メンダコを展示してみました

2013年2月 4日(月曜日) 筆者 もりたき

昨日、三重県の深海底引き網漁船に乗せてもらい、深海生物を採集してきました。

網に入る収穫物はこんな感じ。

この中から水族館の展示に活かせそうなものを選びます。

個人的には色々と興味深いものがたくさんあったのですが…その中でも、特に皆さんに人気があるのは、例えばメンダコあたりじゃないでしょうか。

メンダコは飼育が非常に難しい生きもので、これまで当館での最長飼育日数は確か9日間ぐらいだったはず。

状態の良い個体を手に入れることが非常に難しいのですが、今回は船から直接水族館に持ち込むことができたので、これまでにないぐらいの、なかなか良い状態。

 

そこで、試験的に、水温の合うミズダコ水槽で1個体だけ展示してみました。

耳の様なヒレをパタパタ動かしたりして、なかなか愛嬌があります。

底砂にじっと静止していることが多いのですが、何かの拍子でパッと浮かび上がり泳ぐこともあります。

腕の間の傘膜を広げてまるで円盤のよう。

この水槽はミズダコとマダコを展示しているので、メンダコが襲われたりしないかと少し不安でしたが、いざ入れてみると…

案の定、マダコが近くに寄ってきたメンダコに腕を伸ばして抱え込んできたじゃないですか!

ヤバい!…食われるかも。一瞬そう思いましたが、よくよく見ていると、どうもマダコは相手を確認しているだけのようです。

この仕草を間近で見ていて、タコの知性を感じました。

『コイツ、タコっぽいけど何者?どこの中学のモンだよ?』(少し妄想入ってます)

マダコがそう考えていたかどうかは知りませんが…(笑)

そのあと2匹はガンの飛ばしあいをしていましたが(少し妄想入ってます)、しばらくすると互いにあまり興味を示さなくなって、こちらも一安心。

こんな愛らしいメンダコの姿、なんとか1日でも長く皆さんに見ていただきたいなぁ…

 

注意)メンダコの飼育はかなり難しいので、展示が早く終了する可能性があります。

興味を持たれた方はお早めに鳥羽水族館までお越しください。

伊勢志摩の海ゾーン、ミズダコ水槽でご覧いただけます。

(※残念ながら2月6日に展示は終了しました)