ダイオウグソクムシとオオグソクムシの目について

2021年8月 20日(金曜日) 筆者 もりたき

ダイオウグソクムシとオオグソクムシについて質問を頂きました。目の形に違いはありますか?どちらの方が光に強い、弱いなどありますか?等々…

ちなみにオオグソクムシの仲間は世界中の深海から20種ほど知られていますが、そのうちの半数は体長が17-50㎝に達する「超巨大種(supergiant)」と呼ばれています。メキシコ湾に生息するダイオウグソクムシはそんなsupergiantの代表種ですね。

一方、日本近海に生息するオオグソクムシは体長15㎝まで。このサイズの種は「巨大種(giant)」と呼ばれています。

両グループが同じ海域に生息する場合、超巨大種の方がより深い場所に分布する傾向があるようです(残念ながら日本近海には超巨大種は生息していません)

さて。

まず、一つめの回答です。両者ともよく似た三角形の目(複眼)をしていますが、頭部に対する割合から言えば、オオグソクムシの方が大きいと言えそうですね。

オオグソクムシ

ダイオウグソクムシ

この、大きな目がオオグソクムシの可愛らしさを倍増させていると個人的には思っています(笑)

また、光に対する弱さ(感受性の高さ?)については、先行研究があるのか知りませんが、オオグソクムシの生息水深が100~680m、ダイオウグソクムシが310~2140mであることから考えると、ダイオウグソクムシの方が光に対して弱そうな気がしますね。

【飼育研究部 森滝丈也】