タッチング水槽のマダコが産卵

2021年4月 6日(火曜日) 筆者 もりたき

先日、小学生とおぼしきお客さまから「タッチング水槽のタコが卵を守っているから避難させてあげて下さい」と連絡が入りました。

見ると、確かに水槽の中に入れた塩ビパイプの中でメスのマダコが卵を守っています。

ご飯粒のように見えるのがマダコの卵です。

母タコは稚ダコが孵化するまで、塩ビパイプの内側に産み付けた卵塊に水流を送るなど一生懸命世話をします。卵を守っている間、母タコは餌を食べません。タッチング水槽にいると落ち着いて卵の世話ができないので、母タコと卵は塩ビパイプごと予備水槽に引っ越しさせました。

そう言えば、2週間ほど前に交接しているマダコを見かけて記録写真を撮っていましたね。

タコのオスの右側3番目の腕は交接腕になっていて、この腕を使ってメスに精子を渡します(左がオス)

個体識別はしていないので、この時のメスが産卵したのか不明ですが、塩ビパイプは同じですね。

【飼育研究部 森滝丈也】

2人目のデビュー

2021年4月 6日(火曜日) 筆者 おーむら

4月3日に2人目の新人トレーナーがアシカショーにデビューしました!

一緒に出演したアシカはベテランのオットセイ「リコ」です!

 

客席は満席、たくさんのお客様と心配して見に来たスタッフ(←これは緊張するヤツ)

新人のご家族&友達に見守られてのデビューでした!

舞台袖からは指導していた先輩飼育員がしっかりと

厳しい??優しい??眼差しで見守っていました(笑)

難しい種目もミスすることなく笑顔で決めていました。

これからの成長が楽しみですね!

あまり詳しく書いてしまうとあれなので・・・

実際に見に来てあげて下さい!

写真では伝わらないフレッシュなイケメン笑顔で皆さんをお待ちしています!

 

【飼育研究部 おーむら】

煌めいて、ひらめいて、落ち着いて。

2021年4月 6日(火曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

ものすごい勢いで桜が散ってきています…。

あっという間に春も終わって、あっという間に夏が来てしまうのでしょうか。

 

冬を越え、セイウチのポウちゃんの体重が徐々に減少してきました。

今期は1130kgまで体重が増えました。

目標体重を1100kgとしていたので、ほぼ予想通りの増量リズムでした。

3月7日に1130kgを記録し(ポウ史上、最重量)、14日の週から減り始めました。

現在(4月上旬)の体重は約1100kgです。

 

発情期もピークを迎えています。

血液検査でのホルモン数値がまだ高いので、様子を見ながら餌料を調節し、ステージでのパフォーマンスも視野に入れて、トレーニングを行っていく予定です。

 

例年だと7.8月の暑い時期には、換毛の影響もあってか900kg台まで体重が減っていきます。

この時期に減っていくことは予想がつくので、なるべく大幅な減量にならないようにしていきたいと思います。

季節の変わり目なので、体調管理には一層の注意が必要です。

 

ポウちゃんとは色々とトレーニングをしているので、またその様子もお伝えできればと思います(^O^)/

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

みてくる

2021年4月 6日(火曜日) 筆者 りゅー

ショーチームは閉館後の館内掃除、1人だけLコーナーの掃除に行かなければなりません。我らが活動拠点のショーステージ付近からは一番遠い場所にあり、初めは行くのが好きではありませんでした。(一番下っ端なので行きますが。笑)

しかし、最近はある生きものがコッチを「みてくる」姿が可愛く、率先して行くようにしています。だれかというと、トドのココちゃん(メス)です。トドはアシカの仲間で一番大きくなる種類!迫力満点なのですが、メスはオスに比べると小さいんです。とはいっても160kgありますよ!

掃除の時にみてくるんですよ。かわいいんです。

掃除?

ただ、この水槽の難点は、映り込み。よく見ると脚立や私の腕が・・・

そんな時はレンズをできるだけ水槽に近づけるか、真っ黒の服を着て、カメラの周りを覆うか・・・

角度が変わると違う生きものみたいですよね!

長靴・・・

最近の携帯はすごいですね。ポートレートモードとやらです。ちょっと映り込みが軽減?

みなさんもかわいいココちゃんの写真撮ってみてください^^

ココちゃんがカメラ目線くれるかはわかりません!今度私服で来たときに確認してみます。笑

【飼育研究部 りゅー】

乗っかるウロコイトヒキヤドカリ

2021年4月 5日(月曜日) 筆者 もりたき

先日紹介したウロコイトヒキヤドカリの続きです。

某水族館さんの解説文で本種は「逃げ足は速く、指などでつつくと一目散に走りだす。」などと紹介されていました。

当館では逃げ足の速さについて検証していませんが、確かに他のヤドカリに比べて腰が浮いているというか、すぐに走り出しそうな雰囲気はありますね(伝わりにくい…)。あ、身軽な印象と言うか…

これとは別になりますが、昨日、このウロコイトヒキヤドカリが面白い行動を見せてくれました。

朝、水槽をのぞくと、同居のサガミモガニの背に乗っていたのです。他のヤドカリではあまりこんな行動を見かけないような気がしたので、一応、記録として写真を撮影。

4月4日 8:31撮影

ところが、この日はそのまま同じ体勢をキープし…なんと、夕方までずっとカニの背中に乗り続けたのです(驚)

4月4日 17:24撮影

サガミモガニ自体、動きが少ないカニですが、それにしてもカニの背中に長時間乗り続けるとは、何か意味があるのでしょうか?

元々、ウロコイトヒキヤドカリは岩などの上に乗る習性があるのでしょうか?

いずれにしても、サガミモガニにとっては少し迷惑な同居人かもしれません。

そして今朝見ると…まだ乗ってるわ!

4月5日 8:34撮影

【飼育研究部 森滝丈也】

オオクモヒトデのヤドリニナ

2021年4月 4日(日曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所に5匹のオオクモヒトデが仲間入りしました。

ウネウネと長い腕を使って這いまわるクモヒトデの動きはなかなか面白いのですが、じっと見ていて興味深いモノを付けているコがいるのに気付きました。

おわかりでしょうか?腕に小さな巻貝が2つ付いています。

これは棘皮動物に寄生する巻貝、ヤドリニナ類(ハナゴウナ科)の一種です。この貝は宿主の体液を吸って生活していますが、この程度の数ならクモヒトデに深刻な影響はないと思われます。

少し調べてみましたが、オオクモヒトデに寄生するハナゴウナ科としてホソスジハナゴウナHemiliostraca ophiarachnicola という種類が知られているようです。

ところが画像を見比べると今回の個体とは形態が異なるように見えますね。

違う種類なのでしょうか?

実際、ヤドリニナの仲間はよく似た姿をした種類が多く、分類は難しいようです。

ひとまず、今回のヤドリニナはこのままオオクモヒトデと一緒に飼育を続け、後々、種名を調べていく予定です。

※情報をお持ちの方、是非教えて下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】

嬉しいご報告!フトアゴヒゲトカゲが産卵しましたよ。

2021年4月 4日(日曜日) 筆者 ゆぅ

ご機嫌麗しゅう。本日は皆様にとても嬉しいご報告がございます。Gコーナー奇跡の森エリアバックヤードにて飼育しておりましたフトアゴヒゲトカゲが3月26日に産卵いたしました。

それがこちらのカップル。仲睦まじく手を握っているような仕草をしていますね。いいですね。でも私の前ではあまりイチャつかないでいただきたい。こちら手前が女の子、奥が男の子です。かなり美形のカップル。でもイチャつかないで。

こちらの卵は4月3日より、同コーナーの通称「バックヤードが丸見えになってるぜ」エリアにて展示しております。

計24個、ほぼほぼ状態の良い受精卵です。5月末頃の孵化予定となっております。きっと可愛らしいベイビーたちが生まれてきてくれることでしょう。その時は是非会いに来てくださいね。そしてあわよくば卵にも会いに来てくださいね。お待ちしております。

 

【飼育研究部 ゆぅ】

3匹のヤシャベラ

2021年4月 3日(土曜日) 筆者 もりたき

担当している魚類の中でもヤシャベラは結構お気に入りです。

今、コーラルリーフダイビング水槽(ゴシキエビがいる水槽)には大中小、3匹のヤシャベラがいますが、こちらが一番大きな個体。

ヤシャベラ 大

おそらく威嚇のポーズ。何しとんじゃワレ!

水槽の左側の岩影を縄張りにしているようです。

夜叉(やしゃ)という単語は元々、インドの鬼神の総称を指す言葉のようですが、日本では「凶悪な人間」の比喩に使われますね。

でも、ヤシャベラは決して極道な魚ではありません。確かに黒と赤の体色は夜叉のイメージがあるかもしれませんが。

こちらは中サイズの個体。大個体に比べると顔つきがずいぶんマイルドなイケメン。

ヤシャベラ 中

そしてこちらが最小個体。顔つきも体つきもかなり優しい印象。

ヤシャベラ 小

3匹のヤシャベラは水槽の中でそれぞれが緩い縄張りを持っているようですが、特に牽制しあうこともなく穏やかに生活しているように見えます。

【飼育研究部 森滝丈也】

ウロコイトヒキヤドカリ

2021年4月 2日(金曜日) 筆者 もりたき

3月の底曳網で見慣れないヤドカリを採集したのですが(水深200-300m)詳しい人からウロコイトヒキヤドカリNematopagurus lepidochirusだと教えていただきました。ハサミ脚はウロコ上の突起に覆われていて、眼(角膜)が大きく、真ん中に茶色のラインが走っているのが特徴的です。

現在、へんな生きもの研究所アパート水槽でサガミモガニと同居しています。

初めて採集した種類かと思い、過去の画像データを見返してみましたが、2015年の3月にも採集していました。

そう言えば、この時も不思議な眼をしているな…と思った記憶があります。

2015.3.15採集

同じ底曳き網で採集されるヤドカリと比べてもウロコイトヒキヤドカリの眼はユニークなので、比較してみると面白いかと思います。

宝石のような青い角膜のジンゴロウヤドカリ

眼柄は紫、角膜は緑のヨコヤホンヤドカリ

眼柄に縞、角膜はハチミツ色のアワツブホンヤドカリ

【飼育研究部 森滝丈也】

潜っています

2021年4月 2日(金曜日) 筆者 たかむら

飼育係のあいだで良く知られた話の1つに【キュウセン】の生態についてのエピソードがあります。

昼間水族館で停電があった時、照明が消えて真っ暗になった【キュウセン】が泳ぐ水槽を飼育係が点検に行くと、あんなにもたくさんいた魚たちが一匹もいなくなっていてビックリしたというお話しです。

なにかトラブルがあったんじゃないかと普通は考える出来事ですが、実はそうではありません。

タネ明かしををすれば、停電で暗くなった際、夜になったと勘違いしたキュウセンがみんな砂の中に潜り込んでしまったんです。生きものの生態を知っていれば何も不思議ではないことです。でも…びっくりするわなぁ笑

さて実は、夜にならなくとも砂の中に潜る生きものたちはいます。水槽の見回りがてら撮影してみました。

↑ こちらは【ヒラタエイ】大人の手の平くらいの大きさのエイです。

↑ 2枚目は【シビレエイ】

↑ こちらは【アメリカカブトガニ】です。体のほとんどが砂に潜っています。

種類によって砂に潜る方法も個性があって面白いですよ。

機会があったらぜひじっくり観察してみてくださいね。

【飼育研究部 たかむら】