パラオオウムガイが孵化しました

2018年12月 22日(土曜日) 筆者 もりたき

先日、鳥羽水族館初となるパラオオウムガイが孵化しました。これまでにオオベソオウムガイ、オウムガイの孵化に成功していますが、これで3種目の繫殖成功になります。殻径3㎝ほど。やはりカワイイですね(笑)

さて。

孵化まで10ヶ月ほどかかるオウムガイ。その途中で卵殻の隙間からヨコエビが入り込んでオウムガイの胚や卵黄をかじってしまうことがあります。孵化成功に導くためには水槽からヨコエビをできるだけ排除することも大事になります(自力で泳ぐようになれば問題ないのですが)

今回孵化したパラオオウムガイも卵殻にいるときからヨコエビに少しかじられていた個体がいました。以前、水槽の中は大掃除したのですが、小さく、すばやく動き回るのでなかなか根絶できず、2匹ほどヨコエビが残っていたようです。

今回、なんとか無事に孵化して、一安心かと思いましたが、よくよく見ると…臍孔(中央のくぼみ)にヨコエビが潜んでいるじゃないですか!

これは退治せねば。ヨコエビには悪いですが、針でつついて退治しました…これで一安心か。

今、水槽には種類は異なりますが先輩の孵化個体(オウムガイ)P162がいます。

この個体は2015年4月25日に孵化し、既に性成熟に達しています。

パラオオウムガイもどんどん孵化して、オウムガイやオオベソオウムガイのように性成熟に達するまで成長してもらいたいものです。

【飼育研究部 森滝丈也】