ウミエラに付着したテヅルモヅルを展示しています

2015年1月 23日(金曜日) 筆者 もりたき

以前にも飼育日記で紹介しましたが、へんな生き物研究所で飼育中のホソウミエラに盤径2㎜ほどの小さなテヅルモヅルが付着していました。

テヅルモヅルはしばらく調子良く飼育できていましたが(小さすぎて誰にも気付かれていませんが)先日、残念ながら行方不明になってしまいました…

一緒に入れたサガミモガニが悪さをしたようです…

 

意気消沈していたら…予備水槽で飼育中のウミエラにも同じ種類のテヅルモヅルが付着していることが判明。

この個体は先の個体よりもサイズが大きく、肉眼観察もできます。

さっそくへんな生きもの研究所に移動しました。

もちろん今回はサガミモガニとは別にしてあります。

実はテヅルモヅルの仲間はどのように卵から成体に成長していくのか、ほとんど明らかになっていません。

1970年にオキノテヅルモヅルという北極圏に棲む種の発生 を観察したパテントさんという方がいるのですが、その人がオキノテヅルモヅルの幼体はウミトサカ類のポリプで成長する、と言っているんですね。

このウミエラもウミトサカも同じ八放サンゴの仲間ですから、このテヅルモヅルも同じようにウミエラに付着して成長していると思われます。

水槽の中だと、どのように成長するのか継続的な観察が可能です。

将来的には卵発生も観察できれば、と思っています。

生体の飼育を通じて生きものの不思議を解き明かすのが水族館の役割のひとつ。

この小さなテヅルモヅルがどのように成長していくのか、今とても興味を持っています。