ショウサイフグのウオノエ

2020年11月 6日(金曜日) 筆者 もりたき

先日、予備水槽のショウサイフグを調査して口の中に寄生するウオノエの一種を見つけました。ウオノエとは魚の体表や鰓腔、口腔に寄生する等脚類(ダイオウグソクムシやダンゴムシなどと近縁)の1グループです。

ショウサイフグ自身は元気でしたが、大きなウオノエが口の中にいるのは気持ち悪いだろうと、今回は口の中にピンセットを差し込んで大きなウオノエを取り除いてやることにしました。ちょっとした手術ですね(もちろんショウサイフグは無事ですよ)

こちらが口の中からとりだしたウオノエの一種。

全長21cmのフグに対してこのウオノエは3cmほどありました…(比較画像)

ウオノエ類は現在、世界で約330種、日本では35種が記録されています。ハリセンボンやイシガキフグなどからはフグノエCymothoa pulchraという種類が知られていますが、今回採集したのはそれとは違う種類のようです(実は同じウオノエはヒガンフグからも見つかっています)

画像左:正体不明ウオノエ、画像右:フグノエ

これから種類を調べたいと思います。

ちなみに、予備水槽にいる4匹のショウサイフグを調べましたが、寄生されていたのはこの個体だけでした。

【飼育研究部 森滝丈也】