サンゴ水槽をLED照明に交換しました

2021年5月 14日(金曜日) 筆者 もりたき

エントランスホールにある、完成から今年で18年を迎えるサンゴ水槽。

ここで展示しているサンゴ(造礁サンゴ)は体内に褐虫藻を共生させているので、光合成をおこなって成長します。そこで、これまでこの水槽では照明に高輝度のメタルハライドランプ(1000w)を16基使用していました。この通称メタハラは屋内のサンゴ飼育ではよく使用されてきた照明ですが、この水槽ほど規模になると消費電力量がバカになりません…

最近では、消費電力量が少ない、エコなLED照明もサンゴ飼育に適した良いものがどんどん開発されてきています。そこで、今回、サンゴ水槽の照明をLEDメインに変更することになりました(他の水槽は数年前から順次変更中です)

交換前

交換後

メタハラとLED照明では光の性質が異なるので、交換後の見た目の変化が気になりましたが、ひとまず大きな違和感はなく、一安心です。

あとは、サンゴがこれまでと同じように(あるいはそれ以上に)元気に成長するよう、注意深く飼育・観察をしていきます。

【飼育研究部 森滝丈也】

2頭揃って思春期ですか。

2021年5月 14日(金曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

ポウちゃんとテンちゃんが同じところに「できもの」を作りました!

ポウちゃん↓

 

テンちゃん↓

 

セイウチたちは何か興味を持ったモノには積極的に近づきます。

その時、一番最初に近づける部分は「ヒゲ」です。

セイウチは野生での採餌もヒゲを使って砂中の貝類や、動きの遅い軟体動物を食べていると言われています。

セイウチにとって「ヒゲ」は無くてはならない部分。

 

飼育下でもプール底や擬岩でヒゲを擦ったり、新しいおもちゃなどを与えるとヒゲで確認してから使うことが多いです。

なのでセイウチのヒゲの部分(吻先)は傷ができたり皮がめくれたりすることも頻繁にあります。

鳥羽水族館では「できもの」や「ニキビ」と言っています。

今回もテンちゃんにできものができたなぁと思っていたら、その数日後にポウちゃんにもできていました。笑

 

できものの場所がこれほどシンクロするのは滅多にありません。

観察すると、どこかで擦ったのかなぁというようなできもので、様子を見ています。

治ったり、またできたりの繰り返しなので、日々の健康チェックは大切だなぁと思う今日この頃でした(^^)

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

 

こんなに大きくなりました。

2021年5月 14日(金曜日) 筆者 やはた

皆さんこんにちは、やはたです。

だんだん暖かくなり過ごしやすい気温になってきましたが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか??

 

今回は私がおてんば娘と呼んでいるオタリアの子ども2頭のうち

少し先に産まれたお姉さん「すみれ」の成長をこの飼育日記に記録したいと思います。

産まれたのは2020年7月14日、体重は9.2㎏でした。

これは生後2日目です。小ささ伝わるでしょうか?

こんなに小さかったすみれも本日で産まれてからちょうど10ヶ月が経ちます。

先日測定した体重はなんと40.3㎏!産まれた時の4倍以上です!

赤ちゃんの時の面影を残しつつ大きくなりました!

お母さんのあられにベッタリだった時を思い出すと、大きくなったな~と感じずにはいられません。

 

今では一日に約3.0㎏のお魚をペロッと食べています。

お母さんたちと同じ大きさのお魚だって食べるんですよ!

最近は毎日一緒に暮らしているもう一頭のオタリアの子ども「なぎ」と追いかけっこをして遊んでいます(笑)

沢山遊んだ後は、、、zzz

すみれちゃん、これからも沢山遊んで沢山食べて沢山寝て大きくなるんだよ^^

 

【飼育研究部 やはた】

演技派アザラシ現る!?女優マロン!?

2021年5月 11日(火曜日) 筆者 しんどぅ

こんにちは!しんどぅです!
突然ですが、皆さんにクイズです!

Q.ハイイロアザラシのマロンちゃん。この表情でなんと言っているでしょうか?

これは、マロンに最近教えた“バーン”と名付けた種目の時にする顔です。
普段はくりくりお目目がチャーミングなマロンちゃん。

でも何故かバーンの構えをすると、教えた訳でもないのにこんな顔をするんです。

ちなみに構えはこんな感じ。

まるで「撃たないでください〜っっ(汗)」と言っているように見えてきませんか?笑

演技派アザラシ、マロンの誕生かっ!?

ちなみにこの表情をされてもしんどぅ、容赦なく撃ちます。笑

バッチリ撃たれた後まで見事な演技です!笑

動画もUPするので、是非見てみてくださいね!

(成功バージョンに加え、おまけでゴマフアザラシ木町も友情出演してます!笑)

 

…と言うことで、冒頭のQ.に対する答えは

A.なんと言っているのかはわからない! でも、しんどぅには都合よく「撃たないでください〜っっ(汗)」と言っているように見えている。 でした!!笑

何を考えてこの顔をしているのか…本当のことはマロンにしかわからないのです。

 

《あとがき》 この表情について真面目に考えた、しんどぅ考察は、目が乾くのを和らげているのかも?です。

でも他にもサインをしっかり見ようとしているのでは?など、有力な説が思い浮かんだ方は是非教えてください!

 

【飼育研究部 しんどぅ】

一緒にセイ長しましょう。

2021年5月 11日(火曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

最近は暑くなってきましたが、皆様いかがお過ごしですか?

セイウチたち、セイウチチームも変わりなく毎日を過ごしています。

テンちゃんも体重は140kg程度で落ち着いています。

最近はまとまって固形のうんちをすることが増えた気がします。

 

そんな最近のテンちゃんに「舌だし」を教えています。

舌の傷の確認や熱感を観察できるようにするために行っています。

 

一応順番としては…

①口を開けてもらう

②「ベー」というボイスサインで舌を出す

ように教えていますが、最近は、口を開けると同時に舌も出しています。笑

これもしっかりとこちらの意図も伝えつつ、テンちゃんに合わせて誘導していきます。

「できないことをできるようにする」ことも大事ですが「できることをもっと伸ばす」こともすごく大切だと感じています。

 

テンちゃんには教えたいことが沢山あります。

ですが、何か教える時は必ず「理由」を明確にするようにしています。

何のために、どうして、を考えて動物たちに伝えています。

それが日頃の採血や健康管理に繋がっていますし、貴重な命を守る手段になると感じています。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

17歳になりました!

2021年5月 10日(月曜日) 筆者 みなみ

5月9日はメイちゃんの17歳の誕生日!

メイちゃん、おめでとう!(^o^)

 

鳥羽水族館でむかえる17回目の誕生日です。

メイちゃんが生まれたのは2004年5月9日。この日も 今年と同じ母の日だったそうです。

 

これまで数々の豪華なアイスケーキをもらってきたメイちゃん。今年ももちろん豪華ですよ!

ベニズワイガニです!重さは700gほど。

分厚い氷と合わせると1㎏以上かもしれません。笑

 

先月のキラちゃんの誕生日の時と同じように、今回も2頭それぞれケーキを用意しました。

キラちゃんにもカニをプレゼント・・・!

カニはカニでも、ホタテとイカで作ったカニ!笑

雰囲気だけでも味わって食べてね・・・笑

 

2頭ともケーキに飛びつき、ばくばくと美味しそうに食べてくれました!

 

途中、キラのケーキの一部がメイの方へ流れてしまい、メイがホタテを食べているシーンがありました。

キラがメイの落としたカニの足をひろって、かじりついたシーンもありました。

(かじっただけで食べていない)

 

(上がメイ、下がキラ)

 

本当に見ていて飽きない2頭です。笑

 

17歳になってもまだまだ元気いっぱいのメイちゃん。

キラちゃんにちょっかいを出すのはほどほどに、これからも元気に過ごしてね!

お誕生日おめでとう!

 

 

【飼育研究部 みなみ】

 

 

カガミモチウニが産卵した!

2021年5月 10日(月曜日) 筆者 もりたき

いやぁ、昨日は興奮しました!カガミモチウニの話題です。

カガミモチウニはメスの上にオスが乗る興味深い習性を持つ深海のウニで、自然界では水深300mあたりで海底に沈んだ木を食べて暮らしています。2匹が重なるのはおそらく繁殖に関係する行動だと予想していますが、これまでに産卵自体を目にしたことはありませんでした。

それが昨日の夕方、予備水槽で重なっていたペアを展示水槽に移動したのですが、しばらくすると、上に乗ったオスが謎の動きを始めたのです。これはオスが棘を束ねて管足を激しく上下する行動で、これまにも何度か見かけたことがありますが、私は仮にドラミング行動【Drumming】と呼んでいます。

(オスのドラミング行動)

そのまま見ていると、オスのドラミングに続いてメスも管足を上下に振り出しました。

あれ?と思っていると…卵が舞い始めたのです!

周囲を舞っている粒々が卵

(慌てて撮ったので画像はボケていますが…)ちなみに、この時、オスの放精自体は確認していません。

興味深いのは、卵は生殖孔のある殻の頂上付近ではなく、殻の下半分あたりから拡散していたこと。一連の動きを見る限り、オスは管足を使ってメスへ精子を送り、メスは産卵直後に沈む(落下する)卵を管足で拡散しているようにも思えましたが…果たして?

引き続き観察します。

【飼育研究部 森滝丈也】

テンちゃんにとっての母、僕にとっての先生。

2021年5月 9日(日曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

本日5月9日は「母の日」。

ともちゃん自身、お母さんに感謝しつつ、セイウチならば紹介せずにはいられません。

お馴染みテンちゃんのお母さん、クウちゃんです。

クウちゃんも今年でトバスイに来て16年経ちます。

 

3回の妊娠・出産を経験している立派なお母さんです。

現在、1年に1回の排卵も終了し、換毛期に入っています。

発情の時期はフワフワ~ってエサにもあまり興味ない感じでしたが、今は活発に食べております!

 

僕が人生で初めてエサをあげたセイウチがクウちゃんです。

セイウチのトレーニングを学ばせてもらったのも、一緒にショーに出たのも、クウちゃんが初めてです。

僕にとってクウちゃんは「セイウチ」という生きものを教えてくれた先生でもあります(^^)

 

セイウチの寿命は30~40年と言われています。

クウちゃんとポウちゃんの遺伝子はテンちゃんが立派に受け継いでいます。

今後もセイウチの繁殖を視野に入れつつ、トレーニングやふれあいタイムでセイウチの魅力を伝えていければと思います。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

サンの相棒、しんどぅと申します。

2021年5月 9日(日曜日) 筆者 しんどぅ

今回はアシカショーでしんどぅのパートナー、ミナミアフリカオットセイのサンちゃんを紹介します!

 

最近、初めての事にたくさん挑戦してもらおうと新しい動きや状況を色々試しています!
私が初めての動きをするとサンちゃんはまず、フリーズします。
でもこれ、思考停止ではありません。2秒後には何かしらのアクションを起こしてきます。
「これかな?」を頭フル回転で探している間なのです。
無視せずちゃんと考えてやってみる姿勢が実に素晴らしい!

さて、トレーニング中はショーとは一味違ったオフモードのキュートな一面も見せてくれます。
例えば最近覚えた「ジャンプ」の時。
一緒にジャンプするはずがワンテンポ遅れたり、勢い余って私にごっつんこ!なんて事が!

でも写真の時は大成功!

 

プールでバイバイ挑戦時には、しながらくるくる回って流れていきました…


サンがどんどん小さくなっていく〜… なんだかコントみたいですね。笑
でもこんな動きもいつかはショーで披露する種目に進化する!…かもしれませんよ?
そう考えたらサンちゃんとの間に無駄なやりとりなんてひとつもないですよね!

 

さ〜てサンちゃん!明日は何に挑戦しよっか?

って、あれ?今日はもうおねむのようですね…

明日はもっと楽しくなるよね、サンちゃん!★彡

 

【飼育研究部 しんどぅ】

ヒョウモンダコ紋次郎の近況

2021年5月 8日(土曜日) 筆者 もりたき

去年の11月からへんな生きもの研究所でヒョウモンダコ(名前は勝手に「紋次郎」と呼んでいます)を飼育しています。

これまでに飼育したヒョウモンダコはどれもエビやカニなどの活餌しか食べない印象でしたが、この紋次郎は解凍したオキアミでも、見るとすぐに自分から腕を伸ばして活発に食べてくれていました。

この行動の違いは個体差なのか?不思議に思っていました。

ところが、先月あたりから突然、その紋次郎がオキアミを拒否するようになりました。どうやら、オキアミ自体が嫌いになったというよりも、オキアミをつまんだピンセットを怖がって逃げ回る印象です。

何回も餌を与えようとするとスミを吐くほど興奮するので、無理強いはできません(放置しておいても拾って食べることはありません)

ちなみに、ヒョウモンダコなど小型タコの寿命は1年だと言われていて、春から初夏にその生涯を終えるようです。

もしかしたら紋次郎の摂餌行動の変化は寿命に関係するのものかも知れません。ひとまず、生きたエビかカニを与えてみることにします。

 

2021.4.21撮影

※ヒョウモンダコは有毒です。海で見かけても決して素手では触らないよう注意して下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】