ナターシャは今日も元気

2021年2月 6日(土曜日) 筆者 はせがわ

 

メスのバイカルアザラシのナターシャは今年の5月17日で飼育40年になります。日本で一番長い記録です。一方野生で最高齢のバイカルアザラシは56歳と言われています。私たちはその体長から、ナターシャは鳥羽に来た時には0歳だったと考えています。つまり今年推定40歳で、56歳に比べるとまだまだ若いと言えます。

 

実際彼女の暮らしぶりは元気そのもので、他の若いアザラシ達よりも早く一番初めにエサを食べ始めるのは普通で、ケンカを売られたら必ずと言っていいほど反撃し、ほとんど負けることがありません。

 

ところでナターシャは7歳の時に重い感染症にかかったことがあります。その年に鳥羽に来た3頭の具合が悪くなり、彼女を含めて元々いた3頭もその後具合が悪くなり、6頭のうち4頭が死んでしまいました。ナターシャは病気に打ち勝った2頭のうちの1頭でした。

 

私もそのことを忘れてしまうほど、今彼女はとても元気です。そして日本のバイカルアザラシの長寿記録を毎日更新しています。世の中は新型コロナで大変ですが、これを乗り切った後にナターシャのように今まで以上に元気が出ることを引き寄せたい、と思います。

【はせがわ】