オオベソオウムガイ№84とspadix

2014年11月 20日(木曜日) 筆者 もりたき

午前中、給餌をしようとしたら…

オオベソオウムガイ№84がガラスにグリグリ押し当てていました。

spadix(スペイディクス)と呼ばれる交接腕です(矢印)

オスはこのspadixを使ってメスに精子(精包)を渡します。

餌の匂いに反応して交接し始めることがよくありますが、№84、相手もいないのに…(笑)

おかげで普段は隠れているspadixが丸見えです。

 

余談になりますが…

性成熟に達すると口の左側にある3本の触手が大きく成長してspadixに変化します。

ところが、どういうわけかオオベソオウムガイの中には右側の触手がspadixになる個体もいるのです。

通常、交接腕の左右性は変化しないはずですが…

ちなみに2008年以降に入館した17個体のオスのうち、6個体(約35%)が右spadixでした。

オウムガイ(Nautilus pompilius)も同じ傾向があるかは不明です…(興味があるので調べてみなくては)

 

さて。

餌が終わって水槽を見ると、そんな№84を尻目にリア充オオベソ№90と№88(オス)が交接中。こちらにも。№83と№89(オス)…

…と、№85も!(驚)

オス2匹にメス1匹…て、すごい体勢。

 

ちなみに№89が右spadixの個体です。

 

一方、№84はまだグリグリやっています…

夕方、見回りのときもまだグリグリ…

やる気満々らしくspadixがかなり伸びていましたけど…