たかむら】

アフリカマナティー

2017年12月 12日(火曜日) 筆者 ピンキー

アフリカマナティーの「かなた」はエサを食べた後、仰向けになって寝ている姿をよく見ます。牧草やロメインレタスなど沢山食べて満腹でひと眠り・・・zzzz

下の画像は、お客様側のガラス面から撮りました。壁と擬岩の狭い所で寝ています。

 

こちらは、マナティー水槽の上から見たところです。よく見ると胸の上で前肢を組んでいます。

この姿・・・可愛いですよね。 今朝もこの姿で寝ていました。タイミングがよければ見ることが出来るかも。

飼育研究部 ピンキー

 

 

お客様の気持ちを考える。

2017年12月 12日(火曜日) 筆者 ともちゃん

 

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

クリスマスイベントも早くも折り返しであと半分。コツコツ準備した時間が懐かしいです(^_^;)

そして、12月10日はひとりウムイベントの「飼育係のひっそりトーク」があって、セイウチの日でした!

ひっそりトークなのに時間が足らず全然トークが出来ませんでしたが、いつもは入れないバックヤードや冷凍庫に案内しました!

17名の方が参加してくれて、「ひっそり」ではなかったんですが。笑

少しでもセイウチのことに興味を持って頂ければ幸いです。

参加された方にポストカードもプレゼントしました(^^)

 

少し前から計画していたかぶりものかぶって出動!!!

クオリティの高さ!(あままさん作)

 

展示だけじゃショーだけじゃ伝わらない何かが伝わればいい。そんな気持ちでこの一年はやってきました!

季節の輪っかを作ったり、ツララに誕生日ケーキをあげたり、Twitterでたくさん動画をUPしたり、インスタボードを作ったり、クリスマスショーをやったり…。

セイウチ達の気持ちを考えて、お客様の気持ちを考えた1年となりました。

来年も楽しい事をセイウチ達や皆さんと共有できたらと思います!

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

マロン

2017年12月 11日(月曜日) 筆者 せこ

マロンはオーストラリアのザリガニです。ブラウンマロンと呼ばれる茶色から焦げ茶色がオーソドックスですが、まれに青い個体が現れます。

個人的な感想になりますが、ブルーの美しさは洋食器のような華やかな美しさで、ブラウンの美しさは和食器のような渋さと奥深さが魅力なんですが・・・

私のこの感覚は伝わるでしょうか?

一度見て感じて下さい!

 

【飼育研究部 せこ】

ミナミゴカクヒトデの長い管足

2017年12月 11日(月曜日) 筆者 もりたき

2013年から沖合底引き網漁船に乗せていただき、熊野灘にどのような生物が分布しているか調査しています。

先月11月に調査開始以来初めてとなるミナミゴカクヒトデ Paragonaster ctenipes を採集しましたが、現在、へんな生きもの研究所でひそかに展示しています。

搬入してもすぐに死んでしまう種類もいますが、ひとまず安定している様子。

滅多に見る事ができないヒトデなので、行動観察する絶好の機会です。

よく見ると、場所によって管足のかたちが違うようです(ヒトデでは決して珍しいことではありません)

特に口の近くにある管足は吸盤が目立ちます(機能が分化?)

今日はさらに面白い事に気付きました(少々マニアック…)

実は、このヒトデ、口の近くの管足がかなり長く伸びるみたいです。

S字にカーブした管足がわかるでしょうか。

わかりやすいように画像を加工して、伸びた管足に色を付けてみました。

驚いた!これは、知らなかった。他のヒトデでこんな報告はあるのでしょうか…(ちなみに細い糸状のものは管足ではありません)

時々、砂に口を押し付けるような体勢をとりますが、管足を伸ばして餌を探っていたのかもしれません。

非常に興味深いです。

こういった生態を見ることができるのも水族館ならでは、ですね。

【飼育研究部 森滝丈也】