ピンクのカンムリヒトデスイクチムシ

2020年9月 16日(水曜日) 筆者 もりたき

先日紹介したカンムリヒトデスイクチムシの続きです。

胃の中から出てきた8匹の内、3匹は淡いピンク色で、どうやらこれは若い個体のようです。

ピンクの個体は赤褐色の個体に重なろうとします。

赤褐色個体の背面に乗ったピンク個体。かわいいですね。

ひっくり返して腹面からもどうぞ。赤褐色個体の肩越し(?)にこちらをのぞくピンク個体。かわいいですね。

こちらは別のペア。赤褐色個体がいぼ足(矢印)をモゾモゾさせてかわいいですね。

スイクチムシ類は雄性先熟の雌雄同体(先にオスになり、その後メスになる)なので、ピンク個体はおそらくオス役だと思われます。

赤褐色個体に精子(精包)を渡そうと頑張っているのかもしれません(生態はほとんど明らかになっていないので、こういった記録も大事なデータになります)。

そして、悲しい事実…

実は、カンムリヒトデスイクチムシはヒトデの胃から出てしまうと長くは生きられないようです…。ヒトデの胃の中に戻したいのですが、あいにく、今いるのは小さなヒトデが1匹だけ。

ひとまず、1番小さなピンク個体なら小さなカンムリヒトデの胃に入りそうだったので、この個体だけ戻してみました(矢印)。

小さなカンムリヒトデの胃の中で成長してくれたら良いのですが。

ちなみにヒトデは胃の中にスイクチムシがいても問題はないようです。

【飼育研究部 森滝丈也】