深海ヒラムシのささやかな自己主張?

2015年3月 2日(月曜日) 筆者 もりたき

土曜日の夕方にお伝えしたばかりのムラサキヌタウナギの卵。水槽の中に沈めたガラスシャーレの中で管理しています。

こちらは、本日、お昼の様子。

変化にお気づきでしょうか…(矢印)

実は、水槽のガラス面に体長5㎜ほどのヒラムシの仲間が張り付いていたのです(笑)

ちなみに午前中はいませんでした。

 

ヒラムシをよく見ると…

何と産卵しているじゃないですか!

 

実は、このヒラムシは1月の深海底引き網で採集した沈木の表面に付着していたもの。

その時は3匹ほど確認しましたが、あまりにマイナーなので没ネタに…

こんな画像も記録しましたが、お蔵入り(笑)

どことなく春っぽい色彩で結構きれいなヒラムシですが、種名は不明。

どなたかご存知の方がいればご教示いただきたいです。

ヒラムシの仲間は産卵すると、その卵をしばらく保護する習性を持つ種類がいるようで、以前、へんな生きもの研究所で飼育していた浅海性のイイジマヒラムシも卵保護?をしていたことがありました。

 

ヒラムシの仲間【扁形動物】は左右相称動物の中では非常に原始的なグループですが、こんな習性を目にすれば不思議と愛おしく思えてきます。

…という顛末で、没ネタから復活させてみました(笑)

しばらくムラサキヌタウナギの卵の前で、この深海性ヒラムシは自己主張?を続けるのではないでしょうか。