スナギンチャクの上にイソギンチャクが…

2021年4月 8日(木曜日) 筆者 もりたき

ジンゴロウヤドカリの青い瞳に吸い込まれそうです。

深海に棲むジンゴロウヤドカリのほとんどの個体は、ヒメキンカライソギンチャクを貝殻に付着させています。

でも、中にはイソギンチャクを背負っていない個体もいて、そんな個体の貝殻にはヒドロ虫やスナギンチャクが付着している場合があります。

先月採集したこのコも「イソギンチャク無し」で、貝殻にはスナギンチャクの一種が付着していました。群体性のスナギンチャクは貝殻の表面を覆うように付着していました。

さて、展示開始から2週間ほど経過した今朝のことです。ふと見ると、このジンゴロウは水槽の中に落ちていた空き物件(貝殻)からヒメキンカライソギンチャク2つをはがし、自分の殻に移動させているじゃないですか!

同居のヤドカリたちは皆、ヒメキンカライソギンチャク持ちだったので、うらやましかったのでしょうか(笑)

そうなると、心配なのは、元々貝殻の表面に付着していたスナギンチャク。

スナギンチャクはヒメキンカライソギンチャクに覆われた格好になってしまいました。

この後、スナギンチャクはどうなるのでしょうか?

気になるので、引き続き観察していきます。

【飼育研究部 森滝丈也】