出勤するとクマムシを蘇らせます

2016年1月 15日(金曜日) 筆者 もりたき

今朝、クマムシに関する興味深いニュースが流れていましたね。

なんでも、南極で採集して約30年間も冷凍保管していたコケの中にいたクマムシを取り出したところ(おそらく水を与えたのだと思います)乾眠から蘇ったそうです。

それも、餌を食べただけではなく何と産卵もしたとか…

クマムシの仲間が長期間の冷凍保存の後に繁殖に成功したのは初めてだそうです。

これによってこれまでのクマムシの生存記録(9年)も大幅更新したとか。

さすがクマムシ、すごいですね。

 

さて。

鳥羽水族館でもクマムシ(ヨコヅナクマムシ)を展示しています。

新しい顕微鏡を導入して、かなり見やすくなりました(こちらの管理も簡便化されて助かっています)

お客様の反応もなかなか良好。

やはりクマムシは認知度が高いですね。

ところが、完全にメンテナンスフリーというわけにはいかず、スライドガラスが乾燥しないようちょこちょこ給水をしなければいけません(少し面倒)

そこで、とりあえず今のところは私の出勤日だけクマムシを公開するかたちにしています。

 

休みの日は顕微鏡にカバーをかけて、クマムシはそのまま放置…

休み明けの朝、乾燥して縮んだクマムシに水をかけると…10分ほどでもぞもぞと動き始めます。

インスタント食品みたいで面白い(笑)

 

こういった習性もお見せできれば良いなぁと思ったりもしています。

 

もうひとつ。

前回書き込んだ水深300mで採集したシロクダサンゴで見つけたロクソソマですが、やはり大当たりでした!

今朝、凝視して別個体を見つけたんですよ。

小さすぎてカメラのピントがあわせにくいので、秘技・逆光シルエット撮影!

細部もはっきり!

おぉこれは完全にロクソソマだ…

おそらくまだ報告のない種類のような気がします。

【飼育研究部 森滝丈也】