ヤマトグソクムシが入館しました

2021年6月 12日(土曜日) 筆者 もりたき

全国のグソラーさん!こんにちは。

先日の水曜日、久しぶりの沖合底曳き網生物採集に行き、尾鷲沖水深230mで“目ん玉つながりのグソクムシ”を採集したので、さっそくへんな生きもの研究所に収容しました。

「目ん玉つながりタイプ」のグソクムシはよく似た種類が多く、飼育日記でもこれまでに何度か混同して紹介していましたが、今回はヤマトグソクムシAegapheles japonicaのようです。

グソクムシ科は半寄生性で、魚の体表に取り付いて体液を吸い、満腹になれば魚体から離れて海底に落ちて消化を待つ、という習性を持ちます。今回の個体も摂餌直後らしく腹パンパンで、水槽の中に入れるとすぐに底砂の中に潜ってしまいました。ちなみにオオグソクムシやダイオウグソクムシはスナホリムシ科で、このグソクムシ科とは別グループになります。

完全に潜るとまるっきり見えなくなるので観察しにくいですが、これが彼らの本来の生態。なかなか興味深い行動です。

【飼育研究部 森滝丈也】