茹でなくても色は変わります

2019年7月 30日(火曜日) 筆者 せこ

以前、青いザリガニも茹でると赤くなる。ということを書いたことがあります。

今回は生きているザリガニの色変化の話です。

ザリガニは、脱皮をすると体の色が変化することがあります。

家でザリガニを飼育している方からすると、そんなに珍しい話ではないのですが、たまに劇的な変化をすることがあります。

 

以前、ブリーダーの方から頂いた黒いザリガニが、鳥羽に来てから3回目の脱皮で青色に変化しました。

「色が変わるかもしれません」と言われてましたが、ここまで綺麗な青色になるとは・・・

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以前、鳥羽水族館で生まれた普通のアメリカザリガニで、他より色が薄かった稚ザリが脱皮をするごとに青色が強くなっていき

さらに青くなるかと思いきや、真っ白になったこともありました。

 

元々、ザリガニは青色が出やすいとは、聞いたことがありますが、1枚脱いだら別ザリに変化する様子は、何回見ても驚きます。

ちなみに鳥羽水族館では、偏ったエサは与えず、市販のザリガニフードや熱帯魚の餌の他に、時々お手製の植物性フードを与えています。

 

【飼育研究部 せこ】

バイカルアザラシのキール

2019年7月 29日(月曜日) 筆者 はせがわ

鳥羽水族館ではバイカルアザラシにホッケ、マアジ、カラフトシシャモを与えています(写真上)。ボールペンと大きさを比べてみて下さい。アジは50グラム程度、シシャモは20-30グラムです。

 

6頭のバイカルアザラシはみんな、これくらいの大きさのアジとシシャモを丸飲みにします。ただホッケは100グラムを越えるものもあり、私は真ん中の写真のように切って与えています。

 

それでも中にはよくエサがノドにつかえるアザラシもいます。オスのキールです。彼は食い意地がはっており、他のアザラシがエサをもらっていると飼育係の目を盗んでバケツのエサをくわえて行こうとします。飼育係が他の個体の給餌に集中していると正面からバケツに顔を突っ込むこともありますが、時には後ろから忍び寄って来ることもあります。

 

そんなキールですが、続けて数匹の魚を食べるとよくエサがノドにつかえます。あわてて食べるためでしょうか。そんな訳でキールには小さめのアジを選んでいます。こんなふうに食い意地がはっているのに、小さいアジを食べるのもキールのチャームポイントの一つかもしれません(下の写真はエサが欲しくて上陸してきたキールです、長谷川)。

プテラポゴン・カウデルニーが孵化していました

2019年7月 29日(月曜日) 筆者 もりたき

先日、コーラルダイビングゾーンに入ってすぐの水槽でプテラポゴン・カウデルニーの稚魚を2匹見つけました。

全長8mmほど

このプテラポゴン・カウデルニー(以下、プテラポゴン)はインドネシアのサンゴ礁域に生息するテンジクダイ科の一種で、水族館ではよく見かける種類です。

お父さんとお母さん

プテラポゴンの親魚は受精卵を口の中に入れて孵化まで保護する習性があり、どうやら今回の稚魚も生まれたばかりのようです。

きっと何匹か一緒に孵化したはずですが、ざっと探しても周囲には見当たらず…。もしかしたら兄弟は水槽に同居する他の魚に食べられてしまったのかもしれません。

このまま放置しておいても同じように襲われてしまうと思われたので、ひとまず稚魚は回収して同じゾーンにある小型水槽に移動しました。

手前が生まれた水槽、奥の段に並んだ水槽が引っ越し先です。

引っ越し先の水槽で大きく育って欲しいですね。

 

以上、年に1回程度しか書かない魚ネタの飼育日記でした(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

?なカエル

2019年7月 28日(日曜日) 筆者 あおくら

みなさんこんにちは!

「奇跡の森」にはいろんなカエルたちがいますが、いつもみんなが顔を覗かせているわけではありません…暗いところが安心するのか、時には隠れている子もいます。その代表ともいえる子がこちら!

コガタナゾガエルというカエルです。名前に“ナゾ”とついているのは、かつて長い間どのカエルの仲間にあたるのか分類上の位置がよく分からなかったためではないか、といわれています。今ではきっちり分類されて、生態などもわかっているのでナゾではありません(笑)

展示し始めて最初の頃は本当に隠れていることが多く、水槽の前では頭の上に“?”を浮かべている方もちらほら…あまり出てきたくないのかなと少し心配になりながら見守っていましたが…

最近ようやく!自然と出てきてくれることが増えました!中でも朝の見回りの際に見かけることが多いです。時間をかけて少しずつ慣れてくれたのかもしれません。

動きはゆっくりで普段はじっとしていることが多いので、跳んだり跳ねたりはしませんが、姿を見られるようになったコガタナゾガエルをぜひ見に来てみて下さい!

【飼育研究部 あおくら】

オオグソクムシが脱皮しました

2019年7月 27日(土曜日) 筆者 もりたき

昨日の閉館後、経過観察を続けていたオオグソクムシが脱皮をしました。

オオグソクムシをはじめとするダンゴムシの仲間は、まず体の後半部を脱ぎ、しばらくしてから前半部を脱ぐ「二相性脱皮」をおこないます。前半部がどんどん白くなっていきますが、まず脱ぐのは後ろ半分。その後、前半部を脱皮します。

これは後半部の殻の成分(カルシウム?)を一旦、前半部に移動させ、無駄なく殻を脱ぎ捨てるためでは?と推測しています。

脱皮13日前

脱皮10日前

前半部の脱皮もうまくいくと良いのですが…。特にこの個体は目に大きな傷があるので、脱皮で修復して欲しいと思っています。

【飼育研究部 森滝丈也】

メイと黄色いコーン

2019年7月 27日(土曜日) 筆者 ピンキー

みなさん、こんにちは。梅雨も明け、そして夏休みに突入しましたね。鳥羽水族館の夏イベントは「超レア!?世界№1生きもの展」を開催しています。

世界№1の称号を持つ生きものの展示、「超レア!深海生物観察ツアー」や「クイズラリー」などなど・・・。

さて今日はメイの画像。これは数日前の夕方、メイが「よっこらしょ!!~黄色のコーン担いだどー!」と・・・(笑) ほんの一瞬の出来事で慌て撮ったのでメイの顔が少し隠れてしまいました。

 

2枚目はお腹の上に黄色のコーンを載せウトウト・・・しかも近いところにいたのでシャッターチャンス!! しかも顔の毛は毛づくろいしてきれい!! しかし、カメラマンの腕がイマイチで・・・・すいません。

 

夏休みは始まったばかり、鳥羽水族館ではラッコのメイをはじめ、たくさんの仲間が皆さまをお待ちしていますのでぜひお越し下さい。

 

【飼育研究部 ピンキー】

セイウチは臭いと言うけれど。

2019年7月 26日(金曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

梅雨明け?なにそれ、美味しいの??ともちゃんです。

 

本格的に暑くなってきまして、すでに夏バテモードですが、皆さんの笑顔のためなら汗も涙も拭いてられません(^^;)

 

ふれあいタイムの時、お客さんの近くをまわっていくんですが、その時にお客さんが言う感想第1位は、ダントツで「臭い」です。

セイウチたちの匂いはなんて言うんでしょうか…。例えるのが難しいですが、乾いていると香ばしい匂いがします!

僕はけっこう好きです!あとは、ポウちゃんとクウちゃんとツララで多少匂いに違いがあるように感じます。

確かにセイウチたちはエサに魚を与えていることもあって、「臭い」というのが一般的。

でもセイウチ界ではどうでしょうか?臭いのかな?

セイウチのことを臭いと思うのは人間だけの話かもしれませんよね。

逆にセイウチからしたら、僕たち人間の方が臭いと思ってるかもしれません。

ほらね、実際にセイウチたちは臭いをかぐのが大好きだから。

 

人間の何気ない感覚なんてセイウチには通用しません。

ふと感じることを違う視点から考えたり、逆に想像したりすると今まで見えなかったものが見えてくるかもしれませんね!(^^)!

 

【飼育研究部 ともちゃん】

チリモン、ゲットだぜ!

2019年7月 21日(日曜日) 筆者 もりたき

鳥羽水族館の館内にある直営レストラン「花さんご」

オススメのメニューのひとつが「ちりめん丼」。鳥羽湾の目の前に広がる伊勢湾で水揚げされたチリメンジャコをふんだんに使っていて美味しいですよ。

さて。先日の昼過ぎのこと。

そのレストランから私に連絡がありました。

ちりめん丼に使うチリメンジャコからグソクムシみたいなのを見つけたそうで、「要りますか?」とことでした。もちろん、すぐに受け取りに行きましたよ(笑)

確認すると、確かにグソクムシの親戚、魚類に寄生するウオノエ科の一種でした(カニのメガロパ幼生も頂きました)体長11mm

こういうへんな生きものは森滝だろう、と思い出してわざわざ声を掛けてくれたなんて、ありがたいですね(笑)

こんなチリメンジャコの中に混じっている小さな生きものを「チリメンモンスター(チリモン)」と呼びますよね。タコやカニの幼生は時々見かけますが、今回のようなウオノエの仲間はかなりレアなチリモンかもしれません。

チリモン、ゲットだぜ!ぐらいの大当たりですね(笑)

種類が気になるので、時間があるときに調べてみます~

【飼育研究部 森滝丈也】

鳥羽の展示は世界一ィィィ!

2019年7月 21日(日曜日) 筆者 まえだ

暑いのも嫌ですがそろそろお天道様を拝みたいまえだです。

 

さて、7月20日の「めざましどようび」でクウちゃんのリアクション芸「かめはめ波」を取り上げて頂きました!

ご覧いただいた方もいるでしょうか?

図らずも夏休み初日。ふれあいタイムでもたくさん親子連れが見ている中披露すると大きな拍手を頂きました!

ぜひご覧になりたい方は鳥羽水族館まで。

 

夏休みと言えば、鳥羽水族館では夏イベント世界No.1生きもの展が始まりました!

様々なNo.1の称号を持つ生きものたちが大集合!

なかなか見る機会のない生きものたちもたくさんいますよ。

 

親御さんの中には、生きもの図鑑が大好きなお子さんをお持ちの方もたくさんいるのではないでしょうか?

動物、魚、昆虫、恐竜etc.

僕もかつては(今もですが)図鑑大好き少年でした。

そんなお子さんをお持ちのみなさん、ぜひこの夏休みは「本物」の体験をさせてあげて下さい。

大きさ、臭い、動き方、鳴き声、触った感触

「本物」には写真や文章では伝えきれないたくさんの発見や驚きがあふれています。

それは新たな興味や、時には将来の道にもつながっているかもしれません。

是非、お子さんと一緒に本物の体験を!

その結果、500人の前で全力でかめはめ波を放つ27歳ができあがっても暖かく見守ってあげて下さい笑

 

【飼育研究部 まえだ】

伊藤とイトウ

2019年7月 21日(日曜日) 筆者 いとう

みなさんこんにちは。伊藤です!

今日はどうしても私が紹介しなければならない(…と勝手に思っている)生き物を紹介しようと思います。

 

それがこちら!

イトウです!!

 

“幻の魚”とも言われ、日本では北海道の一部にしか生息していません。

(人間の伊藤さんは沢山いるのに、魚のイトウはとっても希少な存在なんですね…!)

成長すると1m~1.5mにまでなるサケ科の魚で、

名前の由来は”糸のように細い体”→”糸魚(イトウオ)”→”イトウ” なのだそうです。

(これもまた名字の伊藤とは全く違った由来…!)

 

こちらのイトウ、7月20日から始まった「超レア!? 世界No.1生きもの展」に関連して少し前に入館しました。

Cコーナー「古代の海」のチョウザメ水槽にてご覧頂けます!

大きなチョウザメ達に交ざっても、この堂々たる風格!!

水面近くを泳いでいることが多いので、ぜひ探してみて下さいね!

 

【飼育研究部 伊藤】