セノテヅルモヅルのモヅ子

2018年11月 19日(月曜日) 筆者 もりたき

今回は、残念なお知らせです。へんな生きもの研究所で飼育中だった「モヅ子」が死亡しました。

へんな生きもの研究所では水族館近くの菅島沖で採集したセノテヅルモヅルを展示していますが、大きな個体(成体)に小型のセノテヅルモヅルが取り付いていました。本当の親ではなくても成体であれば(雌雄関係なく)取り付き、口に腕を差し込んで餌を横取りしているように見えることから、私はこの行動を「すねかじり行動」と呼んでいました。

このすねかじり行動をしていたのが「モヅ子」でした。

取り付く相手が死んでも別の個体を入れればそちらに移動し、実に6年以上も「すねかじり行動」を継続(2012年秋~)

他の個体でここまで継続的にすねかじりをした個体はいなかったので、興味深く観察を続けていましたが、最近、モヅ子が取りついていたテヅルモヅルが2個体続けて死亡したので、しばらくモヅ子単独で飼育してみることにしたのです。

通常のテヅルモヅルは独立生活のはずですし、モヅ子自身が自力で餌(オキアミ等)を捕まえて食べることも確認していたので、たいして心配はしていなかったのですが…

ところが、独り立ちから1ヶ月ほどでしょうか…突然、からだが崩壊し始めてモヅ子は死亡してしまったのです。

やはり、すねかじり行動をやめさせたのがいけなかったのでしょうか。残念です。

【飼育研究部 森滝丈也】