エゾヒトデがいます

2019年1月 21日(月曜日) 筆者 もりたき

先日、年報の飼育生物リストをチェックしていて、エゾヒトデ Aphelasterias japonica の名前が抜けていることに気が付き、すぐに書き加えておきました。

このヒトデは、現在、バックヤードで1個体だけひっそりと飼育しているもので、実は当館で一番飼育歴が長いヒトデ個体なのです。2003年に鳥羽で採集したので、もう15年以上になります。

実は、採集2年後の2005年には開館50周年記念イベントとして「ヒトデ50種展」が開催されたことがあります。それこそ色々なヒトデ達が一堂に会し、もうこれ以上ヒトデが注目を浴びる機会なんてそうそうはないのでは?というイベントだったのですが、なぜかこのコの存在は忘れ去られていて、展示デビュー果たされないまま今に至ります。…そう言えば、飼育日記で紹介するのも今回が初めてでした。

その後も展示のきっかけがないまま、今も変わらず予備水槽暮らしです(バックヤードでのんびりしている方が幸せなのかもしれません)

予備水槽ではトラザメの子どもと同居しています

エゾヒトデはその名の通り、北方系の種類で三重県内での採集記録は少ないようです。そういう意味では珍しいヒトデで、個人的には好みのタイプです。

今も展示デビューの予定はありませんが、こんなヒトデもいるだな、と覚えてもらえれば幸いです。

【飼育研究部 森滝丈也】