やさしぃ~目を~してぇるぅ~。

2021年5月 1日(土曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

GWも始まりました!

緊急事態宣言下の中、引き続きステイホームでも楽しめるよう、飼育日記の更新頑張ります(^^)

 

最近のテンちゃんも状態は安定中。

以前飼育日記で紹介した「任せて」もかなり上達!ちょっと口が開いている!?

ポウ、クウ、ツララを日頃からトレーニングしている癖(?)で、ボイスサインも併用している加減か、覚えがとても早く感じます。

 

ここまで近づいて写真を撮っても、落ち着いています。

というか、何があっても「落ち着くこと」を基本にトレーニングをしています。

こうやって細部まで確認出来ることは、傷の有無や、身体の熱感の早期発見にも繋がります!

 

各部分一つをとっても、まったく同じという事は無く、個体差が垣間見られます。

ヒゲの長さや目の大きさ、前後肢の形や毛の色まで、よぉ~く観察すると全然違います。

飼育日記では、いつもと違う視点で動物たちのことをお伝えできればと思いますm(_ _)m

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

おてんば娘たちの成長記録

2021年4月 30日(金曜日) 筆者 やはた

皆さんこんにちは、やはたです。

今回は飼育日記を読んでくださっている皆さんに、ご報告があります。

何のことかというと、この子。

昨年生まれたオタリアの子ども「すみれ」です。

すみれはこの間まで、海獣の王国屋上にあるヒレアシ育成水槽で生活していましたが、実はバックヤードにお引越しをしていました。

すみれちゃんどこに行っちゃったの~、と思っていた皆様、ご報告遅くなってしまいすみません。

 

そしてその引越し先はというと、同じく昨年生まれたオタリアの子ども「なぎ」と同じお部屋。

すみれとなぎ、同じ時期に産まれたんですが会うのは引越し当日が初めてです。

仲良くできるかな~と思っていましたが、引越し直後は、

(左:なぎ 右:すみれ)

すぐに顔を近付け合い、お!仲良くできそう?

と思ったら今度は、

!!! あー!ケンカしないで~!とちょっと心配に、、。

でも少し経つと、飼育員の心配をよそに

ベッタリ!!

しばらくして様子を見に行くと、、、

一緒に寄ってきました!(ブレていますが)

お互いに遊び相手ができて嬉しいかな?そうだと良いなーと思いながら

2頭を見守るアシカショーチームなのでした(笑)

 

今はこの微笑ましい様子を直接見ていただく事ができないので、

2頭の様子を飼育日記でお伝えできればと思います^^

お伝えしたい事まだまだ沢山あるので楽しみにしていてくださいね!

 

【飼育研究部 やはた】

卵のリング

2021年4月 30日(金曜日) 筆者 もりたき

いつもお世話になっている菅島の漁師さん(幸進丸)からヤギの仲間をいただきました。ハナフタヤギ属の一種でしょうか…?このヤギはポリプが大きくきれいなので、さっそくへんな生きもの研究所に収容しました。

花のようなポリプは開くと直径3㎜ほど

その展示したヤギをじっと見ていて、いくつかのポリプの頸部に指輪のようなものがはまっているのに気が付きました。

拡大して観察すると、何かの卵(卵塊)ですね。何だろう?扁形動物の卵かな。ポリプから落ちないよう、うまい具合にぐるっと輪っか状に産卵しています。ポリプが開くと卵嚢のリングはその陰に隠れる格好になりますね。これはなかなか良い産卵場所です。

果たして、これは誰の卵なのでしょうか?気になるので引き続き観察していきます。

【飼育研究部 森滝丈也】

偶然も二度目には運命だよ。

2021年4月 28日(水曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

セイウチに何かを教える時は「ご褒美」を使います。

ご褒美と言っても沢山あります。

エサとなるお魚、おもちゃ、氷、体を触ってあげること…

ご褒美の中でも特に人気絶大なのはエサです。

エサ(食べ物)は動物の生命維持に必要不可欠だからです。

最近ともちゃんは、セイウチたちに何かを伝える時に、そのご褒美を『できるだけ早く』与えています。

それは、彼らが行動したことに対して素早く「OKだよ!」と伝えたいからです。

例えば人間なら「ラーメンが食べたいなぁ」と思ってる時に、ラーメンが出てきたら「これこれー!」ってなります。

でも「ラーメンが食べたいなぁ」と思ってから3.4時間後にラーメンが出てきても「うん、美味しそう(今は気分じゃないけども…)」って。

何が言いたいかというと、タイミングよくご褒美を与えないと、伝わり方に差が出てしまうという事。

特に初めて教える動きには、素早く・たくさん与えると伝わりやすい気がします。

ですが、たくさん与えすぎると、その動きを何度も繰り返してしまうので、ご褒美の量についても注意が必要です。

「教えて・教えられて」ヒトも動物も考える時間は、とても幸せな時間なのです。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

イッスンボウシウロコムシのオス探し

2021年4月 27日(火曜日) 筆者 もりたき

現在へんな生きもの研究所ではメスのイッスンボウシウロコムシを3匹飼育しています。

本種はメスの背中に小さなオス(矮雄)が乗る、ウロコムシ科では唯一の習性が明らかになっていますが、オスのサイズがメスに対してかなり小型(メスが2-3㎝に対してオスは0.5㎝)なのと、メスの背中に並んだウロコの下に隠れているため、実際のところ、メスの背中にオスが乗っているのか肉眼で見るだけでははっきりしません。

時々、オスはいますか?と問い合わせを受けることがあるので、今回、拡大して確認することにしました。

まず、体長2.7㎝ほどある一番大きな個体を確認すると…

う~ん、メスの前半部のあたりにオスがいるような気配がしますが、ウロコに邪魔されてやっぱりわかりません。

残念。

続いて2匹目…この個体はウロコが一部脱落していることもあって、すぐにオスが見つかりました!

ウロコの脱落した部分からオスが顔を出していますね。

かわいい4つの目が(小さな点々がそれです)見えています。オスの全身はこんな感じ。

※これは以前、採集したオスです

オスはメスと頭の向きが逆になっているパターンが多いようです。

そして、最後の3匹目…この個体は今もヤドカリの殻の中にいるので、オスの存在は確認できませんでした。

オスの姿は確認できませんが、時々ヤドカリの背負う貝殻から頭を見せるメスの姿はかわいいので、おススメです。

【飼育研究部 森滝丈也】

隠れたエピソード

2021年4月 27日(火曜日) 筆者 あやねん

はじめまして!あやねんです!

入社して1年1ヶ月でいよいよ飼育日記デビュー!

飼育員になったばかりだからこそ、皆さんに近い目線で、動物たちを見たり感じたり出来ると思うのです!

私の小さな発見を、動物の力を借りて楽しくお届けできるように頑張ります!

 

水族館に来ると、動物がご飯を食べている場面に遭遇することがあると思います。

普通にご飯をあげれば食べてくれると思いませんか?(私もそう思っていました)

 

実はそんな単純なことではなかったのです…

この子はもう少しで2才になる、ミナミアフリカオットセイの男の子、ひじき君です!

口がゆがんでる…笑

 

ひじき君、ある日突然ご飯を食べなくなったのです。

体調は元気そうで、お腹も減っているはずなのに…

しかも、先輩トレーナーが給餌すると食べるのに、私からは食べないのです…

食べない理由をたくさん考えて、自分の行動を変え、原因と考えられるものを潰していく。

先輩にアドバイスをもらい、必死に考えても分からず、心が折れかけたとき、突然ひじきはご飯を食べはじめたのです!

 

食べなかった本当の理由はひじきに聞くことが出来ないので分かりません。

ですがこのとき、〝動物の言葉を話せない私〟と〝人間の言葉を話せない動物〟が関わることの難しさ、面白さを感じました!

 

皆さんが何気なく見ている一場面にも、こんなエピソードが隠れているかもしれません…

 

 

【飼育研究部 あやねん】

本日も、晴テンなり。

2021年4月 26日(月曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

日中はかなり暖かくなってきました。

本日の鳥羽も、晴天です(^O^)/

 

さて、先日4月20日に生後10か月を迎えたテンちゃん。

毎月20日は記録のために体長と全長を測定しています。

体長は頭から尻尾の先、全長は頭から後肢の先までです。

 

測定方法は至ってシンプル。

テンちゃんには伏せの体勢を取ってもらって、床に鉛筆で印を付けて、後でメジャーで測ります。

今月も伸びていて、全長ではともちゃんの身長を軽々越えていました。笑

 

「恥ずかしいポーズ」も最近覚えたようです(^^)

 

セイウチ成獣たちの発情期もピークに来ています。

季節の変わり目なので、体調管理を徹底し、これからくる暑い夏に向けて対策をしていきます。

発情期の後は「換毛」(体の毛が生えかわること)が待っていますので、餌量の調整、体重管理もしっかりしなくてはいけません。

人間側も体調管理を万全にして、セイウチたちと共に暑い夏を乗り切りたいと思います!!

 

今日の飼育日記の写真は携帯で撮影しましたが…悪くないですね!(^^)!

 

【飼育研究部 ともちゃん】

あんな模様ってあったっけ?

2021年4月 24日(土曜日) 筆者 しんたに

うららかな春の日差しの中、アフリカマナティーの「かなた」はまだまだおねむのようです。

さてこの写真をみて、あれ?と思ったあなた。そうです。かなたの身体にやけに白い部分がありますよね。これ、アフリカマナティーの模様・・・ではないんですね。

じーっと見ていると何かを感じ取った「みらい」が左からずずいっとフレームイン。

みらいはかまってちゃんなので、かなたばっかり見ていたから寂しくなってきたのでしょうか。

さて、これはみらいの身体の表面。本来、灰色っぽい体色をしているのになんだか黄色っぽい・・・

実は、前回の日記「これがほんとの自分磨き。」でかいたのですが、だんだん強くなってきた日差しのおかげか高級絨毯のように藻が生えています。

最初の写真をもう一度みてみましょう。模様のように見えていたこの白い部分。実は、よくうごかす前肢の周りや移動する際に底と擦れる部分が自然と藻がとれて白くなったものなんです。

(実は仰向けで寝ることの多いかなたは頭のてっぺんも少し白くなっています。)

そろそろみらいの「自分磨き」が見られる頃でしょうか。ダイナミックなあの動きを見られることを願って毎日見回りに励みたいと思っています。

【飼育研究部 しんたに】

白いマナマコのその後

2021年4月 24日(土曜日) 筆者 もりたき

2月に岡山県は備前市日生町の漁協から白いマナマコをいただいたと、飼育日記で紹介しましたが、覚えているでしょうか?実は、この白いナマコは到着時に環境の変化で腸(内臓)を全て吐き出してしまっていました(安心してください!ナマコではよくあることです)。

ナマコを含めた棘皮動物は再生力が強く、ナマコの場合、腸を全て吐き出しても数ヶ月で再生すると言われています。この間、もちろん何も食べず、自分の体壁のみをエネルギーに腸を再生するので、体は縮んでいきます。

この白いナマコはカエルアンコウ水槽で養生していましたが、4月に入り、そろそろ腸が再生したころではないかと、同じへんな生きもの研究所内にあるアマモ水槽へ引っ越しさせることにしました。

ここはナマコの餌になる有機物が多く含まれた底砂がたっぷり。ナマコライフを送るには快適な水槽のはず。

引っ越し後しばらくは水槽のすみでじっとしていましたが…ついに4月8日、排便を確認しました!(副館長が確認)

その後もナマコの排便は時々確認しています。どうやら無事に腸が再生したと考えて良さそうです。

定説通り、わずか2ヶ月弱で腸が再生したことになりますね。

あらためてナマコの再生力の強さには驚きました。

今後は餌をしっかり食べてグングン成長してもらいたいですね。

【飼育研究部 森滝丈也】

カメの赤ちゃん誕生!

2021年4月 24日(土曜日) 筆者 あおくら

みなさんこんにちは!

今日は以前ゆぅさんが紹介されていたフトアゴヒゲトカゲの卵のお話に続いて、奇跡の森で誕生した赤ちゃんをご紹介します!

場所は皆さんおなじみ、こちらののぞき窓近くにある真ん中の水槽。

水槽の中央あたりにいる小さな1匹のカメが見えるでしょうか…

この子はジョフロアカエルガメという種類で、昨年の11月9日に展示水槽内で産卵されていた卵を回収し、約4か月後の3月18日に孵化しました。手のひらに乗っているのを見て分かっていただけたと思いますが、まだまだとっても小さくて可愛らしいサイズです(^^)

孵化した直後はこのようにお腹に卵黄を抱えているので、それを体内に吸収し終わるまでは、湿らせた水苔の上で飼育していました。カメの甲羅はとても硬く頑丈なイメージですが、孵化直後は柔らかいんですよ!

野生のジョフロアカエルガメは南米に生息し、甲羅の大きさは最大で35㎝にもなります!鳥羽水族館では大人の個体も展示しているのですが、同じように手の大きさと比べてみると…

とても大きいのがわかりますよね!道のりは長そうですが、立派な大人になるのを楽しみに、見守ってあげてくださいね。

【飼育研究部 あおくら】