ちょ~だい!

2016年12月 10日(土曜日) 筆者 ろん

ラッコのお食事タイム、お昼の餌は「貝」です。

最近、ラッコ達が貝殻を持ってきてくれるようになりましたが

お食事タイムの後は、網も使って貝殻を回収して、食べ残しが無いかチェックします。

その貝殻チェック中・・・

ぴょこっと現れるメイちゃん。

お目当ては貝殻に少しだけ残っている部分。

ほとんどキレイに食べているので、貝柱の欠片くらいしか残っていないのですが・・・

残ってる~??

あった!

ん~!

ペロッと頂きます♡

 

この待ってる感じがすごく可愛い♡と思うんですが、私の時にはこんな風に待っててくれないんですよね~(^_^;)

お見苦しいですが…

2016年12月 10日(土曜日) 筆者 おーむら

こんにちは!おーむらです!

ホームページ上でもありましたように現在、全国各地で猛威を振っている

「鳥インフルエンザ」の影響を懸念して、12月7日からペンギンのお散歩を

中止させてもらっています。

 

それに加えて、ペンギン水槽に野鳥との接触防止のために、

ネットを張らせてもらいました。

 

 

少し見苦しくなってしまいますが、皆様のご理解をよろしくお願いします。

 

また、水族館の改札口(出入り口)にお客様用の消毒も用意させてもらいましたので、

入館される時に靴底の消毒にもご協力をよろしくお願い致します。

緑のマットを踏んで頂くだけで、大丈夫です!!!

 

皆さんのご理解とご協力よろしくお願い致します。

 

復活!ジクネカイメン属の一種

2016年12月 9日(金曜日) 筆者 もりたき

先週末は棘皮動物研究集会参加のため東京出張、戻ってすぐに研修旅行で広島へ…お久しぶりの飼育日記更新です。

今回は、以前にも紹介したお気に入りカイメンの話題(へんな生きもの研究所で飼育中)

 

このカイメンは今年の春、熊野灘の水深250-300mで採集されて水族館に搬入されましたが、枝分かれした先にある丸いからだが なかなか魅力的でした。

水族館の目の前にある菅島には名古屋大学の臨海実験所があり、そこのカイメン研究者さんが「こんなカイメンは見たことがない、きっと珍しい種類だろうから調べますよ~」と声をかけてくれたので、その言葉に甘えて枝の一部を切除してサンプリングしたのは5月のこと…

ところが、調べてもらっている間に、カイメンの調子は徐々に悪くなっていきました。

どんどん痩せていき、ベルベットのような体が軸と同じつるっとした質感に…

このままダメになってしまうかもしれない…カイメンの長期飼育はやはり難しいのか、と思っていました…

 

ところが今日、久しぶりに水槽を見て驚きました。

明らかにカイメンの質感が変化していて、いつの間にかふっくらとしているじゃないですか!

 

最近、飼育水温が8℃台に落ち着いてきたので復調したようです。

夏場は室温上昇につられて水槽の水温が高めに推移していたのですが、今思えばこれが良くなかったようです。

このまま完全復活してもらいたいものです。

 

そして肝心のカイメンの種名ですが、種名までははっきりしなかったものの、ジクネカイメン属の一種(Rhizaxinella sp)だと判明しました。

同じ仲間で日本から知られている種類はこのように枝分かれしていないようで、このカイメンはやはり珍しい種類のようです。

【飼育研究部 森滝丈也】

タコブネ入館→衰弱→卵塊発見→孵化

2016年12月 4日(日曜日) 筆者 つじ

もりたき氏出張中にて、私の方から報告します。

釣りバカ飼育員つじです。

昨日の話です。

早朝に、いつもの業者さんからタコブネが入館しました。

9/27にも入館していますので、今期二回目となります。

すぐにへん研水槽に入れて様子を見ていたのですが、

夕方には

あー。。。

残念ながら殻から出てしまいました。

相当衰弱していたということでしょう。

そして殻を見ると

卵塊発見

しかも発生がけっこう進んでいる感じ!

おもむろに触ってみると、ブワーーーっと。

ん?

ハッチアウトしだしたのです!

ひとまず殻ごと取り出して

検鏡してみました。

恐らく孵化直前の卵です。

卵径は1.34mmといったところ。

孵化する前から色素胞と眼球がはっきり見られます。

運良く孵化直後の画像も撮れました。

画像では伝えきれませんが、ハフハフと泳いでいます。

現在、仔個体は魚類の稚魚用水槽に収納しました。

孵化した個体は数十個体。孵化直前の卵は1000個くらい?です。

どうやって飼育するのか見当も付きませんが、何か進展がありましたら報告します。

*親個体は12/4午前中に死亡が確認されました。

飼育研究部 辻 晴仁

へっちゃら~♫

2016年11月 28日(月曜日) 筆者 いそぴー

 

 

こんにちは。かなりご無沙汰していた飼育日記です….

 

今日は、この子の話です!

カリフォルニアアシカの2歳の男の子

「リオ」です!!!

 

さてさて、水族館内では動物たちの状態などに合わせて水槽間を引っ越しする時があるんです。

そんなときアシカ達は、どうやって移動するのか…

 

移動させるといっても動物たちにとってはまた新しい環境になるため

急に行ってしまっては、驚いてしまったりそのためか餌を食べなくなってしまったり….

いきなりのことに怒ってきたり….

 

そうならないために、動物にとっても飼育係にとっても安全な移動を行うことはかなり大切なんです!

 

今回、リオは通称「バリケン」と呼ばれているこのケージを使って移動する予定のため

バリケンの中に入る練習を始めました。

 

 

 

リオにとっては、初めて見るこの箱…..。

なんじゃこりゃ!?となってビックリしてしまい、入るまでは時間がかかるだろうなぁと

予想をしていました。

 

そして、バリケン練習初日。まずは、一緒に近くまで近づいてどんな反応をするのか

確かめてみました。ビビることなく、あっさりクリア。笑

 

2日目、小さい脳みそをフルに使って考えた私は

自分が先に入ってこの中は安全だと見せて見ました!

 

私がきつそうなのは、そっとしといてください。笑

リオはこの時、なにしてんねんコイツ(^_^;)といった表情ww

 

でもでも、作戦成功!入ってきてくれました☆

 

そして、その日の午後にはなんと

バリケンの中を指さして入ってと合図すると、何と言うことでしょう。

 

 

入った~!!!!!!!!!!あまりにもすぐに入ってくれたので

感動のあまり練習後すぐに、先輩達に報告。笑

久々に、本気で嬉しくてテンションが上がってしまいました。。

 

それからというもの、

今度はバリケンの扉を閉める練習もしてみましたが

 

ほとんど動じず………

 

 

閉めれた。笑

 

閉めても、じっと待っているのです……感動。。泣

ちなみによくみると顔がドヤっている。さすがです。

ここまでの時間1週間。私には、とっても短く感じました!

 

あとは、最後の難関カギを閉める動作ですが

へっちゃらな様子のリオならすぐに出来ることでしょう!

 

あと少し!頑張れリオ( ^o^)ノ

 

 

 

モヅ子は9代目に移動しました

2016年11月 27日(日曜日) 筆者 もりたき

セノテヅルモヅルでは大きな成体に小型の幼若個体が付着する行動がよく観察されます。

本当の親ではなくても成体であれば幼若個体は取り付き、取り付いた成体の口に腕を差し込むなどして餌を横取りしているように見えることから、私はこの行動を「すねかじり行動」と呼んでいます。

この飼育日記でもおなじみの「モヅ子ちゃん(個体番号№1)」は、複数の個体に乗り換えながら、この「すねかじり行動」を実に丸4年継続中です。

 

さて。

先日の飼育日記で紹介しましたが、すねかじりしていた7代目が弱ってきたので8代目のテヅルモヅルを導入させてモヅ子を引っ越しさせてみました。

ところが、どういう訳か、8代目はお気に召さなかったようで、最近になって元の7代目に戻ってきてしまいました(矢印がモヅ子)

今まではこんな事はなかったのですが…

8代目のサイズが大きすぎたのか?あるいはモジャモジャすぎたのか?

けれど、戻った7代目は弱っているので、8代目を別の水槽に移して新たに9代目となる新たなセノテヅルモヅルを導入してみることにしました。

間もなくモヅ子ちゃんは7代目を離れ、9代目(右)にするすると近づき始めました(水面から撮影)

ところが、最初の内こそ腕を絡ませたりしていた9代目でしたが…何かを察したかのように急に右側へ移動しはじめました。

逃避行動でしょうか?

結局そのまま逃げて(?)いきました。

興味深いのは、9代目に逃げられたモヅ子がまた元の7代目へ戻っていったこと。

やはり誰かにすねかじりしていないと落ち着かない(他個体への依存度が高い)ようです。

そして、一夜明けて…

水槽を見ると、モヅ子は9代目の盤にしっかりと取り付いていました。

裏(口側)から見ると、こんな感じ。

いつも口側に取り付きます。

こうやって見る限り、状態の良い個体を選択しているようですね。

 

興味深い「すねかじり行動」これからも観察を継続します。

 

それにしても、テヅルモヅルは大きなサイズになるまで何年かかるんだろう。

一説では20数年かかるとも聞きますが…

【飼育研究部 森滝丈也】

いい風呂の日。の次の日

2016年11月 27日(日曜日) 筆者 ともちゃん

 

皆さん、お久しぶりです。

もうすぐ12月。

外はすっかり寒くなって

布団から出るのが嫌になる季節。

 

寒いのは猛烈に苦手だけど

冬のおいしい食べ物とクリスマスソングで

いつも厳しい冬を乗り切ってます

ともちゃんです。

 

 

そんな最近のこと。

 

昨日は、「11/26(いい風呂の日)」ということで

お風呂に関係する?お話しを!

 

少し前ですが

ツララが入ってる水槽の

「落水掃除」をしました。

落水掃除とは水槽の水を

全部抜いて掃除をすること。

 

こんな感じで水を抜いて

 

高圧洗浄機でブオォ~っと

岩やカベ、ガラスについた

コケや汚れを落としていきます。

 

まさに…

快、感!!!!

 

そんなこんなである程度水が抜けると

下に降りていきます。

 

あなたには見えるだろうか?笑

 

後は細かい汚れをひたすらゴシゴシ。

 

外から見たらこんな感じ。

 

期間限定!セイウチ水槽にて

飼育員展示中!収容個体、オス4人!笑

元気なメス、募集中!!

 

すっかり外も暗くなりましたが

なんとか綺麗になりました!

 

ツララもご機嫌かな~(*^_^*)

 

 

 

 

水族館のお風呂掃除は

けっこう大変なんですが

とても大事な仕事なんです!!

 

水槽が綺麗だと

写真も綺麗に撮れたり

動物たちもちょっぴり

楽しそうにしています!

 

でも、そんなに頻繁にはやってないので

皆さん水族館で「落水掃除」を

見る機会があればラッキーです!

普段見れない物が

見れるかも知れませんね!

 

 

 

 

それでは皆さんこの辺で!

体に気をつけて

寒い冬を乗り切りましょ~ぅ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

p.s11/26から水族館では

一足早くクリスマスイベントやってます!

 

1ヶ月しか無いよ!

ポウサンタに会えるのは(^^)/

 

 

口あいてる。笑

 

 

 

 

 

 

 

スポンジウミウシを展示しました

2016年11月 27日(日曜日) 筆者 もりたき

先ほど水槽の見回りをしていて…予備水槽のザルに目がとまりました。

あ、これは…?

これは…スポンジウミウシですね。

何だか正体不明のままこのザルの中に持ち込まれたのかも知れません。

温帯域に広く分布するウミウシですが、擬態が上手なので野外では気付かれることが少ないそうです。

私も初めて見たかも。

さっそくへんな生きもの研究所(ヤマトベンテンウニ水槽)で展示開始しました。【飼育研究部 森滝丈也】

 

ウミサボテン産卵その後 その⑨

2016年11月 25日(金曜日) 筆者 つじ

9/15産卵のウミサボテンですが、11/25現在生残数は23個体です。

最近では死亡個体が出る事は無くなった感じです。

ただ何かの拍子に体が縮んでしまって消失することが親個体でもあるので気は抜けません。

二次ポリプが出現した個体は、現在8個体。

前回も書きましたが二次ポリプが出現した順番にNo1、2,3、と呼ぶとしましたので、

現在はNo8まで個体識別をしています。(分からなくなることも多々ありますが・・・。)

これらを観察しておると、No1でもそうだったように、

3次ポリプが出現するタイミングは2次ポリプが出現してから数日後と、非常に早かったです。

11/23撮影のNo1

2,3次ポリプが成長して1次ポリプの大きさに近づいてきました。

ただ、4次ポリプが出現するにはもう少し時間がかかりそうです。

飼育研究部 辻 晴仁

ツノモチダコのニハイチュウ

2016年11月 24日(木曜日) 筆者 もりたき

去年から1ヶ月に1回のペースで熊野灘の沖合底引き網漁船に乗せてもらい生物採集を行っています。

これは展示生物の入手はもちろんですが、熊野灘の生物調査としての意味もあるので、種名の分からない生きものは研究者の力をお借りしながら種類を少しずつ明らかにしています。

そんな中で力を入れているひとつがニハイチュウの調査。

 

ニハイチュウとは、タコやコウイカ類の腎嚢に寄生する体長数百μm〜数mmの小さな生物ですが、多細胞生物でありながら体を構成する細胞は50個以下、器官の分化もなく体のつくりはとてもシンプル。

タコやコウイカ類の腎嚢中で生活していますが(尿を餌にしています)特に悪さをするわけでもないようで、寄生というよりも共生・共存関係にあるようです。

ちなみに食べても人間に害は与えません。

 

そのニハイチュウをサンプリングしに大阪大学の先生が毎月来館しているのです。

 

興味深いことに、ニハイチュウは種特異性を持つので寄主(タコ・コウイカ類)ごとに異なる種類が見つかるようです。

実は先日の沖合底引き網で生きたままツノモチダコを採集しました。

このツノモチダコには4種類のニハイチュウが見つかっています(全て未記載種)

 

タコは予備水槽で様子を見ていましたが、残念ながら死亡してしまったので(やはり捕獲時の状態があまり良くなかったようです)解剖してみることにしました。

実は、私はツノモチダコのニハイチュウ全種を同時に生きた状態で観察したことがありません。

果たしてこのタコの腎臓でニハイチュウはフルコンプしているのか?(笑)

 

まだ若い小型のツノモチダコでした。それでは解剖させていただきます。

取り出した腎臓がこちら(腎臓は腎嚢という袋に包まれています)

白くモヤモヤとしたものがニハイチュウ。

うぉ!これは数が多い!

あまりのニハイチュウの数に興奮MAX!です。

肉眼でも予想できましたが、結果…4種類全部を観察することができました。

 

A種(5目盛で0.1mm)

B種

A種とB種は腎臓の隙間に頭(先端)を突っ込んで生活しています。

 

C種 先端が吸盤のように広がっていてこれで腎臓の表面に付着します。

シャーレの表面にもくっつきます。

D種 これは同種の先端どうしがくっついて群体を形成します。

この群体はシート状の構造となって腎臓の上皮に接着するようです。

ニハイチュウは頭(先端)の形の違いによって4つの型が知られていますが、限られたスペースで棲み分けをするため、同じタコから見つかるニハイチュウの型はそれぞれ異なるそうです(ツノモチダコなら4つの型がすべて見つかることになります)

つまり、キャラが被らないってことでしょうか?(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】