続 飼育員 一人前への道

2020年3月 19日(木曜日) 筆者 いま

前回の続き、、、

 

ベテラン飼育員が持ってきたものは、普段は与えていない、イカでした。

ツララには好きなおもちゃがあります。

白い浮きのおもちゃです。

白い浮きに似たイカを見つけると、初めはあまり興味を示さなかったのですが、

次第におもちゃのようにして遊びだす動きが見られ、口に入れはじめました。

ぼくたち飼育員は前のめりになって、水槽のガラスに張り付きます。

「これだ!!」

イカを小さくして持っていくと、遊びながら食べだしたのです。

 

それをきっかけに、少しづついつものエサも食べるようになって、

治療や検査も行うことができるようになりました。

いまは食欲も戻ってきて、もりもりご飯を食べています。

 

日常の管理はもちろん大切です。

普段から生きものたちの体調を万全にサポートしていくのは当たり前のことですが、

どんなに気を付けていても、人も動物もいつかは死を迎えます。

寿命を迎える死に方が一番なのかはわかりませんが、病気や怪我はつきものです。

 

その時に、「何ができるのか」。

 

言葉では伝えられないほど、飼育員みんなで考え、行動し、学びを得ました。

今となっては、そんな学びの機会をツララに与えられたような気もします。

 

飼育員の一人前とは何なのか?

まだまだわからないけれど、自分なりの一人前の答えを探して、

この道を歩みたいと思います。

 

【いま】