熊野灘でレア生物をゲットしました。

2020年3月 2日(月曜日) 筆者 もりたき

2013年から沖合底曳き網漁船に乗せていただき、熊野灘にどのような生物が生息しているか調査しています(主に無脊椎動物が対象)これまでに研究者と連携して新種記載した生物は12種。

最新はご存じ、学名にトバスイと名付けられたシダムシですね(ユミヘリゴカクノシダムシDendrogaster tobasuii

船の上で珍しそうな生物や目当ての生物を瞬時に見つけた時はテンションが上がります。今日も尾鷲沖水深265-650mで採集してきました。

その中でもテンション最高MAXになったのはこちら。オサテエビです。

私自身採集するのは初めてです。

おまけにこのオサテエビに腹部にはフクロムシが寄生しているじゃないですか!

フクロムシはシダムシと親戚関係にあたる甲殻類です。きっと珍しい種類でしょう。調べてみます。

それと、こちらの金粉を散らしたようなキレイなグソクムシの一種。

これも初めて採集しました。

それからもう一つのレア生物はこちら。

ヒトデの歩帯溝(管足が並ぶ部分)に寄生するAsteromyzostomum属スイクチムシ(多毛類・ゴカイの仲間)。この仲間は北極から3種、南極から2種が知られているだけで日本近海から見つかったという報告はないので、きっと珍しい種類だと思います。3年ぶりの採集です。

【飼育研究部 森滝丈也】