ある日の閉館後

2019年10月 4日(金曜日) 筆者 せこ

水族館の開館前と閉館後は、私達が自由に生き物を見ることができる時間です。

 

夏休みにおこなった夜間営業の日、ラッコの寝ているところの写真を撮りたいなと思い、水槽前に行きました。

(夜間営業の日なので遅くまで電気が点いています)

ラッコは昼間でもよく寝るのですが、昼間はお客様優先の為、ガラス前にかぶりつくわけにはいけません。

午後六時半頃にグルーミングを終えて、まったりしている頃であろうメイを撮りに水槽前に行くと、すでに寝ていました。

流されないように尻尾を陸場にのせています。

翌日も同じ時間に見に行くと、すでにウトウトし始めていました。

今日は浮いて寝るようです。

 

この時にガラス前に行くと気付かれてしまうので、しばらくは後ろのほうで待機し、寝た頃を見計らってガラス前に行きスマホを構えたら・・・気付かれました。

 

 

 

夜間営業までの僅かな時間に焦ってしまいました。

起こしてしまって申し訳ないと思いながらも写真を撮らせてもらい。

そそくさと退散しました。

 

【飼育研究部 せこ】

ハリセンボンのおねだり。

2019年9月 30日(月曜日) 筆者 やまおか

今回はみんな大好きハリセンボンの紹介です!

普段は自由気ままに泳いでいるハリセンボン。

プクプクという擬音が付きそうな姿が人気の魚です!

 

そんなハリセンボンですが、バックヤードで水槽の上に近づくと・・・

みんな寄ってきて物欲しそうな顔で見てきます!!笑

ご飯をくれーという声が聞こえてきそうです。

 

さらには水を吹いてアピールする子も!!

 

ハリセンボンも人が来ると餌をもらえると学習しているのです。

それにしても、ついつい餌をあげたくなってしまうこのチャーミングなお顔。

これは自分の可愛さを分かっているからこその行動なのか・・・笑

ですが、食べさせすぎは良くないため、餌の日ではない今日は心を鬼にしてぐっと我慢です。。

 

最後にハリセンボン豆知識!

針の数は多くても400本程度!

驚いた時などに膨らむ方法は水を大量に飲んで膨らみます!

ちなみに毒のないフグの仲間で、とっても美味しいお魚です!

以上、ハリセンボンでした!!

 

【飼育研究部 やまおか】

船底掃除をしました

2019年9月 29日(日曜日) 筆者 つじ

お疲れ様です。つじです。

当館で管理している船の船底を掃除してきました。

海に馴染みがない方はご存じないかも知れませんが、

船は船底が常に海水に浸かっているために、フジツボなどの付着生物が付いてしまいます。

そこで年に数回船を上架して船底を掃除しないと行けません。

ヘラでゴリゴリと付着生物を落としていき、高圧洗浄機やタワシでとにかく擦ります。

船底が乾いたところでペンキを塗っていきます。

ペンキを塗り終わって乾く頃には1日が終了しています。

けっこうな重労働でしたが、

これでアオリイカ採集やクラゲ採集などに活躍してくれることでしょう!

水槽の展示に繋がる活動を今後も積極的に行っていきたいと思います。

飼育研究部 つじ

ユミヘリゴカクヒトデのシダムシ

2019年9月 29日(日曜日) 筆者 もりたき

今、研究者の方と一緒に研究しているシダムシの話題です。

シダムシはヒトデの体内に寄生する甲殻類で、熊野灘では水深300m付近で採集できるウデナガゴカクヒトデやユミヘリゴカクヒトデなどから見つかります。こんな姿をしています。

ちなみに、このシダムシは新種(未記載種)で、もうすぐ名前(学名)が決まる予定なので、お楽しみに。

さて。ユミヘリゴカクヒトデから見つかるシダムシは2015年の調査では寄生率が30%を超えていましたが、ユミヘリゴカクヒトデ自体があまり数多く採集できないので、寄生率が高くてもそれほど目にする機会は多くありません。

先日、そのユミヘリゴカクヒトデから今年初のシダムシが見つかりました(通算17個体目)

画像はシダムシが見つかったユミヘリゴカクヒトデ。

両者は共生関係にあるので、ヒトデが生きている間はその体の中でシダムシは生存できます。でも何かの事情でヒトデが死ぬと、シダムシもそのまま一緒に死んでしまうようです。

そこで、今回はヒトデからシダムシを取り出し(救出?)試験的にしばらくシャーレの中で飼育してみることにしました。

ヒトデから取り出したら、おそらく長期間は生存できないと思いますが、シダムシの飼育自体、ほとんど行われた事例がないので試行錯誤で挑戦してみます。

【飼育研究部 森滝丈也】

森を作る

2019年9月 27日(金曜日) 筆者 かみおか

暑い夏も過ぎ、植物を育てるのには良い季節になりました。今年の夏は、けっこう亜熱帯コーナーの植物を枯らしてしまったので、植栽の一斉強化を行いました。

他の水槽内や植え込みで伸びてしまった植物を選定して挿し木、再利用です。

基本的に、植物が好きなので、やっているうちにどんどん構想が膨らんですんごい量になりました。もはや森。

こちらは水槽が近くになく、扉の近くで風があたるため、なかなか植物が枯れやすい場所ですが、一工夫して鉢ではなく壺に植えたり、深い鉢皿を置きました。これで乾かないはずです。

最後にこちらの水槽周り。お気に入りのオオタニワタリの周りをデコレーションしました。

植物好きにとって、こういう仕事は楽しいですね。

やがて訪れる、乾いた寒い冬に枯らしてしまわないように頑張ります。

(かみおか)

今朝のダイオウグソクムシ№23

2019年9月 27日(金曜日) 筆者 もりたき

先日のニコニコ生放送は、たくさんの方にご覧頂き、大盛況のまま終了しました。ありがとうございました!

さて、その№23ですが…今朝、出勤時に鳥羽駅の駅員さんからも「もう、脱皮しました?」と聞かれました(笑)

が、まだしていません…。

これは10月に突入するかも…。

というわけで、今朝のダイオウグソクムシ№23の様子です。

通常の照明

確実にXデーは近づいています。

【飼育研究部 森滝丈也】

 

コブシメの展示を再開しました

2019年9月 26日(木曜日) 筆者 つぼんぬ

9月に入り、今年うまれのコブシメの展示を始めました。

今年は夏に新しく加わったハナギンチャクと同居していて、なかなか良い感じです。

コーラルリーフゾーンの水槽に展示していますが、水槽内に産み付けられた卵から孵化した個体なので、生まれた場所に戻ってきたことになります。

また、この2個体は3~ 5月にはコーラルリーフゾーンの小さい水槽に展示していたので、初お披露目ではありません。

これは5月に展示していたときの写真ですが、現在このうちの2個体を展示しています。

実は、この小さい水槽では大きくなると手狭になるため、その後再びバックヤードに戻って、今の水槽で展示できる大きさになるまで育成していたのです。

時系列にすると、2019年1月に水槽内に卵が産み付けられ、その後バックヤードへ回収、2月にバックヤードで孵化、3月に1度展示、その後6月に再びバックヤードへ戻り、9月に今の水槽での展示再開となりました。

ちなみにあとの2個体はバックヤードですくすくと成長中です。

ぜひ、長生きしてまた命をつなげてほしいなと思います。

 

【飼育研究部 つぼんぬ】

触りますか?触りませんか?

2019年9月 25日(水曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

朝晩は少しひんやりして、すっかり秋模様。

皆さんいかがお過ごしですか?

 

さて皆さんは、何か「初めての体験」をすることがある時、緊張したり、時には恐怖を感じたりすることがありますか?恐る恐る的な…。

「セイウチに触れる」という体験ができる鳥羽水族館、セイウチの体やヒゲ、足、しっぽ等、いろんな場所に触れることができます。

そんなふれあいタイム中、とても珍しい(?)瞬間があります。それは…

セイウチたちの「鼻水」です!

別に風邪をひいてるわけでもないですが、たまに皆様の前を通る時に出ていることがあります(^^;)

僕は「セイウチの軌跡」と呼んでいます!

 

日本の水族館でセイウチに触れること自体奇跡に近いのに、セイウチの鼻水に触れる機会なんて望んでもやってきません!

この軌跡に直面した人は、ぜひ、勇気を出して触ってみて下さい。

 

触った感覚は、人間のモノと何ら変わりません。

匂いも、まぁ、少し磯の香りがする程度。笑

味はしょっぱかったです(^o^)

触ってもいいけど、手を洗うことも忘れずに。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

ついつい触ってしまうアレ

2019年9月 22日(日曜日) 筆者 なかざわ

ぬん。

突然の写真で失礼致しました。

皆さんはマナティーを見たことがありますか?※ジュゴンではないですよ!ここFコーナー、ジャングルワールドには「かなた」と「みらい」という2頭のアフリカマナティーがいます。この水槽には水曜日と日曜日に潜水掃除を行うのですが…入ろうとすると、やっほー!と、近づいてきてくれます。

そこでついつい触ってしまうのがこの上唇…

掃除中も構ってー!と、やってくることがあるのですが、

やっぱり触ってしまいます。(笑)

でもね、そこの場所、掃除したいからちょっとどいてくれるかい?(邪魔をしてきた様子↓)

触感はゾウのような…?何とも言えない感じです。このムニュムニュ感がたまらなくクセになります。(笑)飼育員の特権ですね!

マナティーはジュゴンよりも口がやや上向きなので良かったら違いも見比べてみて下さい!

 

【飼育研究部 なかざわ】

久しぶりに

2019年9月 20日(金曜日) 筆者 たかむら

皆さん、お元気でしたか?

今年の夏をなんとか乗り切った「たかむら」でございます。

 

今回は…古代の海ゾーンのサメの水槽にマイワシの展示を始めました!ってお話しです。

意外かもしれませんが、当館でのマイワシの展示は、実に7年ぶりとなります。

マイワシの展示といえば…昔の鳥羽水族館(いわば旧館)を覚えていらっしゃるお客様には懐かしいでしょうね。

その頃の鳥羽水族館は、館内に入るとまず目に入ってきたのがマイワシの泳ぐ水槽でした。

イワシ水槽が完成したのは1981年(昭和56年)のこと。

水槽の形は8角形で、その中をイワシがグルグルと泳いでいました。

現在のように、群れの動きをダイナミックに見せる水族館はなかったんじゃないかなぁ?と思います。

これも時代の流れですかね。

さて、活魚車でやって来たマイワシは、魚類班スタッフ皆で搬入作業をしました。

おっきな群とはいきませんが、マイワシたちがかたまって泳ぐ姿は動きがあっておもしろいです。

ドチザメやシロワニが近くを泳ぎ過ぎるたびに、群れの形や進行方向が変わるのは見ていて飽きません。

【飼育研究部 たかむら】