カニはイソギンチャクが好き

2021年1月 31日(日曜日) 筆者 もりたき

前回のキンチャクガニの飼育日記を受けてTwitterでいくつか質問を頂きました。お答えします。

まず、個体識別についての質問ですが、おたずねの画像はイソギンチャクを奪われる前のメス(個体B)です。

続いて、キンチャクガニが持つイソギンチャクは、単体では見つかったことがない不思議な「カニハサミイソギンチャク」であると図鑑などでは紹介されています。一方で、実は「カサネイソギンチャク」という別のイソギンチャクで、カニに利用されることで形態変化したものだ、とする研究も知られています。

ちなみにこのカサネイソギンチャクも今は水族館にいないので、代用品を探しています。また、カニは1つのイソギンチャクをちぎって使うという報告もあるので、残った1つにも期待!

さて。

キンチャクガニほど明確な共生関係なのか不明ですが…沖合底引き網で採集されるサガミモガニもイソギンチャクを好みます。

今のところメス限定ですが、2匹がいつもイソギンチャクの一種に抱きついていて、まるで抱き枕(笑)

いつ見てもイソギンチャクを抱いています。

イソギンチャクもちゃんと開いて特に迷惑ではない様子。

果たして共生関係と言えるのか…

個体を変えて観察・検証を続けていきます。

【飼育研究部 森滝丈也】