ナガクビムシの仲間でした

2019年4月 7日(日曜日) 筆者 もりたき

伊勢志摩の海・日本の海ゾーンで飼育している5匹のメバルのヒレに数年前から何やら白いヒラヒラが付いています。かれこれ3年ほど前からでしょうか…?

ガラス越しに見て寄生性カイアシ類(コペポーダ)だとは判るのですが、正体は不明のまま(カイアシ類は甲殻類の仲間)

寄生されたメバルに特に悪影響はないようです。

予想以上にずっと寄生し続けて(水槽に存在して)いるので、そろそろ展示生物として認知しようか(冗談です)と、ひとまず正体を調べてみることにしました。

数匹をヒレから取り外すしてすぐにナガクビムシの仲間だとわかりました。

さらに文献などで調べて、寄主の種類と寄生場所から、どうやらこれは「ソイマルナガクビムシ(あるいはその近縁種)」のようです。

いや~、ナガクビムシの仲間が生きた状態で見られる水族館なんてそうそうないと思いますよ(笑)こういった生物を複数年にわたって維持できていることは、他に報告がなく、貴重だと(個人的には)思っています。

少しかわいく並べて見ました。左から背側、腹側、腹側です。

ちなみに3匹ともメス。対になって細長く伸びたものは卵嚢です。

【飼育研究部 森滝丈也】