加トちゃん ペッ!

2021年6月 16日(水曜日) 筆者 もりたき

去年9月の沖合底曳き網採集で、水深200-500mあたりから採集した泥岩をオオグソクムシの隠れ家(シェルター)に使用しています。元々、彼らは堆積した泥などに穴を掘ってその中に潜む習性があるのでこのような環境が落ち着くようです。

さて、この泥岩の表面に高さ7-8㎜ほどの小さなイソギンチャクがいることに気が付いたのですが、これがとても珍しい種類である可能性がありそうで…(複数種いるかも)現在、飼育・観察を続けています。

そんなオオグソクムシとイソギンチャクですが、今日は珍しい?光景を目撃しました。

何と!イソギンチャクが泥岩から離れて、オオグソクムシの“鼻先”(頭楯)に引っ越しているじゃないですか!なんでこんなとこについとんねんw

オオグソクムシも困り顔~。知らんけど。

【飼育研究部 森滝丈也】

ラッコのうんち

2021年6月 15日(火曜日) 筆者 みなみ

この写真は、今まさにうんちをしようとしているキラです。

 

メイとキラがどんなうんちをしていると思いますか?(^o^)

 

鳥羽水族館では毎日お昼の餌のあとに、うんちを網ですくって回収しています。

ラッコが食べた餌は2~3時間ほどで外に出てくるので、お昼に出るうんちは朝の餌のうんちです。

 

2頭のうんちをそれぞれ回収します。

左がキラ、右がメイです。うんちの2頭の違い、分かりますか?

キラの方に多い黄色いものは“イカ”、メイの方に多い茶色っぽいものは“エビの殻”

キラはイカと貝しか食べることができないので、うんちもイカばかり。笑

メイのうんちには、エビの殻の他にもイカや魚肉の繊維なども混ざっています。

 

もうひとつ面白い違いが、うんちの大きさ!

キラは小さく、メイは大きいものが多いですよね!

これはキラが餌を食べるとき、ひとくちが小さい証拠。笑

ひとくちが小さいから食べるスピードも遅くなってメイに横取りされるんやで・・・笑

 

うんちをする瞬間は脚を大きく広げて、スタンバイ。

しっぽを上にしたり、おしりをフリフリしたり。

 

今日はどんなうんちなのか、においはどうか、うんちもラッコたちの体調管理には大切なもの。

 

ちなみに、うんちは全く臭くありません(^ ^)笑

 

【飼育研究部 みなみ】

TOBAリンピック開催まであと33日 選手の様子 その2

2021年6月 14日(月曜日) 筆者 あまま

こんにちは!あままです。夏の企画イベント【TOBAリンピック】開催まであと33日です。今回は、アーティスティックスイミングに出場のバイカルアザラシ選手団の様子についてです。

鳥羽水族館では、バイカルアザラシが7頭いますが、選手には「キール」・「ライチ」・「ニコ」の3選手が登録されています。「キール」・「ライチ」は同年代でもあり抜群の安定感で回転したりもできます。

(左キール・右ライチ)

ですが、見守る「ナターシャ」(まるで監督のようです!)は、難しい顔をしています。まだまだ、練習が必要と言っているようです。

(手前からキール・ライチ・ナターシャ)

「ニコ」はというと、こちらをガン見しています。頑張れ、ニコ!

(奥左ライチ・奥右キール・手前ニコ)

やっと「ライチ」とキスしてポーズが決まりました~

(左ニコ・右ライチ)

まだ、日はあります。キャプテンの「キール」をそっと励ます「マカロニ」でした。

(左キール・右マカロニ)

「クチャ」は、只今換毛中でのんびり過ごしています。「うなりこ」は遠巻きに見守ってくれています。バイカルアザラシ選手団の仕上がりは「ニコ」次第!「ニコ」選手にこの夏も注目してあげてくださいね!

【飼育研究部 あまま】

 

ここから、再出発。

2021年6月 14日(月曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

屋内水槽に帰ってきたテンちゃん。

少しづつ以前の頃の活発さが見られるようになってきました。

大好きな「指吸い」も復活です!

 

体調が優れない時やいつもと様子が違う時、エサへの要求やサインの反応などで判断することがありますが、テンちゃんはこの指を吸う行動があるかないかを一つの判断基準にしていることもあります。

これはやはり人工哺育をしてきたからではないでしょうか?

テンちゃんが指を吸ってくるとすごく安心できます。

 

人工哺育で悩んだ時・躓いた時にポウちゃんクウちゃんの小さかった頃の日誌を読み返すことがあります。

野生から来た彼らと人工哺育で育ったテンちゃんとでは成長過程が全然違います。

ミルクの量やエサを食べ始める月齢も違うのは当たり前です。

ですが「何か共通することがないかな?」と考え、日誌をめくります。

 

動物たちの健康を守ることは決して簡単なことではありません。

無数の選択肢があるし、そもそも答えがないかもしれません。

毎日のテンちゃんが教えてくれることをできる限り鮮明に記録し、もしまた同じことに遭遇した時に、今やっていることが活きてくると良いなと思います。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

今年もやりますよー!

2021年6月 14日(月曜日) 筆者 あおくら

みなさんこんにちは!少し前ですが、三重県では平年よりも早い梅雨入りが発表されました。個人的にはジメジメするし、洗濯物もスッキリ乾かないし…早く梅雨明けしないかなと思ってしまいますが…この時期を待ってましたと言わんばかりに活発になり始める生きものがいます!

ニホンアマガエルと、

アカハライモリです!

この子達に大活躍してもらう企画、「カエルとイモリの天気予報」が今年も始まりました!

右側はカエル、左側はイモリの水槽です。2種類とも、皮膚で空気中の湿度を敏感に感じ取ることが出来ます。この性質を利用して、カエルはジッとしていれば晴れ、活発であれば雨。イモリは水中にいれば晴れ、陸場に上がってきていれば雨。それぞれの割合によっては曇り、というように、飼育係がこの子達の様子を見て、明日の天気を予報します!

この企画は6月1日から8月31日まで、ワニ水槽前で展示しています。まだまだ始まったばかり、結果はどうなるでしょうか…!?

2種類とも、私たちの身近な存在だからこそ、なかなかじっくりと観察しないなーという方もいるのではないでしょうか?この企画をきっかけに、少しでも興味を持ってもらえたらと思います(^^)普段見る機会があれば、ぜひ皆さんも明日の天気を予報してみてくださいねー!

【飼育研究部 あおくら】

彼女も大人になりました

2021年6月 14日(月曜日) 筆者 いま

どーも、【いま】です( ^o^)ノ

 

ツララは5月31日に12歳の誕生日を迎え、昨年生まれたテンは6月20日で1歳になります。

4~6月はセイウチの出産シーズンです。

 

ツララは2009年北海道の小樽水族館で生まれ、2016年に鳥羽水族館へ繁殖目的でやって来ました。

前回の日記にも書かせてもらいましたが、今年はオスのポウとも良い感じ(?)だったので、

妊娠の可能性だけは残しているかなと思います。

上手くいけば来年の今頃に赤ちゃんを産んでくれることを期待しますが、まだ誰にも分かりません。

そんな中、ツララ出生の地、小樽水族館では、ツララの妹にあたる赤ちゃんが生まれたと聞きました。

姉であるツララ自身はそんなことはつゆ知らず、毎日お魚をモリモリ食べていますが、

そっと、「また1頭妹が生まれたよ、おめでとう。ツララの母ちゃんも頑張っているみたい。」と声をかけてやりました。

母にも負けないくらい、いつかツララが子を産み、育む姿を見られたらなぁと、思いを馳せながら今日も過ごしています。

 

小樽水族館さん、おめでとうございます!!

ツララも元気ですよー!!

【いま】

アフリカマナティー入館25周年

2021年6月 13日(日曜日) 筆者 tanizo-

こんにちは。tanizo-です。

本日、6月13日はアフリカマナティーが入館して25年となります。
思い起こせば1996年は1年の1/3ほどの日数を西アフリカに滞在していたのでした。かろうじて20代だった私は毎日を必死にこなしていたように思います。調査で出会ったペットショップでしか見ることのできない魚たちやヘビ、カエルの仲間、チンパンジー、ヒヒなどの霊長類、さらには協力してくれたコーディネーターのシューマンさん、獣医のマルティノさん、50度を超える炎天下で一緒に作業をしてくれたファイさんなど懐かしい面々が脳裏をよぎります。

 

この時の輸送には(西アフリカから名古屋)空輸時間21時間、トラックでの時間なども含めると32時間を要しました。担架に乗せたアフリカマナティーを3交代で水をかけ続け、丸々2日間眠れなかったのも後にも先にもこの時限りです。

この出張を乗り切れた原動力は一体何だったのでしょうか?今でもふっと疑問に思います。使命感なのかな?

2014年にハルカは亡くなってしまいましたが、カナタは25年間無事に過ごしてくれました。これから先ももっともっと長生きして欲しいと素直に思います。では。

【tanizo-】

ついに!

2021年6月 12日(土曜日) 筆者 たっけー

お久しぶりです!たっけーです。今日は私の中のビッグニュースがあります。

先日ついに子供のイヌガエルが鳴いているところを聞きました!!このカエルについて初めて聞いた方も多いと思われますので、簡単に紹介します。イヌガエルは中国南部・台湾~ベトナム中部に広く分布するアカガエル科のカエルで、グアムにも帰化しています。里山や山間部の溜め池、湿地帯などに生息していて鳴き声がワンっと犬の鳴き声のように聞こえることから「イヌガエル」と名付けられました。実は日本初展示なんですよ。

2020年7月18日に生まれた個体でいつから鳴き始めるのかと楽しみにしていました。生まれてから1年も経たずにもう鳴き始めるなんて、、、驚きです。こんなオタマジャクシの頃もあったので鳴き声を聞いたときは感動しました。

卵から孵化して10日後の様子

約半年前の様子 現在(1枚目)と見比べるとまだ幼い顔をしていますね、

もしかするとガラス越しに鳴いている声が聞こえるかも?!知れません。広報室よりイヌガエルの鳴き声がアップされるので聞いてみて下さい~

【飼育研究部 たっけー】

大丈夫、君のペースで。

2021年6月 12日(土曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

大きい水槽に引っ越していたテンちゃんですが、前まで生活していた屋内水槽に戻しました…。

 

環境が大きく変わり、精神的な部分や、暑さが厳しい事が重なったのかなと思います。

テンちゃんの健康を第一に考えての決断です。

 

引っ越した大きな水槽はお客様の目線の高さに陸場があって、そこでトレーニング風景や授乳の様子なども間近で見てもらえていました。

お客様の近くで色々なテンちゃんの姿をご覧いただいていた分、寂しくなります。

 

テンちゃんは6月20日に1歳の誕生日を迎えます。

初めての人工哺育で何もデータがない中、手探り状態で今までもたくさん困難なことがありました。

ですが、いつでも「テンちゃんのため!」を念頭に色々な挑戦をしています。

 

山あり谷あり。

ずっと平坦ではなく、でこぼこ道があるから、つまづいて、立ち止まって、考えて、また歩き出すんだと思います。

しっかりとテンちゃんと向き合って、また皆さんの近くでセイウチの魅力を伝えれるように努力したいと思います。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

メナガグソクムシが入館しました

2021年6月 12日(土曜日) 筆者 もりたき

全国のグソラーさん!こんにちは。

先日の水曜日、久しぶりの沖合底曳き網生物採集に行き、尾鷲沖水深230mでメナガグソクムシを採集したので、さっそくへんな生きもの研究所に収容しました。

「目ん玉つながりタイプのグソクムシ」はよく似た種類が多く、飼育日記でもこれまでに何度か混同して紹介していましたが、今回は正真正銘、ザ・メナガグソクムシです。

ちなみにオオグソクムシやダイオウグソクムシはスナホリムシ科で、メダマグソクムシが属するグソクムシ科とは別グループになります。

このグソクムシ科は半寄生性で、魚の体表に取り付いて体液を吸い、満腹になれば魚体から離れて海底に落ちて消化を待つ、という習性を持ちます。今回の個体も摂餌直後らしく腹パンパンで、水槽の中に入れるとすぐに底砂の中に潜ってしまいました。

完全に潜るとまるっきり見えなくなるので観察しにくいですが、これが彼らの本来の生態。なかなか興味深い行動です。

【飼育研究部 森滝丈也】