珍ヨコエビの生態観察

2019年2月 16日(土曜日) 筆者 もりたき

へんな生きもの研究所で飼育中のヨコエビBathyceradocus sp.の正体を研究者に調べてもらっています(熊野灘の水深350mで採集)

現在、シロウニ水槽の中に入れた沈木の、中央あたりの窪みに4匹(大・中・小・小)の姿が確認できます。とは言え、大きさ10-15㎜程度で、隠れていることが多いので、じっくり観察しないと気づきませんが。

水槽で観察できるようになると、生態が気になってきます。毎日、だいたい同じ場所にいて、意味ありげに腹部をピンピンッと振り上げています。お互いに交信しているのか…?

ヨコエビは亜社会性(親と子が一緒に住む)を持っている種がいるようで、気になります。仔のヨコエビはおそらく誰も生態を観察したことがない種類と思われるので、興味津々。

ひとまず、大と中個体は仲が悪いようで、昨日は縄張り争い?をしていました。

よく観察すれば、オスメスの違いもわかってくるかも。へんな生きもの研究所で珍ヨコエビの生態の一部が明らかになれば、と期待しています。

【飼育研究部 森滝丈也】

ガジガジのバレンタイン

2019年2月 15日(金曜日) 筆者 たっけー

お久しぶりです!たっけーです!14日はバレンタインでしたね!バレンタインにちなんで??カピバラにプレゼントをあげました。

カピバラへのプレゼントはもちろんチョコレートではなく「木」をあげました。

なんでカピバラに木?と思いますが、カピバラはげっ歯類とよばれるネズミの仲間なので歯が伸び続ける動物です。(ビーバーも!)定期的にカピバラ自身が歯を削れる環境が必要になるので、柵には木を取り付けたり、エサ箱も木で作っています。なのでエサの野菜も大きめに切ったり、すごく固い乾燥ペレットも与えたりしているんです!

さっそくセンちゃんがガジガジと囓りにいった跡が!そしてなぜか、古くなった木や濡れた木はあまり積極的に囓りにはいきません。

これからもガジガジと健康な歯を保ってね!(今日も牧草の上で寝ていました。びっくりして起きた様子、、、)

ではでは~! 【飼育研究部 たっけー】

ウニに寄生するヤドリニナ

2019年2月 15日(金曜日) 筆者 もりたき

現在、へんな生きもの研究所ではウニ(Prionechinus forbesianus )に寄生したヤドリニナの仲間(巻貝)をひっそりと飼育しています(水深300m付近で採集)。久しぶりの展示です。

ウニのからだのつくりは五放射相称なので、管足が生えている場所(歩帯)と生えていない場所(間歩帯)は交互に並んで5つずつあります。これまでの観察からこのヤドリニナはどうやらウニの間歩帯を選択して寄生するようです。きちんと間隔を保って並んでいます。

こちらは2015年に採集した個体ですが、やはり5匹が寄生していました。

同時に採集した個体(画像右)は貝が脱落していますが、ウニの殻に寄生痕が残っているので寄生していた場所(5ヶ所)がはっきりわかります。

と言っても、寄生場所は完全固定というわけではなく、交接(繁殖行動)する際は隣の貝に近づき、そしてまた自分の定位置に戻っていくようです。

ヤドリニナの周囲にある白い粒が卵塊です。

【飼育研究部 森滝丈也】

ノリノリのグリン

2019年2月 14日(木曜日) 筆者 つじ

ビーバーの中で最近ノリノリの個体がいます。

グリンという男の子です。

もう7年近く当館のビーバー水槽で暮らしているのですが最近になって覚醒をしました。

ノリノリなんですよ。

 

何がノリノリかっていうと?

 

乗り乗りなんですよ。このピットに。

ちなみにピットって言うのはろ過層へ水が戻る吸い込み口です。

とにかくこのピットに最近になって乗りまくります。

乗って何をするのかというとウトウトと寝るんですよ。

尻尾やお尻が濡れていようがお構いなしで寝ています。

逆にちょっとひんやりして気持ちがいいのか分かりませんが、

ノっているのは間違いなくグリンです。(他の子は乗りません)

爆笑!とまではいきませんが、微笑ましいものを感じられますよ。

ちなみに午後にノっていることが多いです。

 

飼育研究部 つじ

最近のセイウチ達~バレンタインの思い出にのせて~

2019年2月 14日(木曜日) 筆者 ともちゃん

 

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

中学生の時に女の子に体育館裏へ呼ばれ「バレンタインチョコだ」と思ったら「トイレの掃除変わってくれへん?」と言われたことがあるともちゃんです。

 

さてさて、最近のセイウチ達、ふれ合いタイムの合間はプールの中で立ちながらボーッとしたり、プカプカ浮いたりしています。

そんな時はたま~に水槽の上からセイウチ達をそぉ~っとじぃ~っと覗くことがあります。笑

クウちゃんは頭だけ出して瞳を閉じて君を描くよぉ。

 

 

可愛いなぁと思って少しでも物音を立てると…

バレました。笑

ツララにはバレていません(^_^;)

 

こうやって色んな角度からセイウチ達を見てみると、いつもと違った表情が見れるので楽しいです!

クウちゃんはポウちゃんやツララに比べてビビリな性格なので、警戒心も強いんでしょうか?

寝てるようで寝ていない、みたいな。

 

似てるようで全然違う。みんな違ってみんないい。

そんな賑やかな4頭のセイウチが暮らす鳥羽水族館は今日も平和です(^^)

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

今日は………❤

2019年2月 14日(木曜日) 筆者 いそぴー

今日は、バレンタインですね(*^_^*)世の中の、男の子達はソワソワしているのではないでしょうか??笑

年々、手作りチョコがめんどくさくなっている女子力低めのいそぴーです。

この前、アシカたちが寝ている時にこっそりとお邪魔すると…フカフカに乾いて寝ているカリフォルニアアシカ「みかん」

なんと鼻がハート型ではないでしょうか!!!

ちなみに、普段の「みかん」はとっても美人さん。乾いている時とは別人みたいですねぇ。

隣で、仲良く寝ていた「ルナ」の鼻もハート型!!ほんとにかわいい寝顔です。

普段の「ルナ」は、やんちゃな2歳の女の子!ぐいぐいしてます!!笑

この2頭は、ケンカもしますが仲良しなのか夜は必ずと言っていいほどくっついて寝ているんです。

見ているこちらは、いつもほっこりした気持ちになります。ちなみに、「ルナ」はまだバックヤードでトレーニング中ですが

「みかん」は、この冬にショーデビューしていますので、ぜひ見てあげて下さいね!

そんな可愛い2頭からの皆さんにバレンタイン投稿でした(^^)/それでは皆さん、良いバレンタインを

 

【飼育研究部 磯原玖美】

今週の一枚、ご存知ですか??

2019年2月 13日(水曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

さてさて、皆さんは「今週の一枚」をご存知ですか!?

毎週毎週、週替わりでその時の旬な生きものや、テーマに合ったイベントの内容などを写真で紹介しています。

 

鳥羽水族館の公式ホームページの右下

このフォトギャラリーで一番最新のものが「今週の一枚」となります。

僕は先日、大分県の水族館「うみたまご」からやって来たセイウチの泉ちゃんの写真をUPしました。お時間あるときにのぞいてみて下さいね!

 

このフォトギャラリーでは、週替わりで色んな生き物の写真が楽しめたり、今までUPされてきた懐かしい写真も見ることが出来ます。

飼育日記では見られない秘蔵写真が見られるかもしれません!

その他にもHPにはお得な情報がたくさんありますので、皆さんもチェックしてみて下さいね!

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

ハナビラダカラが産卵していました

2019年2月 12日(火曜日) 筆者 もりたき

コーラルリーフダイビングゾーンの育成水槽でタバネサンゴ(2010.7.10生まれ@和歌山県の串本海中公園)を飼育しています。

今朝、台座の岩からサンゴが転げ落ちたので、水中ボンドで固定しようと、ふと岩を見ると…

サンゴの陰になったあたりで、同居のハナビラダカラが産卵(卵保護)しているじゃないですか。

ひとまず、卵を避けてサンゴを接着しました。

そのあと親貝を元の位置に戻しておきましたが、すぐに卵塊の上に乗って保育を再開~

ハナビラダカラはこうやって卵を孵化まで守ります。残念ながら貝に隠れて卵は全く見えませんが。

【飼育研究部 森滝丈也】

パラオオウムガイB11が孵化しましたが

2019年2月 11日(月曜日) 筆者 もりたき

つい先日、パラオオウムガイB10 の孵化をお伝えしたばかりですが、今朝、11個体目となるB11の誕生を確認しました!(おそらく孵化は昨晩)

パラオオウムガイのベビーラッシュはもうしばらく続きます(笑)これで現在の飼育数は9匹になりました。

ここから孵化しました

実は、このタイミングでこの個体の孵化は想定外でした。

と言うのも、最近、この胚の成長スピードが遅くなってきたので、孵化はもう少し後になるかも(あるいは既に卵の中で死んでいるかも)と思っていたのです。

それが、元気に孵化したのです!

でも、やはり早く産まれてしまったようで、大きな卵黄嚢が残っています(本来は全て吸収してから孵化する)

同じように卵黄嚢が残ったまま孵化したB1とB4は共に孵化後の状態が芳しくなく、途中で死亡しています(しかも、今回のB11の卵黄嚢がいちばん大きい…)

今、B11はとても元気で動きまわっていますが、今後の成長が気になります。

【飼育研究部 森滝丈也】

鏡餅ウニがたくさん採集できました

2019年2月 11日(月曜日) 筆者 もりたき

深海の沈木にはヨコエビだけではなく、多様な生物が暮らし、独特な生態系を作りだしています。その中でも私が一番好きな生物は鏡餅ウニ(仮称)Prionechinus forbesianus 直径2cm以下のウニです。

木を餌とするウニ自体、珍しいですが、さらに、飼育を通じて、鏡餅のように重なるという謎の習性が初めて明らかになりました(飼育日記で何度も紹介していますね)。これまでの観察から「重なった下の個体がメスで上がオス」「オスはメスよりも小型」「重なっている雌雄はどちらも性成熟しているので行動は繫殖に関係する」と考えています。

先日の採集では過去最高となる30数匹がまとまって採集できました!(水深280m)

水槽に入れてしばらくはどれも重なっていなかったのですが…

今朝見ると12組も「鏡餅」になっているじゃないですか!見えているだけでこれだけ。あちらこちらでカップル誕生(矢印)

ちなみに、繁殖行動だと推察してますが、今のところ水槽内で産卵(繁殖)は確認していません。

【飼育研究部 森滝丈也】