カンムリヒトデスイクチムシの行動観察

2019年5月 14日(火曜日) 筆者 もりたき

度々ここに書き込んでいる、へんな生きもの研究所アパート水槽8号室のカンムリヒトデスイクチムシ。ひっそりと飼育しています。

2017年に新種記載されたヒトデスイクチムシ科3種のうちの1種で、カンムリヒトデの胃の中に寄生しています(ヒトデに対して特に悪さをするわけではないようです)

現在、水槽のカンムリヒトデ1個体に計3匹のスイクチムシを寄生させているのですが、ヒトデの口(周口膜)を透して、たまにその姿を見ることができます。

見かけると嬉しい(笑)

さて、今朝は胃の中にいるスイクチムシがよく見えていました。

こんなにばっちり見えることは、なかなか珍しい。

昼過ぎに再度確認すると…ヒトデが餌を食べようと口から胃を大きく外に広げていて、それに押し出されるようにスイクチムシも外に出てきているじゃないですか!

こんな風にヒトデから出てくるスイクチムシなんて初めて見ました。

肌ツヤ良好。状態は良さそう。

そして1時間半後に見ると、スイクチムシはヒトデの胃の中に戻っていました。

こんな風に、普段はヒトデの胃の中にいるけれど、例えば繁殖(産卵)のタイミングなどでヒトデの体外に出てくることもあるのかも知れないですね。いろいろと想像させてくれます。

【飼育研究部 森滝丈也】

衣替え?って言うのかな。

2019年5月 13日(月曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

GWも終わって、夏らしい日がちらほらと出てきましたね。

真夏のセイウチふれあいタイムでは、セイウチたちが夏バテ気味でもこなせるよう、無理のない程度に調整します。

ですがトレーナーはたくさんのお客様に囲まれ、セイウチを見て、喋ってと汗ダラダラ。笑

夏休みはぜひ!トレーナーのお兄さんが汗だくで頑張ってる姿を見に来て下さい!

 

 

そんな夏前の今の時期は、セイウチ達の換毛が始まっています。

換毛は1年に1度毛が生え換わる時期です。

古い毛が抜けて新しい毛に包まれたセイウチ達は黄金色!!

 

黄金色は言い過ぎましたね。笑

濡れている時と乾いてるときでは色も手触りも全然違います。

 

換毛の時期はセイウチ達も体力を使います。

日中は日の当たる陸場で寝ていたり、水中でも目を閉じてウトウトしていることが多いです。

これも、自然の摂理です。

 

飼育場でダラ~んと寝ていても、大目に見てやって下さいm(_ _)m

エサを持っていけばすぐに起きますから(^^)笑

 

【飼育研究部 ともちゃん】

3号室の不詳クモヒトデ

2019年5月 13日(月曜日) 筆者 もりたき

これは4月の沖合い底引き網採集で採ってきたクモヒトデの仲間。

尾鷲沖の熊野灘水深330mで採集しました。3年前に続いて2回目の採集ですね(前回は385-436mで採集した沈木に付いていました)

こちらが2016年1月に採集した個体

種類は特定できておらず、現在調査中。

種類を特定するには標本にして細かな部分を観察しなければいけないのですが、生きている時にしか知ることができない情報も大事。というわけで、このクモヒトデはへんな生きもの研究所のアパート水槽3号室で展示しています。隠れていることが多いですが、時々ガラス面を登っています。

他のクモヒトデよりも壁のぼりが得意そう。

ガラス面を登るのでウラ画像もバッチリ!裏側(口側)アップをどうぞ。

いやぁ~格好良いなぁ。口の周辺を精査すれば、ある程度種類の絞り込みができます。

クモヒトデは細かな部分の造形美がすばらしい!感嘆します。

【飼育研究部 森滝丈也】

カガミモチウニ

2019年5月 12日(日曜日) 筆者 もりたき

度々、紹介しているカガミモチウニことPrionechinus forbesianusです。昨日もイイ感じ(撮影しやすいという意味で)に重なったペアがいました。

このウニは水深300mの沈木から見つかる小さなウニですが、時折、2匹が上下に重なる習性があることが飼育を通じて明らかになっています。これは他のウニでは報告がない珍しい習性なのです。

これまでの調査で、下の個体がメスで上の個体がオス、共に性成熟に達していることはわかっていますが、産卵の瞬間自体は確認していません。なので、この重なり行動が直接的な繁殖行動なのかは証明できていません。

一旦、重なるとしばらく重なったままです。

…などと見ていると、下のメスが排便し始めました。

実は、最初の頃は、オスはメスの便(ウンコ)を食べようとして上に乗るのか?と推理したこともありましたね。メスの肛門にオスの口が接しているので、もしかしたら食べているのかも…と。

今、ちょうど排便したのでこれで食べてくれれば証明できるのに…。でも、この位置だったので、便はそのまま落下…残念。

もっとも、オスが単独でいるときに沈木をかじって便もしていることは確認済み。なので、オスはメスの便に頼らなくても良さそう。この説の可能性は低いと考えています。

やはり繁殖行動(近い将来の繫殖のためにキープ…とか)でしょうね。

【飼育研究部 森滝丈也】

カニの目コレクション

2019年5月 11日(土曜日) 筆者 もりたき

前回の飼育日記で、カニの目が冷酷な目をしていて怖い…と書き込んだので検証してみます(笑)

へんな生きもの研究所で飼育しているカニ類は現在15種。その中で目つきがコワイ種類をランキング形式で発表しましょう。もちろん私の独断と偏見ですよ~

まずは第5位は…16号室のアカマンジュウガニ!赤鬼のような…

いや、赤いだけでそれほど怖くないか…笑

 

第4位は…19号室のトラフカラッパ!虎斑だから縦じまなわけではなく、カラッパ類は皆、こんな目です。

なぜかタテジマ

 

第3位はヌタウナギ水槽のヒラアシクモガニ!(夜バーション)

視点が定まってない…

 

第2位は…29号室のアロークラブことノコギリイッカクガニ!

そもそも目の位置がよくわからない…

 

そして栄えある第1位は…ジャジャン!23号室のキンチャクガニです!どうですかこの目つき。怖いというかヤラシイ感じです(笑)

いかがでしょうか。

【飼育研究部 森滝丈也】

10号室のフクちゃん

2019年5月 11日(土曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所のアパート水槽10号室の新入りさんを紹介し忘れていました。

4月に尾鷲沖水深330mからやって来たフクレヒラホモラのフクちゃんです(今、名前を決めました)

比較的原始的なカニと言われるホモラの仲間。第4歩脚が上向きなのが大きな特徴です。

それほど珍しいカニではないと思うのですが、鳥羽水族館での飼育はおそらく初めて。私自身、今回初めて採集しました。

状態は良く、餌もよく食べていますよ。

このカニは、目の印象からなのか、なぜか気になる雰囲気をしているので、ちょっとマニアックですが、カニ界のアイドルを目指せるような気がしています(笑)。大抵のカニって冷酷な目をして怖いんですけどね(個人的な感想)

そんなフクちゃん、昨日は餌の後に腹部(カニのふんどし)の掃除してました(笑)カワイイ~

【飼育研究部 森滝丈也】

おてんば娘?

2019年5月 10日(金曜日) 筆者 みなみ

昨日5月9日はラッコのメイの15才の誕生日でした!

直接お祝いに来て下さった方々ありがとうございました!たくさんのメッセージもSNSで拝見しました!1つ1つメイちゃんに見せてあげたいくらいです。笑

今回の誕生日ケーキはひと味違います。

 

巨大なズワイガニケーキです。このサイズのカニを丸々あげるのは初めてだそうで、ケーキ制作担当の私にも緊張が走ります。笑

カニのベストなフォルムを決めて、凍らせて、氷を張って。15才!の文字とリボンはどちらもイカで作りました。いつも以上に大変豪華な仕上がりとなりました。あとはメイちゃんが上手に美味しく食べてくれるのを祈るだけです。

運命の瞬間です。

 

大興奮のメイちゃん!この時イカの一部が食べられてしまいました。笑

この後はどうやって食べるのか・・・

 

水に浮かせて食べるのかー!と思いきや

 

しっかり足でホールドしながらお腹に乗せて食べてくれました!可愛いです。

ラッコの寿命はだいたい20年ほど。15才になったメイはおてんば“娘”というよりは、笑

お父さん達(担当飼育員)にとってはいくつになってもおてんば“娘”ですね。これからも元気で長生きしてね!誕生日おめでとう!

 

今日の朝、昨日のお礼と言わんばかりに殻と貝殻が陸場に片付けられていました。笑

 

【飼育研究部 みなみ】

 

今日も懐かしの画像 デッキブラシ・長靴の巻き

2019年5月 9日(木曜日) 筆者 ピンキー

みなさんこんにちは。今日も懐かしの画像をのせてみました。1枚目はデッキブラシ。

メイがデッキブラシをつかんでいます。この頃は色んな物に興味を持っていてビビリながらも触り、大丈夫なことを確認するとしつこく噛んだり、かじったりとしていました。デッキブラシはドアの奥においてありドアが少しでも開いていると勝手に持ち出されてこちらが慌てることが何度もありました。しばらくするとデッキブラシにしがみつくようになるので柄を上下させたり引っ張ったりしても離れずにいるので、こちらもプールサイドを端から端まで引っぱり何往復もしたことを思い出します。

 

2枚目はスタッフの長靴にしがみついておまけに長靴の先端を咬んでいます。小さい頃はこんな事ができたりして担当者もメイも楽しそうでした。

さて、5月9日はメイが15歳の誕生日を迎えます。今回はどんなケーキなるのでしょうか??楽しみ~♫ 楽しみ♫

【飼育研究部 ピンキー】

閉館後のひととき

2019年5月 8日(水曜日) 筆者 ふかみ

こんにちは!!ふかみです。

今回は皆さんに閉館後の動物たちをお見せしたいと思います。

普段皆さんが水族館で見ている動物たちといえば、元気に泳いでいますよね!ですが閉館した後の動物たちはすぐに寝始めるんです(笑)

日が沈むと寝て、日が昇れば起きる。

とっても健康的な生活を送る動物たちです(笑)そんな姿を何枚か皆さんにお見せしたいと思います。

 

 

この子はミナミアフリカオットセイのいと君、1頭でぐっすり。。。安心しきってます。

そして次は、

 

 

カリフォルニアアシカの仲良しコンビ、みかん&ルナ!2頭でくっついて寝ています。脚を乗っけているルナが少し年下です(笑)でも、みかんは怒らず起こさず!優しいですよね。

飼育員としても、ほっこりする1枚です!!そしてもう1枚は、掃除をしているときに水中で寝ている子がいました。それがこちら

 

 

Bコーナー  海獣の王国 で暮らしている、ハイイロアザラシのバルト君です。よく飼育員が掃除をしていると寄ってくるのですがこの日の寝方は初めて見る姿でした。横から見るとこうなります。

 

 

「何故その体勢!!(笑)」と思わず笑ってしまいました。寝ていても可愛らしい姿を見せてくれる動物達。皆さんも寝ている姿を見る事があったらぜひ注目してみて下さい!!

【飼育研究部 ふかみ】

誰かが誰かの分まで頑張っている。

2019年5月 8日(水曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

長かったGWも終わってしまいまして、水族館にはまったりした時間が流れています。

沢山の人で埋め尽くされていた館内も、そろそろ遠足や修学旅行でにぎわう時期ですね!

 

最長で10連休だった人は仕事に復帰するのに時間がかかるかもしれませんね。笑

 

そんな10連休中は、ポウちゃんとうみたまごのミーちゃんがコラボショーを頑張ってくれました!!

暑い中、ほんとによく頑張ってくれたと思います。

 

2頭ともお疲れ様。

ミーちゃんは遠いうみたまごからやってきて、慣れない環境の中、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました!

ポウちゃんは発情も落ち着いて、久しぶりの登場にたくさん拍手を頂きました!

そんなおっきな2頭に関われて、ほんとによかったなと思います。

ポウちゃん、ミーちゃん、ほんとにありがとう(*^^*)

 

10連休も休みなく働いた彼らには夏休みまでまったりモードで体を休めてほしいな。

やる時はやる!休む時は休む!!食べる時は食べる!!!

暑い夏に向けて、飼育員もセイウチも体力の温存です。笑

 

【飼育研究部 ともちゃん】