今年2回目のムラムラ行動

2017年8月 31日(木曜日) 筆者 もりたき

コーラルリーフダイビングゾーンの細長い水槽(E3a水槽)

この水槽には大きなメスのニシキエビがいます。

普段は昼間は岩の中に隠れていることが多いニシキエビですが…ここ数年 毎年、潜水掃除のダイバーを執拗にハグ?する不思議な行動が観察されています。

これは一昨年(2015年)の様子

普段、こんな行動を見せることは全く無いので、いきなりの変化は何かのスイッチが入ったかのよう。

しばらくするとまた落ち着きます。

私はこの行動がニシキエビの繁殖行動ではないかと睨んでいます。…というのも、2014年8月にT君がこの行動を初めて飼育日記で報告した翌月にニシキエビの抱卵を確認したからです。

翌2015年の10月にも同様の行動があり、11月に抱卵を確認しました。2016年はこの行動が6月に観察され、翌7月に抱卵を確認しました。今年は5月に確認しています。

さて。

先月の月曜日(28日)に潜水掃除をしたY君が、ニシキエビがハグしてきたと教えてくれました。やはり…実は、その前の金曜日に私が潜った時も、そんな気配がしていたのです。

そして、翌日(29日)の夕方ニシキエビを確認すると、腹肢のあたりを懸命に掃除していました。これは抱卵の準備行動です。

そして今朝(31日)…なにやら腹肢のあたりに抱えている様子。どうやら産卵したようです。

これまではハグした翌月に抱卵を確認していたのに今回はペースが早い?いや、もしかしたらこれまでもハグした直後に産卵していたのに気付いていなかっただけかもしれません。

それにしても、これまでは年に1回の産卵だったのに、今年は既に2回目。驚きです。

ちなみに、このニシキエビは長期間単独飼育なので、卵は未授精です(これまでに孵化したことはありません)

(追記)翌日の夕方、卵が確認できました!

【飼育研究部 森滝丈也】