オニクマムシ

2018年8月 13日(月曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所で好評開催中の夏イベント「これウソ・ホント!? もっとへんな生きもの夏スペシャル」

以前もお伝えしましたが、このイベントでは生きたクマムシも展示しています。体長1mm以下なので顕微鏡で観察していただいています。

現在、メインで展示しているのはこちらのオニクマムシMilnesium tardigradum です。日本産のクマムシ類の中では最大クラス(と言っても体長0.8㎜ですが)。クマムシ界では少数派の肉食性種で、ワムシやセンチュウ、他のクマムシ類までも食べてしまいます。

さて。

クマムシは水に濡れた(体に水滴をまとった)状態でないと動き回ることができないので、スライドガラスに水滴をたらして展示しています…が、水滴はごく少量なのですぐに蒸発してしまいます。

ふと、気が付くと、スライドガラスの上で無残なほど乾燥していることも…(三重の方言では、いわゆる「カンピンタン」ですね)

普通の生物なら、すでに絶命している姿ですが、そこはさすがのクマムシ。再び水敵をたらせば、10数分ほどで元に戻り何事もなかったかのように動きまわります。

この乾眠から復活する姿は何度見ても驚きます。インスタント食品のようです(笑)機会があれば皆さんにも見ていただきたいですね。

この夏は動くクマムシの姿を見る絶好のチャンスです!ぜひ鳥羽水族館へお越し下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】