パラオオウムガイ№95

2022年1月 7日(金曜日) 筆者 もりたき

小学生を中心に、意外と人気の高いオウムガイですが、今、国内でなかなかその姿を見ることはできません。

2017年から国際的な商取引に規制がかかり、特別な許可がなければ輸出入ができなくなったからです(特にフィリピンの個体群が乱獲により個体数が減少したため)。今、見ることができる水族館は鳥羽水族館ぐらいかも。

ただ、そんな鳥羽でもオウムガイの展示数は寂しくなり、現在、飼育しているのは、このパラオオウムガイ№95が1個体だけ。

野生のオウムガイの寿命は20年ほどと考えられていますが(性成熟まで10数年、その後5年ほど生存)水族館にやってくるのは既に性成熟に達した個体ばかりなので、平均3年ほどしか生存しません。№95は2019年にやってきました。

これまで、数年ごとに飼育スタッフが生息地のパラオやニューカレドニアに出向いたり、現地の水族館の協力を受けて入手していたのですが、この2年ほどはコロナ禍の影響で採集には行けず…

現地の水族館スタッフもコロナの影響で外出制限があったり、天候不順が続いたり(地球温暖化の影響でしょうか)と、なかなかうまく採集できない様子。

でも、近い将来オウムガイが入手できると信じていますよ。

【飼育研究部 森滝丈也】