ヤドカリスナギンチャクの穴がふさがった

2020年4月 25日(土曜日) 筆者 もりたき

4月26日は「エイリアンの日」だとか(笑)。

エイリアンと言えば、昨年末から飼育している新種「ヤドカリスナギンチャク」。学名がEpizoanthus xenomorphoideusで「エイリアン(ゼノモーフ)に似た」という意味です。スナギンチャクの群体が卵から孵化した直後のフェイスハガーに似ていることから命名されました。

スナギンチャクはヤドカリが背負う巻貝の上に付着して徐々に貝殻を溶かしながら成長していきます。共肉から何本ものポリプが林立する姿はなかなかインパクトがあります。

以前の日記でも紹介しましたが、年明け早々、この個体にあった11本のポリプのうち1本が徐々に弱って死んでしまいました(矢印が死んだポリプ)。

このポリプが無くなったあとには大きな穴が開いていましたが…

徐々に修復して…4月の10日頃にはすっかりふさがりました。

今はすっかり元気です。

で、気付いたのですが、どうやらヤドカリが立ち上がるとスナギンチャクは斜めになり、結果、後側のポリプは根元から押し曲げられてしまうようです。確かに、よく見ると死んだポリプの隣のポリプも根元から強く曲がっていて、今にも裂けてしまいそう。

もしかしたら深海でも後方のポリプはちぎれやすいのかも…

ちぎれても強い再生力で修復するものなのかも知れません。

【飼育研究部 森滝丈也】