エビジャコのエビヤドリムシ

2017年6月 23日(金曜日) 筆者 もりたき

先日紹介した、尾鷲沖 熊野灘水深280-290mで採集したエビヤドリムシの仲間ですが(矢印)

正体不明のため、ヤドリムシ研究者さんにきちんと調べてもらうことにしました。

あくまでも私のカンですけど、珍しい種類のような気がします(期待)

Scale bar=1mm

研究者も「まるで見当がつかない」と おっしゃっているぐらいですからね(笑)

正体がわかればまたお知らせします。

 

合わせて、取り付かれていた、こちらの目がないエビジャコの仲間も珍しいような気がします。

あくまでもカンですが。

【飼育研究部 森滝丈也】

大奮闘中!

2017年6月 20日(火曜日) 筆者 いそぴー

 

こんばんは~

今日は、ミナミアフリカオットセイ『サン』♀のお話しです!

 

 

『サン』は、今年のゴールデンウィーク前に

Lコーナー水の回廊のオットセイ水槽から、アシカショーステージのバックヤードに引っ越してきました。

以前、同居していた「ワン」「ラン」「ウー」とは別々になってしまったので

引っ越しの当初は、心細いのか少し元気がなかったんです。

普段は、元気いっぱいおてんばなくらいなんですが。。

 

まずは、バックヤードにいる別のアシカたちに慣れてもらう為に

顔合わせしたり、目の前まで連れて行って挨拶しにいったりをしていました。

 

初めてのショーステージにしばらく慣れることが出来ず

自分の部屋に帰らなくなったり、プールから上がってこなくなることもしばしば(^_^;)

 

ですが、なんとか一緒にトレーニングを重ねていくうちに元気になってくれて

以前のような、おてんばサンちゃんが復活してきました!

もうここまで来たら、飲み込みの超速い『サン』にとってショー種目を覚えることは

朝飯前!笑

次々と、色々な種目が出来るようになりました。

 

この頃には、一緒にショーに出る予定の先輩アシカたち

「スー」「リコ」と一緒にトレーニングを始める事が出来ました。

 

左から、「スー」「サン」「リコ」

 

少し緊張気味でしたが

お互い何だかんだ仲良くトレーニング出来ています。笑

 

そして今、スー&リコそれぞれとのコンビネーション技や3頭で揃えるジャンプ、ボールパスを

猛特訓中なんです!夏休みは、気付けばもうそこまでやってきています。。。汗

 

『サン』の担当者は、私を含め3人なんですがそれぞれが只今急ピッチでやっております!

もちろん、『サン』がつまらなくなったりしないよう遊びながら楽しくやりつつ頑張ってます!!汗

 

ちなみに私は

スーとの「つかまり列車」やったり

 

「輪くぐりジャンプ」やったり

サンはまだ、水面ギリギリの高さですが!!

 

 

リコとサンの「キス」をしてみたり

 

はやく、みなさんの前で『サン』とショーに出たいので夏休み!?くらい楽しみにしていて下さいね!

(あくまで目標が夏休みです。笑)

 

 

 

エビヤドリムシが続く…

2017年6月 18日(日曜日) 筆者 もりたき

前回、4年前に採集したイバラガニの中から2組のエビヤドリムシが見つけたよ!という話題を紹介しました。

その中でお伝えしたように、エビヤドリムシ類とはエビやヤドカリの鰓腔や腹部に寄生する等脚類(ダンゴムシの仲間)です。

以前から興味がありましたが、どうやら今、私の周辺でエビヤドリムシの「風」が吹いているようです(笑)。風向きが良いので、こちらが熱心に探さなくても向こうから近寄ってくるという感覚すらありますね。

と言うのも、実は、今日は熊野灘の沖合底引き網漁船に乗せていただいて水深300mあたりの深海生物を採集していましたが、船のデッキで貝殻から抜け落ちたジンゴロウヤドカリを見つけて、何気なく手に取ると、そこにエビヤドリムシが!(笑)

これはヤドカリの腹部に寄生するAthelginae亜科の珍しいエビヤドリムシで、ちょうど1年前に初めて見つけて、これで2例目になります。

情報の少ない種類なので、ただいま調査中。

 

腹側から見るとこんな感じ。

これがダイオウグソクムシと同じ等脚類だとは…

腹部に小型のオスが付着しています。可愛い。

など、と珍エビヤドリムシの再会に興奮していましたが、もう一つ、帰宅前に観察しておかなければいけない生物がいました。

水深280-290mで採集した初めて見るエビジャコの仲間です。見つけた時に気付いていたのですが、このエビジャコはどうも無眼(目が無い)のよう。

これを確認しなくては…

さっそく顕微鏡をのぞいてみれば、確かに目がない。そして抱えている卵のサイズが大きいのも印象的。

…ん?

違う箇所に目が留まりました。

うお!エビヤドリムシがいるじゃないですか!(上の個体の腹部に付着しています)

同じ日に何気なく採集したヤドカリとエビ(エビジャコ)からエビヤドリムシが2種類も見つかるとは…

もう、エビヤドリムシの方から寄ってきているとしか思えないほど(笑)

驚きです。

エビヤドリムシ類に関する情報は少ないので、きちんと調べて記録を残しておかなければ…

【飼育研究部 森滝丈也】

イバラガニの標本からエビヤドリムシの仲間を見つけました

2017年6月 16日(金曜日) 筆者 もりたき

今朝、ずっと棚に置いてあったイバラガニの標本に ふと目が留まりました。

これは2013年に熊野灘(おそらく水深300mあたり)で採集された個体ですが、どうも左側の鰓室が膨れているような…

これってエビヤドリムシが寄生しているんじゃ…

ちなみに、エビヤドリムシの仲間はオオグソクムシやダイオウグソクムシと同じ等脚類です。

4年前に入館した時は全く気付いていませんでした。きっと、この4年間で私の寄生虫を見つける能力がスキルアップしたのでしょう(笑) 

さっそく、そっと甲羅を外してみると、案の定、左の鰓室にエビヤドリムシの仲間がいました!

それも2匹も!

通常、エビヤドリムシのメスの腹部には小さなオスがくっついているので、てっきりこの小型個体がオスだと思ったのですが(オスにしてはサイズかなり大きいのですが)、取り出して腹側をよく観察してみると…

大小それぞれの腹に小さなオスがくっついているじゃないですか!

つまり、今回のイバラガニは2組のエビヤドリムシが同時に寄生していたことになります。

こんなパターンは初めて確認しました。

とても興味深い事例なので、こういったパターンの寄生報告があるか、調べてみたいと思います。

 

こちらが小さなオス(矢印)が付着したメス(大型個体)。腹側から撮影しました。

こちらはメス(小型個体)。矢印の先に小さなオスが付着しています。

【飼育研究部 森滝丈也】

内緒のハート

2017年6月 16日(金曜日) 筆者 ろん

実はラッコ達には、普段あまり見る事が出来ないハートがあるのです。

健康チェックで口の中を見る時に、前々から気になっていたのが、メイちゃんの口の中。

 

この緑色で囲った所!

ハートの模様に見えませんか?

写真を逆にしてみると・・・

うーん、ちょっとわかりにくいでしょうか・・・

こちらの写真はどうでしょう?ハートに見えますか?

「口開け」をするたびに、ハートの模様がある!写真をとってもらう機会があれば、飼育日記に載せたいなぁ、と

思っていたのですが、ばっちりハート模様に見える角度が難しいですね(^_^;)

 

では、ロイズ君は?

ロイズ君にも、内緒のハートがあるんです。

「お願い」ポーズの時の前脚が、時々こうなるのが

ハートに見える♡

細かすぎるのと、ロイズ君の黒さで、まずお客さんにはわからないだろう、という(笑)

よ~く目を凝らせば、ロイズ君のハートは見えるかもしれませんよ♡

脱皮しました!!

2017年6月 13日(火曜日) 筆者 たかむら

イセエビが脱皮しました!

って言いましても…水槽内では、よく見かけるんです。

日中に脱皮することもしばしばでして…

さて、今日回収した脱皮殻がコレ ↓↓ です。

いやぁ、色がねぇ。凄いでしょこの色!

撮影するため、明るい外へ持ち出したんですけど…

青といいましょうか、赤紫といいましょうか…

あまり食欲をそそられないイセエビさんですねぇ…苦笑

じつは、以前から水槽で飼育している個体なんです。

その青さが今回は目にとまりまして…(脱皮も今回が初めてではありません)

さて、脱皮したイセエビさんは…

さらに青さを増した体を岩陰に隠しつつも、その存在感をアピールしているのでした!

※伊勢志摩海のゾーンで飼育展示しています。

 

 

 

 

 

 

すくすく成長中☆ パート2

2017年6月 10日(土曜日) 筆者 ろむ

梅雨入りしたはずなのに暑い日☀が続いていて、日焼けが気になりつつある ろむ です(笑)

さぁ、今回はすくすく成長中☆パート2ということで、

フンボルトペンギンの赤ちゃん達の成長ぶりを見て頂きましょう!!

 

誕生してからあっという間に1週間が経ちました。

赤ちゃん達はというと……

 

5月28日に生まれた1羽目

どん!! こんなに大きくなりました!!!

なでられて、気持ちよさそうです(笑)

本日6月10日の体重測定の結果は……

642gです!!

前回の飼育日記を見てくださった方は、もう変化お気づきでしょうか??

そんなんです、バケツが大きくなりました(笑)それだけ大きくなってくれた証拠なんです(涙)

 

続いて、5月31日に生まれた2羽目

本日6月10日の体重測定の結果は……

490g!! 1羽目に比べたらまだ小さいですが、順調に大きくなっています!!!

2羽目はよく親鳥の後ろでスヤスヤ寝ているので、なかなかいい写真が撮れず…

赤ちゃんは寝るのもお仕事って言いますもんね(笑)ベストショットを狙い続けます!

 

今回はこれくらいにしておいて、これからも2羽の様子を飼育日記でお伝えしていきます☆☆

次回もお楽しみに!!

それでは皆さん また会える日まで さようなら~

 

本日のベストショット!! 親子で仲良く、どこ見てるの~??(笑)

 

 

新たなトリカジカエラモグリの標本を展示しました。

2017年6月 8日(木曜日) 筆者 もりたき

先日、処置室の冷凍庫を整理する機会があったのですが、冷凍庫の中から私の記憶にないトリカジカ(深海魚)が2匹出てきました。

貼り付けてあった手書きのラベルを見ると、日付は2014年11月26日。

 

私がトリカジカから新種ウオノエであるトリカジカエラモグリを見つけたのは翌年の1月10日なので、その1ヶ月半前に入館した個体のようです(あとで確認したら、その日、私はちょうど台湾に研修旅行に行ってました)

おそらく、到着時に既に死んでいたけれど、貴重な魚なので捨てずにひとまず冷凍庫に入れておかれたのでしょう。

そしてすっかり存在が忘れられて2年半…

 

このトリカジカを見つけた時に、もしやと思い、すぐに確認しました。

すると、やはりいましたよ!

背中にトリカジカエラモグリ(未成熟個体)が4匹も!

おそらく、エラ(鰓腔)の中にいたトリカジカエラモグリ達が、冷凍庫の中で寒くなって這い出てきてそのまま凍ったのでしょう。

(未成熟個体は比較的活溌に動き回るようです)

 

続いて、期待に胸を膨らませつつエラ(鰓腔)の中も確認してみましたが、エラの中からは大きなメスが見つかりました!

寄生のようすがわかるよう、エラ蓋を切りはずしてみました。

これはかなり邪魔だろうね。

せっかくなので、この標本は寄生の様子がわかるよう、アルコールで固定して「へんな生きもの研究所」で展示することにしました。

これでトリカジカエラモグリの寄生の様子がより一層イメージしやすくなったのではないでしょうか。

 

ちなみに。

最近の研究によると(愛媛大学らの研究グループによる研究)、ウオノエ類は深海に生息する共通祖先からたくさんの種類が分かれてきたそうで、寄生する場所も最初はエラだったものが、次第に口、腹腔、体表へと広がっていったようです。

つまり、このトリカジカエラモグリElthusa moritakiiは 比較的古いタイプのウオノエ類だということになるそうです。

興味ある方はぜひ、へんな生きもの研究所までお越し下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】

すくすく成長中☆

2017年6月 4日(日曜日) 筆者 ろむ

みなさん、お久しぶりです!!

1年に1回くらいのペースで飼育日記に登場する ろむ です。

覚えてくださってますでしょうか(汗)

 

今回はみなさんにお伝えしたいニュースがあるんです!

なんと鳥羽水族館では3年ぶり、フンボルトペンギンの赤ちゃんが2羽誕生しました☆

私も入社して3年目に入りますが、初めての経験で毎日ワクワクしています(笑)

 

そんな話は置いといて、さっそくみなさんにも赤ちゃん達を見てもらましょう!!

まずは、5月28日に誕生した1羽目

お椀が小さく見えます…

本日6月4日の赤ちゃんはこちら ↓ ↓

283g お椀では入らず、バケツに変更(笑)日に日に大きくなっています!

今では目が開いてきて、親鳥のお腹の下からよく顔を出しています!!

 

続いて、5月31日に誕生した2羽目

生まれた時はこんなに小さかったのに…

本日6月4日の赤ちゃんは ↓ ↓

221g 順調に大きくなっています!! あっという間にこのバケツも小さくなるんだろうな~

もう両手じぁないとおさまりません(笑)

 

どちらもすくすく成長しています!

今は巣の中で親鳥のお腹の下にいて、なかなかみなさんに赤ちゃん達に姿をお見せする事が出来ませんが、

水槽の近くに行くと、ピーピーと元気よく鳴いているのが聞こえるかもしれません!!

よかったら耳をよーくすませてみてください

 

また近いうちに飼育日記でも赤ちゃん達の様子をお伝えしたいと思います! 頑張ります(笑)

では、みなさんまた会える日までさようなら~

ふぁ~~あ ねむいよー

 

 

 

 

脱皮しました!

2017年6月 1日(木曜日) 筆者 たかむら

今年の2月27日に入館した、キレイに2色に分かれたイセエビ君。

スタッフからは【アシュラ男爵イセエビ】と呼ばれ、

分かる方にはイメージがぴんとくる名前をもらったイセエビ君。

今朝、脱皮殻を発見しました!

↑↑ こちらがその脱皮殻。

脚がそろっていないのは、イセエビ網にかかった際に、取れちゃったようです。

色は…うっすらと、殻がまん中で分かれているのが見えますか…ねぇ?

さて脱皮した当のイセエビ君は…

しっかり2色に分かれていました(ホッと一安心^^)

脚は…今回の脱皮では全ては再生しませんでした(ちょっと残念)

体の色が少し淡いのは、脱皮したてだから…という事にしておきます。

大事な証拠の脱皮殻は、紅白イセエビの脱皮殻と一緒に保存することにしました。

さて、次の脱皮はいつになるのでしょうか?

その時には、脚はどれだけ再生するのでしょうか?

今から、楽しみです。