ムシモドキギンチャク

2015年1月 8日(木曜日) 筆者 もりたき

正月休みも終わり、観客も少なく閑散とした朝の水族館。

 

誰もいないことを良いことに、へんな生きもの研究所で水槽にへばりついて小さなイソギンチャクの観察をしていると、不意に「この場所良いですね」と男性のお客様に背後から声をかけられました。

「仲間と一緒にツアーで初めて来たんですけど、皆アシカショーに行っちゃって…。ここが一番良いのにね。」

入室に気付かずに写真を撮っていた私は、バツの悪い思いで「ありがとうございます…」と言いつつ男性客の方を振り向いたら…

 

にこやかな男性客はボウズ頭で口ひげを生やした方でした。

…あ、雰囲気が、私ととても似ている(笑)

 

ふいに飼育スタッフが入ってきたら、あとで絶対「そっくりでしたねぇ…」と言われたに違いありません。

似るんでしょうか?こういうの(笑)

 

男性客は言葉を続けます。

「○○水族館には昔よく通っていたんですけど、最近、妙にポップになっちゃって…(笑)」「地元の△△水族館なんて、人気あるけれどどこが良いのかわからないですよ。」などなど。

そんな意見を聞きながら、やっぱり鳥羽水族館の魅力は、ポップでキャッチーな海獣やショーと同時に名前も知らないようなマイナー生物を見ることができることなんだなぁ、と思った次第。

へんな生きもの研究所、興味ない人は足早に通り過ぎていきますけど。

臭い!と鼻を押さえるお子さん、怖いと泣き叫ぶお子さんもたまにいますけど(笑)

ちなみに、観察していた小さなイソギンチャクはおそらくムシモドキギンチャクの仲間。

数日前に初めてオニダルマオコゼの水槽内で発見しました。

 

男性に声をかけられたのは、カワテブクロ水槽にも2匹いるのを見つけて、夢中になって写真を撮っていたときでした。

小さなイソギンチャクですが、安定して飼育できるようならコイツも飼育生物として取り扱う予定です。