孵化オウムガイ近況

2015年4月 24日(金曜日) 筆者 もりたき

鳥羽水族館で孵化したオウムガイ達の近況です。

 

数週間前から急に食が細くなったP159が、残念ながら4月18日に死亡しました。

昨年の10月に孵化した個体だったので185日齢でした。

 

この記録、わずか半年とは言え、これまで孵化した161匹の中では19番目に長い生存日数。

そう考えると決して短かったわけではありませんが、残念です。

オウムガイの孵化個体の飼育はまだまだ課題が山積み…

その一方で、長期飼育記録を更新し続けている個体もいるわけで…

P149です。

今年の7月には6歳の誕生日を迎えます。

そのP149が本日、またまた産卵しました(いつもの異常形成卵ですが)

今回、25日ぶりの産卵です。

通常、p149の産卵パターンは2週間ごとなので、前回は卵がうまく形成せず、空振りだったのかもしれません。

そして、もうすぐ孵化するとたびたびお伝えしているP162(予定)ですが…

コイツは成長が遅くてなかなか孵化しません。

 

最近は卵殻からそっと出して、卵黄の吸収具合を確認したりしています(幼体に影響はありません)。少しずつ卵黄は小さくなっているもののまだ完全に吸収しきっていません。あと数日でしょうか…(1ヶ月前も同じ事を言っていました)

卵黄の状態を確認したあとは、また卵殻に戻しておきます。

ここまで成長していれば、人の手で取り出しても問題はありませんが、あと数日は様子を見ることにします。

【飼育研究部 森滝丈也】