ヒゲ

2021年9月 24日(金曜日) 筆者 みなみ

お久しぶりです、みなみです(^-^)

 

最近、片手をあげるとなぜかもう片方の手を口の中に入れてしまうキラちゃん。笑

そんなキラのヒゲにご注目。

長くて不揃いなヒゲが生えていますよね。

このキラのヒゲ、メイちゃんと比べると・・・

長さが違いますよね!

 

2頭のヒゲの長さがなぜ違うのか分かりますか?(^o^)

 

プールの底には、お食事タイムのときに落ちていった餌のかけらや、割れた貝殻などが落ちています。

濾過するために水を吸い込んでいるピットのすき間にも挟まっています。

 

メイちゃんは顔を底につけ、ヒゲをこすりながらそのお宝を探します。

宝探しの最中にヒゲがこすれて、短くなっているんです!

 

「探す」という行動は、野生では当たり前の行動ですが 飼育下では餌を探さなくてももらうことができます。

メイちゃんたちにも「探す」行動をしてもらうために、餌の量を調節しています。

(量を調節している理由は他にもあります!)

お腹がいっぱいになってしまうと、餌はもう探しませんよね。笑

 

キラもときどき、貝殻を拾ってきたりしていますが、まだまだ宝探しは初心者なようです。

 

キラのヒゲが短くなる日は来るのでしょうか・・・?(・o・)

 

 

【飼育研究部 みなみ】

オオグソクムシ、メスの方が強く丸まる説

2021年9月 22日(水曜日) 筆者 もりたき

先日の飼育日記でしれっと「オオグソクムシはメスの方が強く丸まるような気がしますね」と書き込みましたが、あらためて検証すると、その説は間違いかもしれないような…。すみません。こうやって見ると同じぐらい丸まっていますね。

でも、こうやって比較するとわかるように、実はメスのオオグソクムシの歩脚はオスに比べて少し華奢なのです。それで、邪魔にならない分だけメスの方が強く丸まることができると思い込んでいました(言い訳)

「縦列駐車ポーズ」で検証。…あ!やっぱりメスの方が少しだけ、少しだけ強く丸まっている…?(あきらめが悪い)

続いて「お座りポーズ」でも比較。うーん、どうだろ?

ま、ひとまず「オオグソクムシ、メスの方が強く丸まる説」の真偽は不明ですが、雌雄で歩脚の太さが異なることだけはお判りいただけたかと思います。

【飼育研究部 森滝丈也】

アフリカマナティーかなたの近況

2021年9月 21日(火曜日) 筆者 もりたき

メイン担当ではありませんが、私はいつも紹介している無脊椎動物以外にアフリカマナティーも担当しています。1996年6月にアフリカのギニアビサウからやって来たオスのかなたは水族館生活がすでに25年になりました。

午後はプールの底でひっくり返って昼寝(?)をしていることが多いかなたですが、先週の金曜日はメスのみらいを追いかけ回して抱え込むなど、かなりハッスルしていました(未遂で終わりましたが…)

こうやって見ると、アフリカマナティーの前肢はメスをしっかりとハグ(保定)できるよう、意外と長いことが分かりますね。

ところで、夏の間は餌の牧草が少し硬めなこともあって、かなたは牧草よりもロメインレタスを好む等、少し摂餌ムラの傾向が見られます。ところが、昨日は珍しく、好物のロメインレタスだけでなく、牧草もアマモもむしゃむしゃ活発に食べていました。

食欲の秋 到来!でしょうか。

夏が過ぎて、少し牧草がやわらかくなったからかもしれませんね。

そんなこんなで、アマモをむしゃむしゃ食べるかなたの姿を撮影することができました。

【飼育研究部 森滝丈也】

タイノエがいました

2021年9月 20日(月曜日) 筆者 もりたき

先日、去年の秋生まれと思われる小さなチダイが入館しました(体長58mm)。よくよく見ると上顎にタイノエが付いているじゃないですか!うひょー!こんな小さなチダイに寄生しているタイノエなんて初めて見ました。

タイノエは魚の体表や鰓腔、口腔に寄生するウオノエ科の一種で、マダイやチダイ、ヒレコダイ、アカメバルに寄生することが知られています。他の多くのウオノエ類と異なり、口蓋側(上顎)に取り付くスタイルが特徴的です。

口にいるのは気持ち悪いだろうと、今回は取り除きましたが、よくよく見ると、何と!オスもいるじゃないですか!今回のタイノエペアはメスが体長14.0㎜、オスが体長4.4㎜でした。

ちなみに、ウオノエ類は水中を泳ぎ回ることができるマンカ幼生の時に宿主の魚に取り付きます。先に取り付いた個体がメスになり、遅れて到達した方がオスになると言われています。

今回のオスは体にまだ色素胞が残り、7対目の歩脚ができたばかりの様子(幼生は6対しか歩脚がありません)で、寄生して間がないようでした。

ちなみに、最近の研究によりタイノエの寿命は最長6年ほどだと考えられていて、大きな個体だと体長50mmほどにもなるそうです。そんなビッグなタイノエは大きなサイズの魚から見つかるので、皆さんも大きな鯛を食べる機会があるときは、是非大きなタイノエを探してみてください(見つけたら教えてくださいね)

【飼育研究部 森滝丈也】

「やまおかの推し魚」第8回 マツカサウオ

2021年9月 19日(日曜日) 筆者 やまおか

やまおかの推し魚、今回はマツカサウオです!

マツカサという名前の通り、体の模様が「松ぼっくりのかさ」のように見えるオシャレな魚です。

英名も「Pineconefish」と付けられ、Pineconeは松かさという意味の英語なので、和名でも英名でもマツカサウオという、世界共通の松ぼっくり魚なのです。

この模様は1枚の鱗が黒で縁取られることで形作られています。

そしてなんと言っても、この魚、とてつもなく硬いです。

鰭と眼以外は本当にカッチカチです。

おでこの部分もこんな感じ。柔らかさが微塵も感じられません。

さらに、背びれと腹びれにはとても強靭な棘が備わっています。

また、1枚1枚の鱗には小さな棘もあり、刃のついた鎧を身にまとったような魚です。

まさに天敵から身を守ることに特化した魚と言えるでしょう。

 

ちなみにそんな最強の防具を備えたマツカサウオですが、食べると美味しい魚です。

カッチカチの体のせいで調理がなかなか難しく、食べる機会はあまりないかもしれませんが、強固に守られた身詰まったうまみをお試しください。

 

【飼育研究部 やまおか】

 

雲のような存在

2021年9月 19日(日曜日) 筆者 ろっきー

幼い頃、雲へ乗れると本気で信じていました、ろっきーです。

しかし実際は掴む事すらできなくて、、知らぬが仏ってこういう事?

この子達はへんな生きもの研究所のアマモ水槽で暮らす【マナマコ】で、雲のようにゆっくりと動き、底砂をキレイにしてくれる心穏やかな仏様のような存在です。皆さんが良く知る普通のマナマコは、茶色っぽい地味な色をしていますが、この二匹は珍しい事に白色と黒色をしています。「雨雲」と「羊雲」みたいですね。

でもそんな仏様がとうとう本性を見せたのです。こちらがその犯行現場。

実はマナマコの下に、ある魚のお家があるんです。

こちらがその家主。【ナベカ】と言うとても可愛い魚で、普段は水槽内に沈めた貝殻を棲み処にしています。

水槽内を探しても姿がありません。恐らく家(貝殻)の中に閉じ込められてしまったようです。何か悪い事でもしたんでしょうか。仏様は三度までは許してくれるはずですが、、笑

今だから冗談を言えますが、実際この場を目にした時、お地蔵様のように固まってしまいました。

でも大丈夫。僕の勘違いでした。よく見てみると、、

ナイスひょっこり!

白くて柔らかいものに触れたくなるのは人間だけではないようですね。

 

【飼育研究部 ろっきー】

イトマキヒトデの色

2021年9月 19日(日曜日) 筆者 もりたき

先日、イトマキヒトデの腹側はなぜオレンジなのですか?とのご質問を頂きました。

お、これは、なかなか返事に窮する質問ですね。

確かにイトマキヒトデの腹側は鮮やかなオレンジ色をした印象が強いですよね。でも、実はイトマキヒトデに限らず、多くのヒトデで体色は(特に腹側)淡褐色からオレンジ色、赤色をしている場合が多いのです。その中で、とりわけイトマキヒトデの腹側の色が強く印象に残るのは、背面が緑や青など濃い色をしているので、その対比で目立つからではないでしょうか(補色効果)

このヒトデの赤、オレンジ、黄などの色はカロチノイド系の色素によるもので、この色素がタンパク質と結合すると青、緑、紫などに変化するそうです。

イトマキヒトデの背面が濃い色をしているのは身を隠す意味もあると思いますが、カロチノイドは抗酸化作用が高いことが知られているので、ヒトデ自身の健康を保つ役割もあるんじゃないかと個人的には予想しています(真偽不明)

こちらは当館で飼育している結構大きなイトマキヒトデのイトちゃん(輻長72㎜:盤の中心から腕の先端までの長さ)

腹側

で、こちらはマッキー。鳥羽水族館最大(輻長80㎜)です。

あ、名前は今、適当に付けました(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

イルカツアー開催!

2021年9月 18日(土曜日) 筆者 しんたに

みなさんこんにちは。台風も過ぎ去り、久々に青空を見た気がするしんたにです。

さてさて、 9/20 (祝月) 10:00より前回好評だったイルカツアーがまたまた開催されます!

その名も、、【イルカ好き集まれ!!クイズあり、学びあり!飼育員に聞く、鳥羽水族館のイルカツアー】!!

鳥羽水族館のオンラインツアーでは、いままで「スナメリ」を取り上げてきましたが、今回はそれにプラスして「イロワケイルカ」もご紹介するというツアーになっております。

解説者として、入社以来○○年もの間イルカの飼育に携わってこられた担当者を迎えての開催です。

じつは鳥羽水族館では7/11にイロワケイルカの赤ちゃんが誕生しており、いまもすくすく成長中です。その様子や誕生秘話も聴かせて貰えるはず・・・!!

イルカをもっと詳しく知りたい方はもちろんご満足できる内容だと思いますし、そんなにイルカのこと知らないなぁ・・・という方も、水の中を生き生きと泳ぐイルカの姿にきっと画面越しながらも癒やされるはずです!

 

ツアー詳細は下記リンクより ↓↓

イルカ好き集まれ!!クイズあり、学びあり!飼育員に聞く、鳥羽水族館のイルカツアー | HIS オンラインツアー (his-j.com)

ぜひふるってご参加ください!

【飼育研究部 しんたに】

 

オオグソクムシ入館しました

2021年9月 18日(土曜日) 筆者 もりたき

みんな大好きオオグソクムシ!私も好きですYo!

もちろん苦手な人も一定数いるでしょうから、まぁ、好きの押し売りということでご容赦ください(笑)

さて、先日、オオグソクムシ5匹を購入したのですが、届いた個体を見ると…何と!

3匹は覆卵葉が伸びたメスでした。これはちょっと珍しい。

グソラーである皆さんは、すでにご存知でしょうが、オオグソクムシのメスは交尾後脱皮すると第1~5歩脚の付け根にある覆卵葉が伸びます。それが重なり合って保育嚢が作られ、卵(と孵化した幼生)はこの中で保護されるのです。

今回の新入り3匹の保育嚢は空っぽだったので、どうやら直前まで卵(幼生)を保育していたようですね。

ちなみに、私はこれまでの経験から、オオグソクムシは初夏に交尾・産卵して、翌年の夏に幼生が孵化するのではないかと推測しています。

でも、まだまだ情報不足。なので、この件に関して何かご存知の方がいればタレコミお待ちしています(笑)

あと、ダイオウグソクムシもそうですが、オオグソクムシはメスの方が強く丸まるような気がしますね。くいっ

【飼育研究部 森滝丈也】

波を乗りこなすヨダレカケ

2021年9月 18日(土曜日) 筆者 つぼんぬ

こんにちは。

今年の夏のイベントの「TOBAリンピック ~あつまれ!水中のアスリート~」は9月20日まで開催予定ですが、終盤になって気になる選手がいるんです。

それはヨダレカケ選手!!

ろっきーさん手書きのかわいいイラストともにサーフィンの選手として出場しています。

口の下側にある吸盤が赤ちゃんの”よだれかけ”に似ていることからこの名前が付いていますが、皮膚呼吸が出来るので陸にいることが多いようです。

イベントが始まった当初はなかなか水から出てきてくれなかったのですが、8月になると板の上に乗っている姿を見かけるようになりました。

最近では2匹で上陸していることも・・(ちなみにサーフィンの板もろっきーさんお手製です!)。

慣れてきたのかなあと思っていましたが、さっきろっきーさんに聞いたら、餌を板の上に置いているからだそうです。

なるほど~。

餌を待ちながら上手に波を乗りこなすヨダレカケでした~。

【飼育研究部 つぼんぬ】