パラオ胚とグソク24号の12日間

2018年11月 3日(土曜日) 筆者 もりたき

先日からお伝えしているパラオオウムガイの卵(胚)の発生状況です。10月22日、卵殻の隙間からオウムガイの殻(胚殻)が見えていましたが…

本日(11月3日)はこんな感じ。見比べるとかなり成長しているのがわかりますね。孵化は12月下旬から1月上旬あたりでしょうか。楽しみ楽しみ。

一方、こちらも定点観察を継続しているメスのダイオウグソクムシ№24。10月21日にサンマ40gを摂餌し、翌日の夕方に擬岩の中に潜り込みました。これは23日の朝のようす。

そして10日以上経過して…こちらが本日のようす。え~全く移動していません。擬岩の中に引きこもったままです。オウムガイの胚は目に見えて成長しているのに!(笑)

元々、ダイオウグソクムシのメスはオスに比べて物陰にかくれる習性が強いようです。トラップ(罠)にもあまり入らないようで、メスの採集個体数(流通量)は少ないと聞きます。また、メスはオスの発見(1878年)後、13年も経過してから初めて見つかったそうですが、これも習性の違いに因るのでしょうか。

このまま観察は継続する予定ですが、このまま数ヶ月間擬岩から出てこないかも知れません…

【飼育研究部 森滝丈也】