あけましておめでとうございます。カガミモチウニです。

2021年1月 1日(金曜日) 筆者 もりたき

新年あけましておめでとうございます。今年も鳥羽水族館の飼育日記をよろしくおねがいします。

新年最初の飼育日記は、お正月なのでやっぱり「カガミモチウニ」ですね。このウニは水深280m以深に生息し、沈木を餌にしています。

実は、このウニ(学名Prionechinus forbesianus)は日本では100年以上前から採集記録があるにもかかわらず、これまでずっと和名がありませんでした。

鳥羽水族館では2013年12月から飼育を開始し、その過程でこのウニが「鏡餅」のように2個体が上下に重なることに気付きました。ちなみに下がメスで上がオスです。

そこで、昨年5月に水族館の年報でこの行動について報告し、同時に、この行動にちなんだ「カガミモチウニ」の和名を提唱しました。

…というわけで、今年のお正月は「カガミモチウニの名前で初めて迎えるお正月」ということになるのですね。

カガミモチウニは世の中にまだまだ知られていないので、どんどん推して、今年はもっとカガミモチウニの名を浸透させたいと考えています。

メスの上でオス同士が陣取り合戦のように押し合ったり…

たまに棘を束ねて管足を激しく動かしたり(画像:左)…と、なかなか興味深い行動を見せてくれる、かわいいウニです。

将来、バフンウニやスカシカシパンぐらいメジャーになれるよう、どんどん売り込んでいきますよ(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】