カワウソ、アザラシそしてスナメリ

2018年10月 20日(土曜日) 筆者 はせがわ

私はコツメカワウソとバイカルアザラシを担当しています。この2種は体の大きさが違います。大きい(と言っても体重はおとなの男性ほどです)バイカルアザラシは、一度に多くのエサを食べ、午前と午後の食事の間隔が少し短くなっても気にしません。一方体の小さいコツメカワウソは一度に食べるエサが限られるため、食事の間隔を広げるほど多くのエサを食べます。それで私はカワウソのエサの間隔はできるだけ長く取るようにしています。

 

 

ところで鳥羽水族館には、エサの時間を決めるために大変な努力をした先輩方がいました。何とスナメリに54時間連続で2時間おきにエサをやり、いつ頃よく食べるか調べたのです。ずっとエサを与え続けていたにもかかわらず、朝と昼に1回ずつスナメリがエサをよく食べる時間帯がありました。40年以上前の話です。このような努力が、現在の鳥羽水族館のスナメリ飼育を支えています。多くの時間をかけて自分が飼育している動物の本来持っている生理的な性質を調べて、それを日々の飼育に役立てようとしたこの先輩方の姿勢を、私も見習いたいものです。長谷川。