奇跡が軌跡に変わってく。

2020年7月 1日(水曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

今日から7月に入りましたね。

6月20日に産まれたセイウチの赤ちゃんも、生後10日齢を過ぎました。

顔つきもしっかりしてきたかな!?

ヒゲは茹でる前のパスタと言うよりは、歯ブラシ。笑

 

担当者は初めての人工哺育で分からない事の方が多い中、小さい命を守るために必死で情報収集しています。

今は1日5回のミルクと毎日の体重測定、便の状態や行動のパターンなどを24時間体制で観察し、感染症予防のための注射や体温測定をすることもあります。

 

最近では観察している人が着るカッパや自分の前肢を吸うことがマイブーム?

こんな感じで吸いながら寝落ち。

 

「吸う」行動が出てるので、このまま哺乳瓶から自分で飲んでくれるといいですが、なんせ初めてのことなので、この子のペースに合わせていけたらいいかなと思います。

 

やっと10日、まだ10日…。という感じですが、これからセイウチ界を引っ張っていく存在になってほしいなと思います。

 

ちなみに子どものことは…

「僕ちゃん」→男の子だから

「ボフちゃん」→ボフって鳴くから

「チビちゃん」→赤ちゃんだから

こんな感じで呼んでいます(*^^*)

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

 

 

ウミウシの餌探し

2020年6月 29日(月曜日) 筆者 にしおか

皆さん、こんにちは。にしおかです。

今回はウミウシの餌についての紹介です。

底質に生息するウミウシは、主に海底に付着するカイメン、ホヤ、サンゴ、イソギンチャク等の固着生物(自分の意思では動けない生物)を食べています。

ですが、ウミウシはどんな固着生物でも餌にできるわけではなく、例えば、カイメンを食べるウミウシであっても、カイメンなら何でも食べるというわけではなく、ウミウシの餌は、種類によってそれぞれ違っている為、食べてくれる餌を見つける事は、非常に難しいです。

水族館内だけでは、ウミウシの餌探しには限界があるので、餌を求めて、海に探しに行くこともあります。

餌探しついでに、アオウミウシを発見しました。

私に見つかったウミウシは、鳥羽水族館へ連行されます。笑

 

先日何となく、この白いカイメンをウミウシがいる水槽に入れてみたところ、

クロスジウミウシがゆっくりと口を動かしながら、カイメンを食べていました。

入れた餌を食べてくれた時は、非常に嬉しいものです。

ウミウシは、へんな生きもの研究所で見る事が出来ます。もしウミウシが餌を食べている所を目撃した時は、是非、私に教えてください。笑

【飼育研究部 にしおか】

白いアマガエル!

2020年6月 29日(月曜日) 筆者 たっけー

お久しぶりです!たっけーです!今回はここ最近注目を浴びていた「白いオタマジャクシ」について紹介します。水族館に来館した時はオタマジャクシの状態でしたが、どんどん成長してもうカエルになっています!(この写真はオタマジャクシからカエルになる途中の過程)

今回展示しているカエルは三重県津市の方から連絡があり、スタッフが採集してきたアルビノの個体になります。アルビノとは遺伝子の変異により、メラニン色素が消失している個体でアマガエルの場合、幼カエルの体色はどちらかというと黄色っぽくなります。田んぼなどの野生下で見ると明らかに白っぽいため、鳥などにすぐ見つけられて食べられてしまう事が多いようです。

実物を見ていただくと分かるのですが、かなーり小さいです。笑 このように水槽の隙間に入っていることもあるので、見つけるのは難しいかもしれません。。。是非水族館に来た際は成長の様子を確認しに来て下さいね!

ちなみに奇跡の森のバックヤードが見える窓の前で展示を行っています。ではでは~! 【飼育研修部 たっけー】

あなたに会えてほんとうに良かった。

2020年6月 27日(土曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

セイウチに赤ちゃんが誕生しました。

私事ですが、セイウチの担当になって丸5年経ちます。

こんなに嬉しいことはありません。

約14ヶ月という長い間、クウちゃんがお腹の中で必死に守ってきた命。

精神的にも肉体的にも大変なクウちゃんが、痛みに耐え大きな子を産んでくれた瞬間、わずか2mもない距離で見ていた僕は手の震えが止まりませんでした。

 

「奇跡」ってあるんだ、って。

産まれてきてくれた子が教えてくれました。

 

 

頑張ったクウちゃん。そして、ポウちゃん。

君たちが出会わなければ、あの子は産まれていません。

5年前はこんな立派なお父さんお母さんになるなんて思ってもみなかった。

でもね、なんだろ、今の君たちを見ていると目から汗が出て上手く笑えないや。

本当にありがとう!

 

赤ちゃんが産まれた【6月20日】は、なにをやってもうまくいく「天赦日」、一粒が万倍にもなる「一粒万倍日」が重なる縁起のいい日。

これからたくさんのことを乗り越えて、大きくなって、いつか皆さんにお披露目できる日を目標に頑張ります!

 

沢山の方々の応援を受け、担当者が彼らに精一杯の愛を注ぎます。

皆さんの声援、届いてます!ありがとうございますm(__)m

 

赤ちゃん、産まれてきてくれてありがとう!

ポウちゃんクウちゃん、奇跡に巡り合わせてくれてありがとう!!

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

 

 

 

 

ヒゲボンボンは寄生虫か?

2020年6月 27日(土曜日) 筆者 もりたき

先程書き込んだ熊野灘水深200mで採集したエンコウガニの仲間ですが、どうやら種類はエンコウガニのメスにかなり似ています。でも、エンコウガニのヒゲはボンボンではありません。

気になります。

さらに拡大して観察してみました。すると…

 

おぉ、これは!寄生虫ぽいじゃないですか!

興奮!一気にテンション爆上げ(笑)

引き続き調べます。珍しい種類のような気がしますよ。

【飼育研究部 森滝丈也】

ヒゲボンボン

2020年6月 27日(土曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所アパート水槽で展示する生物を予備水槽で探していたところ、6月3日に熊野灘の水深200mで採集したエンコウガニの仲間に気がつきました。

ごく普通のエンコウガニの仲間だと思って展示デビューさせていなかったのですが、よくよく見ると第1触角の先端が丸くなっているじゃないですか!

こんなカニ見たことないなぁ。名前もざっと調べてみましたが、わかりません。

とりあえずヒゲボンボンガニだな(笑)

名前不明のまま、へんな生きもの研究所で展示開始です。

このカニの種名がわかる方、連絡お待ちしています。普通種だとは思いますが…

ジンゴロウヤドカリ・アカモントゲオキヤドカリと同居しています。

【飼育研究部 森滝丈也】

たくさんのありがとう

2020年6月 26日(金曜日) 筆者 まえだ

まずはクウちゃん。

元気な赤ちゃんを産んでくれてありがとう。

どんな生きものでも妊娠出産は命がけです。110cm52㎏の大きな赤ちゃんならなおのこと。

幸い出産後も元気に餌を食べてくれていますが、出産の前後で体重は100キロ以上落ちました。

 

そして赤ちゃん。

元気に生まれてきてくれてありがとう。

あなたの誕生を鳥羽水族館のみんなが待ち望んでいました。

残念ながらクウとは別れて人工哺育になってしまいましたが私たちが精一杯育てていきます。

 

最後にSNSやYouTubeにお祝いのコメントをして頂いた皆さん。

セイウチの人工哺育は前例が非常に少なく、担当者一同、暗中模索しているところです。

24時間体制での観察が続いておりますが、赤ちゃんの元気な姿だけでなく、

皆さんのコメントからも活力を頂いております!

ありがとうざいます。

と同時に責任の重さを改めて痛感しています。

 

この愛らしい姿を皆さんに直接ご覧いただくため順調に生育するよう努力しておりますので、あたたかく見守って頂ければと思います。

【飼育研究部 まえだ】

換毛が終わったかんも~。

2020年6月 23日(火曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

ダジャレはあまり得意ではありません…。

 

さて、セイウチたちには1年に1度の大行事「換毛(かんもう)」というのがあります。

これは全身の毛が抜けて新しい毛に生えかわることです。

誤解しないでほしいのですが、全て抜けてから新しい毛が生えてくるのではなく、古い毛が抜けつつ新しい毛も生えてくるというイメージですので、セイウチたちがツルツルになったりはしません。笑

 

ポウちゃんはそろそろ終わったかなぁという印象です。

 

見た目だけで判断できるほど簡単なことではないので、いつもともちゃんが指標にしているのは…

・見た目

・触った感じ

・体重の減り方

などを考慮しています。

 

もちろんですが、個体によって換毛のスピードは違います。

それによって、摂餌意欲や日中の状態(寝てるか泳いでるか)、体重の増減、行動の正確性(トレーニング中のサインへの応答)などが関わってきます。

あれだけ大きな体中の毛が生えかわるので、相当な体力を消耗するんでしょう。

ですが避けては通れない道であり、この換毛を経ることで成長していくわけです。

 

人間で言うと、痛いけど成長を実感できる「成長痛」のようなものなのかなぁって思うこともあります。

これからもポウちゃんはドンドンたくましいオスになっていきます(^o^)

 

【飼育研究部 ともちゃん】

ビタミンカラー

2020年6月 23日(火曜日) 筆者 もりたき

鳥羽の見習い漁師さんからベニカエルアンコウを頂きました。体長4㎝ほどで可愛らしいサイズです。さっそく、へんな生きもの研究所のアパート水槽に展示しました。

この水槽はオレンジ系のビタミンカラーでコーディネートしているので、ベニカエルアンコウのイメージにピッタリ。どこにいるかわかりますか?

ところで、今回のベニカエルアンコウにはコブトリジイサン(6/15の飼育日記参照)は寄生していません。

文献を見ると、コブトリジイサン Sarcotaces pacificus の宿主として名前が挙げられているのは、カエルアンコウ Antennarius striatus だけ。元々コブトリジイサンはベニカエルアンコウには寄生しないものなのかもしれません。よく似た姿をしているのに不思議です。

ベニカエルアンコウを展示した水槽は、ミナベトサカがポリプをよく開いています。同居のヒメセミエビもどことなくファンタジーな雰囲気です(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

 

 

展示デビュー!

2020年6月 22日(月曜日) 筆者 ろん

ペンギンの雛達が展示水槽にデビューしました!

最初は昼間だけ展示水槽、夜はバックヤードに戻す、という形で様子を見てました。

他のペンギンに追いかけられたりして落ち着かないようでしたが、徐々に馴染んできました。

右の翼にオレンジのタグ二本が「みすみ」。先輩ペンギンのクリスピーが気になる?

そして、展示水槽でちゃんと餌も食べられるようになり、夜も大丈夫という事で、無事に展示水槽暮らしとなりました。

 

右の翼に青とオレンジのタグが一本ずつが「かがみ」

よーく見て!

気持ち良さそうに泳いでいます。

生まれてから約半年。やっと独り立ちしたなぁ、と感慨深いです。

この「かがみ」は一月三日生まれ。

勘の良い方は気が付いているかもしれませんが、「鏡餅」から来ています。

孵化したのを確認したときに、お正月から縁起が良い感じでいいなぁ、と思ったのでお正月関係の名前にしたいな、と思ったのです。

ちなみに「おもち」もいるので、ちゃんと「鏡餅」になるんですよ(笑)

 

【飼育研究部 ろん】