サメハダヤドカリとソメンヤドカリ

2021年1月 20日(水曜日) 筆者 もりたき

先日、漁師さんから見慣れない「サメハダヤドカリ」をいただきました。

少し気になったので、水族館の10周年記念誌から60周年記念誌まで引っ張りだして、これまでの飼育動物をざっと調べてみましたが、当館のサメハダヤドカリの搬入記録は見当たりませんでした。

もしかしたらサメハダヤドカリの入館は今回が初めてかも知れません(珍しい種類ではないはずですが)。

ちなみに、ヤドカリの仲間は貝殻に隠れてしまっているので、まず左のハサミを見て種類を見分けます。

こちらがよく見かけるソメンヤドカリ。

スモーキーピンクの色合いは個人的に好みです。

そしてこちらがサメハダヤドカリ。

こうやって見比べると、一目瞭然、簡単に見分けがつきますよね。

ところが、殻から出てきた姿を見てビックリ!顔つきは互いにそっくりです。

ハサミや歩脚の色などは少し違いますが、ここまで似ているとは…驚きました。

ちなみに両種は生態も似ていて、ベニヒモイソギンチャクやモンバンイソギンチャクと共生する習性が共通します。

ただ性格は少し違うようで、サメハダの方がアクティブですね。ソメンは恥ずかしがり屋です。

ソメンはなかなか殻から出てこないですし、驚くとすぐに隠れてしまいます。

【飼育研究部 森滝丈也】