96本!

2021年10月 17日(日曜日) 筆者 たかむら

鳥羽水族館では、多足ダコの液浸標本をへんな生きもの研究所で見ることができます。

通常のタコの足(腕)は8本ですが、展示している多足ダコの足は、

【56本】と【85本】!

かなり昔から展示をしているので、「子供のころ見たわ~」って方も多いはずです。

その多足ダコ標本に、新たに仲間?が加わりました。

その数【96本】!

じつはこの標本は、今年3月に惜しまれながら休館した【志摩マリンランド】さんで展示されていたものを譲り受けたものなのです。

こうして見比べてみると、迫力がある個体ですね。

鳥羽水族館で見られる多足ダコの標本はこれで3個体となりました。

左から、96本・56本・85本の多足ダコ標本です。

国内でもこれだけ多足ダコを展示している施設はないと思います。ぜひご来館ください。

【飼育研究部 たかむら】

 

恋をしますか?

2021年10月 17日(日曜日) 筆者 もりたき

昨日はオウムガイ好きの女の子(小学2年生)がはるばる神奈川県から来館してくれました。

女の子は手書きの質問をいくつか用意していたので、どんな質問が来るかなと思っていたら、まず最初の質問は、まさかの「深海生物は…恋をしますか?」でした(笑)

え、こ、恋?と思わず聞き返してしまいましたよ(オウムガイの繁殖についてかみ砕いて説明しました)

続く質問も「深海生物も…おしっことウンコをしますか?」や「お風呂に入りますか?」とか面白いものばかりでしたね。

私が答えるたび、女の子は熱心にメモを取っていましたが、専門的な話になると同行のお父さんの方が興味深く聞いていました。

実は、こんなかわいいオウムガイ好きさん以外にも、水族館は大人(リアル研究者)の方とも頻繁にやり取りをしています。女の子が来館したこの日も、ちょうど朝から新たな研究依頼のメールが届いていました。

そんな風に、幅広い範囲からオウムガイの問い合わせのあった日だったこともあり、これからも「オウムガイだったら鳥羽」と言われるような施設であり続けなきゃなと、思いも新たにしましたね。

恋、というか交接中(繁殖行動)

【飼育研究部 森滝丈也】

未来の水族館飼育員。

2021年10月 16日(土曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

ずいぶんと秋らしい気候になってきました。

この時期の水族館は修学旅行シーズンで、館内は小学生で賑わっております。

レストランベイサイドの前を通るとみんなが食べているカレーのいい匂いがしてきます。

さてさて、修学旅行シーズンには鳥羽水族館のスタッフの恒例行事である「教養セミナー」があります。

宿泊しているお宿に僕たちがお邪魔して、1時間ほど水族館の話や生きものの話をして、次の日の水族館を人一倍楽しんでもらおうという目的があります。

それぞれ、担当の生きものの話をするスタッフの姿は、目が輝いて熱量があってカッコイイです。

 

僕は当然セイウチの話をします。

最初は少し警戒気味な小学生たちが、最後には色んな質問を投げかけてくれる様子を見ていると「セイウチの魅力が伝わったかなぁ」と、少し胸を撫でおろします。

僕たちの「伝えたい、聞いて欲しい」の一方通行では、なかなか伝わりません。

人も動物も同じで、まずは環境をしっかりと整えることが大切な事かなぁと感じます。

 

僕がお話した子どもたちの中で、将来、水族館で働く人が現れるかも?

いつかそんな嬉しいことがあったらいいですね!

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

熱視線

2021年10月 16日(土曜日) 筆者 まみかん

風が肌寒くなってきた今日この頃。秋ですね!

さあ、今回は「ハリセンボン」です。

伊勢志摩の海ゾーンの2階にいるハリセンボン達なんですが…やたらと目が合うんです!

いや、、、違います!!見られているんです!!!

水槽前に行くと、スゴイ視線を感じるんです!!!

絶対見てる!と思って見返すと…

やっぱり見てた!

そしてこの子達…どの位置から見ても目が合うんです!

こちらが移動しても…見てるんです。

こんな感じに…

何か言いたそうにジィーーーと見ているこの子達に、毎朝挨拶するのが日課になってます。笑

また、お団子状態になっているところもかわいい!!だから、こちらもずっと見てしまいます。

皆さんも、是非あの熱視線を浴びに来て下さいね!

 

【まみかん】

その一瞬を切り取って。

2021年10月 15日(金曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

秋晴れのいい日が続いている鳥羽です。

 

先日のセイウチふれあいタイム、一眼カメラやもの凄く高そうなカメラを持ったお客様方がいらっしゃいました。

セイウチを撮影しに鳥羽水族館まで来られたそうで、ツララはというと、沢山のカメラマンに囲まれながらエサを食べておりました。笑

 

「写真」って、その一瞬を切り取るものなので、とても大事な資料にもなりますし、遊びに来られて方にとっては忘れられない思い出になることでしょう。

そんな一瞬を切り取るお手伝いができれば、飼育員として感無量ですm(__)m

ボクが撮るセイウチの写真は同じシチュエーションが多いですが、それでも沢山の方が飼育日記を見ていただいてるので大変嬉しく感じています。

 

そんな鳥羽水族館の飼育員が撮影した写真で作ったオリジナルカレンダーが絶賛販売中!!(←ちょっと無理矢理)

https://www.aquarium.co.jp/topics/index.php?id=898

セイウチの写真はボクが撮りました!

 

鳥羽水族館のオンラインショップでも販売しておりますので、是非ご覧ください\(^o^)/

 

【飼育研究部 ともちゃん】

ハナギンチャクの仲間が産卵

2021年10月 13日(水曜日) 筆者 もりたき

宿直の夜にへんな生きもの研究所を見回り中、ハナギンチャクの仲間の水槽に小さな粒が浮遊していることに気がつきました。直径は1mmほど。水槽の中は全く濁っておらず、濃い紫色した粒だけが数百個、水面近くに浮遊していました。

おぉ!これはどうやらハナギンチャクが産卵したようです。これまでにサンゴやイソギンチャクの産卵は何度か確認していますが、鳥羽水族館でハナギンチャク類の産卵を確認するのは初めてだったはず。

ひとまず卵は別容器に回収しておきました。

翌朝、再確認すると…細長く伸長した卵も見えますね。どうやらこれはうまく受精して発生が進んでいる印象(画像はボケていますが)

回収した卵数は200-300ほどあり、あらためて計測すると、やはり卵径は1mmでした。

調べてみると、ハナギンチャクは体内で受精後、放卵する種類もいるようです。状況からすると本種はこのパターンのような気がしますね。

ひとまず、この卵がどのように育っていくか様子を見つつ管理していくことにします。

【飼育研究部 森滝丈也】

コブカラッパの微笑み

2021年10月 12日(火曜日) 筆者 もりたき

毎週月曜・金曜はへんな生きもの研究所の給餌日。水槽の中からいつも妙な視線を感じます…

その正体はこのコ。コブカラッパ(カニ)です。

もともと体色変異が大きなカニですが、この個体はは鮮やかな甲の模様が偶然、顔っぽく見えるのです。福岡銘菓「二◯加煎餅」のお面かピエロみたい。

いつも笑っているし…

本来の目はこちら↓↓

カラッパの仲間といえば、大きなハサミ脚で口元を隠すような格好が有名ですが、このコは正面から見るとハサミ脚の突起がまるで歯のようで、大口を開けているようにも見えます。

【飼育研究部 森滝丈也】

どう聞こえて、どう区別している?

2021年10月 12日(火曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

セイウチたちとトレーニングをする際に、僕たちの気持ちを伝えたりする手段には「声」を使用しています。

中でもポウちゃんは現在30種類ほどの僕たちの言葉を区別しています。(音声弁別と言います)

その中でも似ている言葉があります。

例えば「おなか~」「おやじ~」「オホホ~」など。

僕たちが聞いていて似ているような発音でも、彼らはしっかりと区別できています。

 

では、彼らはどのポイントで区別をしているのでしょうか?

上の3つのボイスサインは最初の文字が「お」ですから、早とちりしてここで反応してしまうと間違う可能性がありますよね。

じゃあ2文字目の発音を聞いてから行動に移しているのでしょうか??

 

試しに上の3つの言葉をすべて母音に変換して彼らに伝えてみました。

「おなか~」→「おああ~」、「おやじ~」→「おあい~」という風に。

結果は…

「おああ~」→一瞬右前肢でお腹をペチペチしそうになるが、なんか違う?という表情をして行動を止める。

「おあい~」→こちらは無反応。

なかなか素晴らしい結果です!

 

彼らが「どのように聞いて」、「どこで区別しているか」は検証すると面白そうです(^^)

もっと詳しく検証しないと分からないですが、セイウチの知られざる能力に驚かされる日々です。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

メダマにまつわるエトセトラ

2021年10月 10日(日曜日) 筆者 もりたき

カレンダーに使えない写真ばかり撮っています(笑)

さて。10月10日は目の愛護デーということで、今回は私のフォトストックから気になる目を持つ生きものをいくつか紹介します。

まずはアカメフグ。このキャンデーみたいな色が好き。

続いてメダマウオノシラミ。ダイオウグソクムシと同じ深海に生息する等脚類ですが、左右の複眼は中央でつながっています。

ちなみに、本種は鳥羽水族館が採集した個体をもとに和名が提唱されました。

さて、ここでちょっと変化球のメダマイカリムシの一種をご紹介。魚の眼球に木の根のような頭部を差し込んで寄生する節足動物(カイアシ類)です。

画像のソーセージ状の部分は腹部で、バネのような部分が卵嚢。画像の個体は餌アジに混入したカレイの一種から見つかりました。

お次は深海底曳き網で採集されるミカワエビ。

食用としても流通しますが、あまり多くの量は採れないみたいですね。なんと言っても大きな目と全体の姿がカワイイので個人的に大好きなエビです。

そして、最後はアフリカマナティー(みらい)。巨体に対してこの小さな目!萌えますね。

ちなみにマナティーは角膜に血管を持つ唯一の生物としても知られています。マナティーの目は眼球を保護するため粘液状の涙の層で覆われていますが、そのため酸素が透過しにくいので角膜の血管が酸素を供給しているそうです。

以上、目にちなんだ豆知識でした。

【飼育研究部 森滝丈也】

オリジナルカレンダー完成!

2021年10月 10日(日曜日) 筆者 おーむら

皆さん2022年版鳥羽水族館オリジナルカレンダーはもうチェックされましたか?

今回のテーマは『飼育係だから撮れた写真』でした!

その中でホームページにもありました『気持ちよく眠るカリフォルニアアシカ』を

激写させてもらいました!

企画広報に何十枚も候補の写真を送ったのですが、まさかこれが選ばれるとは思いませんでした。

カレンダー企画のために撮った写真よりも普段、何気なく撮った写真の方が良かったみたいです!

 

では!その写真を!ご覧下さい!

 

 

と言いたいところですが、カレンダーをめくる楽しみが減ってしまうので止めておきましょう・・・!

気持ちよく眠るカリフォルニアアシカを想像して来年9月をお待ち下さい笑

表紙、裏表紙はこんな感じです!

従業員は毎年1部頂いているのですが、今回写真提供したと言うことで追加で3部頂けました!(^^)

自分の撮った写真が公式商品になるのは嬉しいですね!

いつか、お客さんに撮ってもらった写真で制作するとかも面白そうですよね!

また良い写真撮るのに一眼レフカメラ会社に置いておこ!

 

【飼育研究部 おーむら】