あなたが立ったから、1月22日は立っち記念日

2020年1月 23日(木曜日) 筆者 あまま

年も明け、早くも23日を過ぎました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

早いと言えば、ペンギンの雛の成長は、早い早い!1月3日に孵化した雛は81gでしたが、1月22日には932gになりました!!!!!そして、なんと、22日は、立っち記念日です。(立っち記念日とは、ペンギンの雛がちゃんと体を起こして背筋を伸ばし立てた日を勝手に命名しています)そんな可愛い姿を、皆様にお見せしたいとカメラを構え待ちましたが・・・。すみません、こんなことになってしまいました。さて、どこにいるでしょう?

ここです!

親鳥の奥で立ってます。外に出ないように、ちゃんと親鳥は、雛を奥に隠します。と、言うわけでちょっとだけごめんね。小屋のフタを開けて見せてもらいました。

上から覗くと座ってしまいましたが、親鳥と比べた大きさがよく分かりますよね。もう、こんなに大きくなりました。1月5日生まれの雛とともに、公開体重測定をしつつ様子を見守っていきたいと思います。元気に大きくなってね!

【飼育研究部 あまま】

 

 

 

 

 

 

沖合底曳網採集に出かけてきました

2020年1月 23日(木曜日) 筆者 もりたき

昨日は今年初となる沖合底曳網採集でした。紀伊長島の甚昇丸さんにお世話になり、早朝3:30に出港、港に戻ってきたのは19:00近くでした。

今回は比較的浅め(170-220m)だったので、目当ての底性生物はあまり採集できなかったのですが、少し気になる生物がいました。

こちら、サボテンボヤの根元から見つけた小さな白いナマコ(縮んだ状態で7㎜ぐらいでしょうか)

このナマコ、初めて見た気がします。

採集した3つのサボテンボヤの内、2つの根元に計4匹のナマコが付着していました。好んでこの場所を選んでいる可能性があるかもしれません。

さっそくサボテンボヤと一緒にへんな生きもの研究所アパート水槽に収容しました。

一晩放置したら、触手を伸ばしました。

目立たない生物ですが、気になる方は是非。アパート水槽10号室のジンゴロウヤドカリと同居しています。

【飼育研究部 森滝丈也】

届け!声の向こう側。

2020年1月 22日(水曜日) 筆者 ともちゃん

 

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

風邪をひいて、そよ風のようなかすれ声しか出せませんが体は元気なともちゃんです。

 

かすれ声しか出せないので、ふれあいタイムは少しお休みさせてもらっていますが、セイウチの給餌とトレーニングには入っています!

飼育日記で何度か紹介しましたが、鳥羽水族館のセイウチたちとは「声」でコミュニケーションを取ることが多いです。

トレーナーが声を発することでセイウチ自身が区別し、数ある行動の中から声と一致する行動を選びます。

「バイバイ」や「投げキッス」など、たくさんあるボイスサインを、彼らは耳で聞いて区別しています。

 

ということは…

鳥羽水族館でセイウチと接するにあたって「声」はとても重要です。

 

こんなともちゃんのかすれ声なんて…

なんと…!!!

しっかり聞いて、区別しています。さすがポウちゃんクウちゃん。頼りになります。

 

セイウチたちの耳は目の後ろの小さな穴。

飼育下のセイウチたちは音に敏感でよく聞いています。

ポウちゃんは現在30種類くらいの僕たちの言葉を区別しています。

 

混乱させないように軽めにトレーニングしていますが、声が戻ったら彼らと思いっきり会話をしたいなぁと思います(*’ω’*)

 

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

最近のオオベソオウムガイの産卵場所

2020年1月 22日(水曜日) 筆者 もりたき

オウムガイの仲間は口の下にある特別な腕をぐぐっと伸ばして卵を産み付けます。孵化まで10ヶ月近くかかるので、できるだけ安全な場所を選んで産卵するためのようです。擬岩の隙間だったり…

水槽の中の仕切り板の隙間をくぐりぬけて隣の擬岩に産卵したり…

産卵場所はさまざまです。

個体によって好みの場所は違うのか、人気の場所があるのか興味深いところですが(実際、誰かが産み付けるとその場所に集中します)

今、オオベソオウムガイの人気物件はこちらです(笑)

水槽の背面すみに吊り下げた濾材の入った網袋です。

これは水質浄化のモニタリングで吊り下げたものですが…

最近、オオべソオウムガイのメスが網袋のそばでゴソゴソしていることが多いので、

網袋の裏を確認すると…やっぱり産卵していました。

この場所で産みつけた卵は、ここ7週間で6つ目になります。

実は、つい先日、もしやと思って裏側を確認したところ、5つも卵が見つかって驚いたばかりなのです(笑)

まさかこんな場所に…

ここなら見つからないと思って(?)産卵していたと思われます。

【飼育研究部 森滝丈也】

ヒガサウミシダにスイクチムシ!

2020年1月 20日(月曜日) 筆者 もりたき

昨日、生物収集で漁師さんからヒガサウミシダをいただきました。さっそく、へんな生きもの研究所のアパート水槽に収容。

そして、よくよく確認すると…スイクチムシが付いているじゃないですか!

テンション上がる~(笑)

 

スイクチムシとは…

・ゴカイやミミズなどと同じ環形動物の一員で、主にウミシダに外部寄生する(内部寄生種もいる)。

・世界で170種ほどが知られている。

・水中写真の被写体として一部では人気がある(らしい)。

今回のヒガサウミシダには3匹のスイクチムシがいました。

背側 前方の突起がカッコいいじゃないですか!

 

腹側 モゾモゾと動かす5対のいぼ足が可愛いじゃないですか!

 

スイクチムシの仲間は宿主特異性が高ので、決まった相手に寄生します。ヒガサウミシダのスイクチムシは既に知られている種類だとは思うので、種名を調べて飼育生物扱いにしたいと思います。

最後に本文と関係ありませんが、ヒガサウミシダの中で小さなオキゴンベが休憩していた姿がカワイイかったので、紹介します(あからさまな一般ウケ狙い)

【飼育研究部 森滝丈也】

復活!リニューアルした食虫植物水槽

2020年1月 20日(月曜日) 筆者 ゆぅ

私、今回が新年初投稿でしたね。明けましておめでとうございます。今年も鳥羽水族館をどうぞよろしくお願いいたします。

さて、大変長らくお待たせいたしました。1月18日よりGコーナー奇跡の森にて食虫植物水槽の再展示開始いたしました!

しかし、大分寒さを経験させたので地上部分はもう焼け野原状態…しかしこれが自然界での、この時期の本来の姿!

結構年季の入ってきたこのミニチュア看板も、恒例で出しております。こういうチマチマとした造形物嫌いじゃなくてよ。

上写真(サラセニア)は、恐らく6月頃に撮ったものになります。とても綺麗で青々としていますね。それがこの時期になると…

御覧の通り、紅葉して新芽も生えなくなります。しかし今回十分な寒さを与えたので、きっと春には元気な新芽を沢山芽吹かせてくれることでしょう。楽しみですね!ちなみにレイアウトも変えてみたり。是非鳥羽水族館にお越し下さい!

 

【飼育研究部 ゆぅ】

 

パラオオウムガイが交接していました。

2020年1月 19日(日曜日) 筆者 もりたき

オウムガイ類の精子は20㎝以上あるヒモのような精莢(せいきょう)に入っています。オスのオウムガイはその精莢を丸い精包に包んでメスに渡します(交接)。

メスは精包を口の下にあるヴァランシエンヌ器官で受け取ります。受け取った精包はすぐに壊れ、中身の精子だけメスに残るようです。

それで、私はヴァランシエンヌ器官に精子があるのを確認して、交接があったかなかったか判断しています。

先日、珍しく私の目の前でパラオオウムガイが交接しはじめました。終了直後に確認すると、壊れたばかりの精包の「皮」が残っていました。

こういう状態は初めて確認しました。

そして、中身の精子はちゃんとヴァランシエンヌ器官にありました(矢印)但し、今は水温を低め(16℃)に設定しているので、交接してもパラオオウムガイは産卵しません。20℃ぐらいに上げれば産卵し始めます(水温を下げているのは、産卵を抑制することで長期飼育できるか試験しているためです)。

ちなみに同じ水槽で飼育しているオオベソオウムガイはこの水温でも産卵します。

【飼育研究部 森滝丈也】

カセミミズが入館しました。

2020年1月 18日(土曜日) 筆者 もりたき

細長いミミズのような姿をしたカセミミズは貝殻を持たない原始的な軟体動物(貝の仲間)です。決して、カワイイ!とか、一般の方にウケるとか言えませんが、軟体動物の進化を考える上では非常に興味深い存在で、興味深い生物です(私は好きです)。

以前、このカセミミズをわざわざ見にロシアやアメリカの研究者が来館したことがあるほどで、ある意味、マニアックと言えるかも(笑)

このカセミミズが昨日、1年半ぶりに水族館にやってきました(前回は2018年の3月と6月でした)。

へんな生きもの研究所のアパート水槽、ヒメセミエビと一緒に展示しました。大きな個体だと体長30㎝近くになりますが、この個体は12㎝ほどでしょうか。

カセミミズは茶褐色の地に黄色や緑色の斑紋があります。細長い体の前端に口がありますが、目や触角はありません。個人的な萌えポイントはこの口ですね(笑)

海の中でヤギ類に巻き付いてそのポリプを食べます。以前、ウミウチワ(ヤギの仲間)を積極的に食べていたので、今回もウミウチワを与えてみようかと考えています。
【飼育研究部 森滝丈也】

その扉が開くと。。。

2020年1月 17日(金曜日) 筆者 かさまつ

A棟エレベーターと呼んでいる作業用エレベーター。
3階まで上がると、そこには巨大な雄トドが「はぁーい」って・・・おっ、おっ、おっ、ってなるけど、これが日常。トドのトレーニング中でした。
表舞台では、動物たちが豪快なジャンプや華麗なアシカショーを披露していますが、裏では地道な練習やハズバンダリートレーニングという大切なトレーニングを行っています。

さて、こんなハズバンダリートレーニングを駆使して、いつも私を支えてくれる鳥羽水の名トレーナーを紹介していきましょう。
今日は、「まなべ」トレーナー。

「まなべ」トレーナーは、棒使いです(私たちは、ターゲットと呼ぶこともあります)。

大型のトドやアシカを担当する彼には、動物をスムーズに誘導するための必須アイテムです。

まなべトレーナーにこの棒を持たせれば、体重1tクラスのトドのキンタも不思議と大人しく。。。なったような気がします!
まるで魔法のステッキのよう、今では採血もできるようになっています。

そして、次なる課題にも取り組んでいるようで、今月中には仕上げます!という話も耳にしました。これは頼りになります!私も準備万端で、極上仕上げのトレーニングを待ちたいと思います。

こんな名トレーナーに支えられ、私の診療が始まります。
では、また明日!

【飼育研究部 かさまっちょ】

多彩な表情。

2020年1月 17日(金曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

暖冬とは言っても、吐く息が白くなり、いよいよ寒さも厳しくなってきましたね。

ともちゃんは、セイウチのトレーニングの時間にはカメラを持って入ることが多いです!

と言うのも、飼育日記や、体の変化の比較に使用しています。

なので僕のフォルダにはセイウチの写真がいっぱい、胸いっぱい!

実際に鳥羽水族館に来たことがあっても、なかなか見れないような場所やタイミングを飼育日記でお知らせ出来ればそれでいいんです(*´з`)

ポウちゃんとクウちゃんは元気いっぱいです!

クウちゃんのベロは可愛い!

クウちゃん、真剣なまなざし!こっちを向いてくれません!

エサを見ていました。笑

2頭の表情の豊かさには驚かされます。

「そんな顔するんやぁ」とかほぼ毎日思います。

口が半開きのポウちゃん。笑

毎日楽しく、笑いながら、考えながら、教えて、教えられて。

トレーナーもセイウチも刺激し合って一緒に成長しています!

いつか彼らが考えていることが理解できるようになればいいな。

あ、ポウちゃんのキバが伸びたような気がする。

今度、測っておきますね!(^^)!

【飼育研究部 ともちゃん】