モモイロペリカンの近況

2021年3月 1日(月曜日) 筆者 ピンキー

みなさん、こんにちは、

今日はモモイロペカンのカンタロウ君とヒバリちゃんです。今年は去年よりずいぶんと寒さが厳しかったのですが、カンタロウ君もヒバリちゃんも毎日元気に過ごしてくれています。

皆さん、ご存じかと思いますが、左の大きいのがカンタロウ君、右がヒバリちゃんです。

 

ここのところ、カンタロウ君もヒバリちゃんも羽の色が濃くなりきれいなモモ色になってきました。

 

よく見るとカンタロウ君は頭から首辺り、ヒバリちゃんは頭から背中辺りまでモモ色になっています。

これは、モモイロペリカンの恋の季節の印なんですね。羽のモモ色は濃くなりましたが、今のところ特に変わった様子はみられません。今後も見守っていきたいと思います。

 

 

【飼育研究部:ピンキー】

木町の出待ち。

2021年3月 1日(月曜日) 筆者 やはた

皆さんこんにちは、やはたです。

早速ですが今回は日常の一コマをご紹介します。

それはある日の夕方のこと、

Lコーナーにあるアザラシ水槽の掃除に向かうと、、、

こちらにお尻を向けているアザラシが一頭。

この子はゴマフアザラシの木町(こまち)です。

特に変わった感じには見えませんが、少し見ていると、

何やら奥を覗いています。掃除の為に私が銀色のドアの奥にある部屋に行くと、、

、、、、、近い、、。

カメラを向けると大きく鼻を膨らませて、こちらを伺っています。

ご飯の時間が近づいている事が分かっているのでしょうか(笑)

私が掃除に入ると、(なんや掃除か~)とでも言うようにプールへと戻って行きました。

今日もゆったりマイペースな木町なのでした。

【飼育研究部 やはた】

癒やしになればいいのですが・・・

2021年2月 28日(日曜日) 筆者 ピンキー

皆さん、こんにちは、お久しぶりです。少しずつ春に近づいてますね。

館内はいつもとは違って少し静かです。さて1枚目の画像です。先日ラッコプールの前へ行くと朝の給餌を終えてお腹いっぱいになったメイがお昼寝に備えていました。いつも丸い穴の近くに上陸し、そしてうつ伏せになり、顔はよく見ると毛づくろいをしてフカフカ・・。

 

2枚目の画像はほんの少し目が開いているようですが、この後メイはスヤスヤと寝てしまいました。

ラッコは両手を使ってイカや貝などを食べたり、毛づくろいをしたりと仕草が可愛いのですが、私はこのお昼寝の姿がとても可愛くて癒やされます。気がつくとお昼寝しているメイを見ながらニヤニヤしたり・・・。

コロナの関係でいつものような生活は出来ませんが、皆さんが少しでも癒やされる1枚を届けられたらなぁと思います。

 

【飼育研究部:ピンキー】

オオベソオウムガイM63はオスでした

2021年2月 28日(日曜日) 筆者 もりたき

オオベソオウムガイM63が孵化から7ヶ月経過しました。

珍しくガラス面に付着していたので、もしかして…と観察すると、あるものがチラリ。

そうです、交接腕です。交接腕が確認できたことで、このコがオスだと判明しました!

実は、オスのオウムガイの口の左側には交接腕があります(メスに精包を渡す際に使う腕)。元々は3本の触手ですが、成長に伴って大きく変形して交接腕になります。今回のような若齢個体でも口の周囲を見ることができれば雌雄判別は十分可能です。

ちなみに性成熟に達したオスの交接腕はこんな感じ(この個体は右側に交接腕がありますが、こういう個体もまれにいます)。

他の触手とは全く違っているのがわかるでしょうか?

【飼育研究部 森滝丈也】

カガミモチウニのウニ相撲

2021年2月 27日(土曜日) 筆者 もりたき

熊野灘の深海に生息するカガミモチウニはオスメス2匹が上下に重なる興味深い習性を持ちます。上下の位置は性別で決まっていて、必ずメスの上にオスが乗ります(オスの方が小型)が、全個体が重なるわけではなく、中には単独のままの個体もいます。

重なった個体も単独個体も普段はほとんど動きませんが、単独オスがペアに近づくと活発に動き始めます。メスの上に乗ったオスと、そのメスを乗っ取ろうとする単独オスの間の激しい押し合い。私はこの行動を「ウニ相撲」と呼んでいます。

昨日の昼前、このウニ相撲を見かけました。メスの上で自分よりも大きなオスを押し出そうとする小さなオス。健気な姿に思わず声援を送りたくなりました。

夕方に見ると、恋敵を排除して一息ついているかのように見える小さなオスの姿が…。よく頑張った!

ところが、翌日の朝、水槽を見て驚きました。

何と、同じメスの上に新たなオス3匹が参戦し、陣取り合戦状態じゃないですか!このメスはよほど魅力的(繁殖適齢?)なのか…小さなオスは大丈夫なのでしょうか…

そして昼前に確認すると、小さなオスは既に弾き出されて撤退していました…。残念。

さらに夕方に再度確認すると、残り2匹も押し出され、新しいペアが誕生していました。

ジャンボちゃんたちの水槽とは違い、ここはたくさんのカガミモチが同居しているので、こんな勢力争いが時々勃発します。栄枯盛衰…

【飼育研究部 森滝丈也】

春よ、恋。

2021年2月 27日(土曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

ここ最近は暖かい日が続いていました。(花粉症で目がかゆくてかゆくて…。)

そんな暖かい日にともちゃんが密かに楽しみにしている事…それは…

「セイウチたち、お昼寝しないかなぁ」ということ。

 

先日もともちゃんの思惑通りに、朝のパフォーマンスタイムを終えたツララが寝始めました。

太陽の光をたくさん浴びて、気持ちよさそうに寝ています。

起こしたら申し訳ないので「こっそり」「ひっそり」がポイント。

恐らく、セイウチの寝顔を撮らせたら、ともちゃんの右に出る者はいないでしょう。

セイウチの担当になって6年、かなりの経験を積んできましたからね。笑

 

セイウチたちの毛は濡れていると茶色、乾くと金色に変化します。

皆さんの想像通り、乾くとフカフカ、気持ちいいです。

 

そんなツララも鳥羽水族館にやってきて、もうすぐ5年が経とうとしています。

今年は【いま】さんの飼育日記でもあったように、繁殖に向けて取り組んでいます。

今年12歳を迎えるツララにも体の変化があらわれるのでしょうか?

色々と準備をしてきたので、何か形にできればと思っています。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

 

オオグソクムシが入館しました

2021年2月 27日(土曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所に久しぶりにオオグソクムシがやってきました。

2匹の新入りさんは共にメスで、なかなかの美形(に見えます)。

これまで飼育していたのはオス2匹だったので、今回、展示はオス1匹、メス2匹にメンバーチェンジをしました。

新しい個体が来たからか(おまけにそれが異性だからかも知れませんが)元からいたオスは興奮気味で、バタバタと動き回るなど、いつもとは違う動きを見せていました。

オスを見上げるようなメス2匹

しばらくすると落ち着いてきましたが、今後、お互いどのような行動を見せるのか楽しみです。

【飼育研究部 森滝丈也】

白いナマコが入館しました

2021年2月 25日(木曜日) 筆者 もりたき

先日、はるばる岡山県から白いナマコがやってきました(今回の個体は備前市日生町の漁協からいただきました)。

食用のマナマコのアルビノ(白化個体)です。どこか餅っぽくてなかなか美しい。

さっそく、へんな生きもの研究所で展示しました。

カエルアンコウ水槽に居候しています

 

ナマコのアルビノは自然界では数が少なく珍しいので、時々ニュースに取り上げられますね。

管足の動きが楽しい

 

さて、今回どうして岡山から白いナマコがやってきたかと言うと…

実は、当館ではジュゴンの餌(アマモ)の安定供給を図るために全国の漁協などに広く声をかけています。そのうちの1つ、備前市日生町は漁協が主体となってアマモ場の再生活動を行なっており、この活動で増えたアマモの有効利用を考えていたそうです。

当館の副館長と漁協の担当者との間で連絡を取り合う中、今回「白いナマコが獲れたので鳥羽水族館で展示しては?」とありがたいお言葉をいただいた訳です。

仲介の市の担当者からは「白いナマコが来館者に幸福を届けてくれることを期待しています」とありがたい言葉もいただきました。

白いナマコが縁をつないで、備前市のアマモがセレナ(ジュゴン)の餌のメニューのひとつになれば嬉しいですね。

【飼育研究部 森滝丈也】

テンちゃんの、口内事情。

2021年2月 25日(木曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

少し前にテンちゃんのキバ(上顎の犬歯)が生えてきた事を、飼育日記で紹介しました。

キバは生後5ヶ月くらいから見え始め、現在は親指の爪ぐらい露出しています。

また機会があれば写真を撮ってみます。

そして、キバがよ~く確認できるようになってから少し経って、下顎の歯も生えてきました↓

見えづらいかもしれませんが、矢印の先に白く写っているモノが歯です。

 

人間は乳歯が生えてきて、全部抜けて永久歯が生えてきますが、セイウチは抜け替わったりしません。

キバも同様に一度生えたら生涯伸び続けます。

自然界ではセイウチ同士の闘争・縄張り争いでキバを使いますが、戦いでキバが折れてしまうこともあるそうです。

 

歯の生え始めは、色んなものをかじったり、キバを削ったりしてしまう事もあります。

キバを削って細菌感染などにならないよう、おもちゃを入れたりして工夫しています。

毎日の口内チェックは欠かせません。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

 

 

 

カガミモチウニの行動観察

2021年2月 25日(木曜日) 筆者 もりたき

現在、カガミモチウニの1ペア(ジャンボちゃんとオス)の行動を観察しています。

メスの上にオスが乗って鏡餅のようになる興味深い習性が明らかになりましたが、どれぐらいの期間、重なり続けるのでしょうか?

去年1年間、別の水槽で飼育していたメス(ジャンボちゃん)を今年の正月に展示水槽へ戻したら1週間ほどでオスが上に乗り、ペアが形成され、それからずっと重なり続けていました。

2/18 撮影

ところが、先日の朝、オスの離脱を確認しました。

2/23 9:45

どうやらついに休憩タイム?のようです。ところが、オスはその日の昼過ぎには早々と再びメスの上に戻り、第2ラウンド?開始となりました。

2/23 15:11

カガミモチウニはウニ類としては珍しく海底に沈んだ木を餌にしています。重なっている間、オスは絶食状態なので(メスの排泄物を食べている可能性も否定できませんが)時々、メスの上から降りなければいけないのかもしれませんね。

ちなみに、過去にも別のオスが42日間メスの上に乗り続けて1日だけ離脱、その後10日乗り続けてまた1日だけ離脱、その後9日乗り続けた例(観察期間63日)があります。

今回、重なっていたのは45日間。鏡餅になる期間は長くても40~50日程度ではないかという気がしています。

【飼育研究部 森滝丈也】