ホヤと粘菌

2015年7月 6日(月曜日) 筆者 もりたき

昨日、研究者御一行の館内案内をさせて頂いたのですが、その中にアメリカから来たホヤの研究者さんがいました。

こういった方に「へんな生きもの研究所」はとても評判が良いです。

オススメは、国内確認2例目、超絶珍種クラゲLipkea sp.(赤矢印)!

…ですが、さすがにそこはホヤ研究者さん。

リプケアよりも、ラベルのない小さなホヤを見つけて興奮されていました(白矢印)

彼らが付着している岩はよく見ると他にもたくさんの小さな生物が見つかります。

そう言えば、ただいま好評発売中の「へんないきものすいぞくかん 謎の1日」のライターNさんもこの岩が大のお気に入りでした。

持って帰りたい…と言っていたほど(笑)

本の中でもこの岩が丸々1ページで紹介されています。

とても面白い本なのでぜひ手にとって読んでみてください(笑)https://www.aquarium.co.jp/topics/index.php?id=377

 

そして、館内案内が終わって…

もっともっと「へんないきもの」を紹介していかなければ!と決意あらたに海を見ていて、水族館の裏手に放置された流木に目が行きました…

…あ、粘菌がいる…!(ツノホコリのようです)

もう、水生生物でも展示生物でもありませんが(今更…)粘菌はまさに「へんな生きもの」枠なのでオッケーです。

 

ご存じない方に解説すると…

粘菌とは、動物でも植物でもキノコのような菌類でもない生物(アメーバ動物)の一種。

アメーバ状の細胞が餌を食べながら増殖して、やがて集合してキノコのような子実体と呼ばれる構造を形成します。この画像が子実体。

よく見るとなかなかキレイですね。

子実体は胞子を飛ばし、その胞子は発芽するとアメーバ状になり、また餌を食べながら動き回るという生活環。

コチラはアメーバ状から子実体に変化している途中…

そして、どうやら粘菌は培養(飼育)できるようです。

って、最近手を広げすぎなので…やりませんよ(笑)

でも、「へんな生きもの」の世界ではクマムシや粘菌は名の知れたメジャー生物。

いつか、へんな生きもの研究所でも展示したいですが…またいつか。

【飼育研究部 森滝丈也】