珍に遭遇!

2022年1月 15日(土曜日) 筆者 もりたき

先日の底曳き網でヒラアシクモガニが数匹採集できたのですが、その中の1匹は残念ながら水面に引き上げた時点で死んでいました。

それでも大事に水族館に持ち帰ったのは、甲らの左側がコブ状にふくれていたからです。

このコブの中にエビヤドリムシの仲間(種類は不明)が見つかります。私はこれまでに2回だけ採集したことがあります。これは↓メスで右側(“腰”のあたり)に小さなオスが付いています。

エビヤドリムシの仲間はダンゴムシやダイオウグソクムシと同じ等脚類で、エビやカニの背甲の中に寄生して暮らしています。カニにとっては迷惑な存在かもしれませんが。

さっそく、今回採集したカニのコブを確認しました。

ところが、残念ながら空き家でした…と思ったら、小さな何かを発見!

 

よく見ると、それは全長4.7㎜の等脚類の何かです。

一瞬、エビヤドリムシのオスかと思いましたが、形態が少し違います。

もしかしたらまだ若いメスかもしれません。何らかの理由で空き家になったところに取りついたばかりで、これから形態が変化するのでしょうか?あるいは取り残されたオスがメスに性転換した可能性や全く別の種類の可能性もありますね。

とにかく珍種には違いないので、追々調べていきます。

【飼育研究部 森滝丈也】