2時間に一度じゃない。一生に一度だ。

2019年12月 8日(日曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

先日のセイウチふれあいタイムで、触ったあとに思わず「あ、ほんまや。柔らかいんやねぇ。」と、言ってくれたおばあさん。

それ、僕の右手です…。ともちゃんです。

 

さて、セイウチたちにエサをやる時、この時期はヒゲが当たって手が痛い、という話を何度したことでしょう…。

元気いっぱいなセイウチたちはこの時期は1年で1番エサの要求が強く、摂餌量も比例して多くなります!

クウ様は「おのれぃ、まだエサ持っとるやろぉ」と猛アピール。

すいません、今回のエサはこれで終了です。

「嘘いぃ!サケとホッケとサンマの匂いがするでぇ!」

すいません!また、2時間後に持ってきますから。

「フン!仕方ぁないのぉ。次は大盛りやど!?」

 

エサが終わった後はこんな駆け引きをしています。笑

でもよく食べることはいいことです!

たくさん食べてエネルギーを蓄えないと、野生では生き残れませんからね!

こんなところからも、彼らの生きる力が伝わってきます!

ですが、歪んだ愛情は、時に相手を困らせることがある、ということもお忘れなく(^^;)

 

寒さが厳しくなってきます。

皆様お身体ご自愛下さいm(_ _)m

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

寄らば大樹の・・・??

2019年12月 7日(土曜日) 筆者 せこ

水槽見回り時の私の楽しみのひとつに、タカアシガニの水槽を見ることがあります。

魚たちがタカアシガニの甲羅の上に乗ったり、甲羅下の影に入ったり、影の取り合いをしているところがとても面白く、思わず立ち止まって見てしまいます。

元々、岩場や海藻などに寄り添ったり、隠れる習性のある魚たちだからでしょうか?

当のタカアシガニは、迷惑じゃないのか?と考えてしまいますが、別に振り払うでもなく、ジッとしています。

基本的に大きなタカアシガニに人気が集中しているようにも見えます。

この小さな水槽世界の中で、よりベストなポジションを取るため、今日も彼らの小競り合いが繰り広げられています。

【 飼育研究部  せこ 】

熊野灘で2例目のウシロバエビノエボシ

2019年12月 5日(木曜日) 筆者 もりたき

2013年から沖合底引き網漁船に乗せていただき、熊野灘にどのような生物が生息しているか調査しています(主に無脊椎動物が対象)

底引き網で獲れた漁獲物の中から目当てのものを探していきますが、どんどん仕分けしていく漁師さんの隙間を縫っての採集なので、時間との勝負。同時に珍しそうな生物や目当ての生物を瞬時に見つける眼力が必要です。できるだけ見落とさないように目を光らせます(笑)

そんな沖合底引き網採集で、熊野灘で自身2例目となるウシロバエビノエボシを採集しました。

ウシロバエビノエボシは寄生性甲殻類(オオグソクムシと同じ等脚類)アミヤドリムシ科の一種です。全長10㎜。ジンケンエビに寄生します。

これは今年の2月、最初に見つけた個体です↓↓

本種はハワイ沖で採集された標本に基づいて記載され(宿主不明)、その後2009年に日本で初めて九州西方水深496-499mで確認されました。

熊野灘からは採集報告はなかったようです。

小さな脚に萌えますね。

熊野灘、調査すればするほどどんどん新発見につながりますね。

【飼育研究部】

引っ越し完了

2019年12月 5日(木曜日) 筆者 みなみ

 

11月15日、ジュゴンのセレナがいる水槽の隣の水槽にいた4頭のスナメリが引っ越しました。

 

勇気  ゴウ  ココロはEコーナー伊勢志摩の海にあるスナメリ水槽へ、ハローは外にあるスナメリ水槽へ引っ越しました。
もともとEコーナーの水槽にはチョボと輪というスナメリがいたので、この引っ越しで水槽では5頭のスナメリが泳ぐことになりました。

とっても賑やかです。

外にあるスナメリ水槽は残念ながら皆さんは見ることが出来ませんが、ハローも元気いっぱい泳いでいます。

 

引っ越してすぐ、何が大変って・・・

我先にと他の子を押しのけて 早くちょーだい!とやってくるスナメリたち 笑

餌の時間です。

1日3回ありますが、毎回最初はこんなかんじ。こちらの手も追いつきません 笑

戦いの中に入れず 少し離れたところから様子をうかがう子もいますが、みんな元気よく 毎日たくさんの餌をもりもり食べています。

 

ちなみに

6月に生まれたスナメリの子供は、まだ引っ越しはおあずけで 隣の小さなプールで泳いでいます。

 

 

Eコーナーの2階からちらっと見えます。みんな忘れないで!笑

 

 

【飼育研究部 みなみ】

食虫植物休眠中のお知らせ

2019年12月 5日(木曜日) 筆者 ゆぅ

冷え込みの激しくなってき今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。鳥羽水族館でも寒さに耐えしのぎ、頑張る子達がいます。Gコーナー「奇跡の森」での一コマをご紹介。

さて皆様、ここには一体何が展示されていたか覚えていますか?あの緑色をした食欲旺盛のワンパク坊や達ですよ。

そうですね、食虫植物です。ここ鳥羽水族館で展示している食虫植物は皆四季のある国出身。つまりどういうことかと言いますと、奇跡の森コーナーの冬は少し暖かすぎるということです。加えて中々植え替えできなかったためか、年々弱ってきておりました…。今こそ心機一転の時期!よし、表出ろ。

そして今、凍えるような寒空の元、植え替え&レイアウト変更を施した彼らを絶賛凍えさせ中なのです。いじめている訳じゃないのですよ。彼らのためです。こうすることによって、翌春には綺麗な新芽を芽吹かせてくれるはず。

休眠中のハエトリソウの冬芽はまるで昆布かのよう。出汁の出なさそうな昆布。

こっちは…薄ら寒くなっています。根っ子が生きている限り心配ご無用。見た目以上にタフなのです。ということで皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、彼らがゆっくりじっくり休めるまで今しばしお待ち下さい。

【飼育研究部 ゆぅ】

ダイオウグソクムシ№23近況報告

2019年12月 3日(火曜日) 筆者 もりたき

ダイオウグソクムシ№23の定例報告です。早いもので後ろ半分を脱皮してから50日が経過しました。
体色もすっかり元に戻り、何だかこのまま前半分の脱皮はしないんじゃないかという気にも…いや、します!(笑)
ちょうど良いタイミングなので、脱皮前と脱皮後その1(30日まで)、脱皮後その2(50日まで)の体色変化をそれぞれ1枚の画像にまとめてみました。安定してますね…
【飼育研究部 森滝丈也】

バラ色のホネナシサンゴ

2019年12月 2日(月曜日) 筆者 もりたき

前回の飼育日記でバラ色のムンナ?の話題が書き込みましたが、あれはどうやらムンナではなくヨコエビの仲間のようです。何人かの研究者からご指摘いただきました。すみません、訂正します。種類は不明なのでこれから特定できれば…と考えています。

さて、もうひとつバラ色(ピンク)な生物の話題です。

先週、志摩半島の漁師からもらった小さな岩に直径1cmほどのイソギンチャクのような生物にいることに気がつきました。

正体不明なので、さっそくへんな生きもの研究所で展示・経過観察です。

当初、ウメボシイソギンチャクの仲間かと思っていたのですが…。1週間経過して、本日ようやく触手を広げ始めました。

…おぉ!(スマホ撮影のため画質は少し荒くなっています)なんとイソギンチャクではなくホネナシサンゴの仲間です(種類までは特定できませんが)。

これは鳥羽水族館では搬入記録がない種類かも。ちょっと得した気分ですね。

へんな生きもの研究所アパート水槽24号室で展示しています(ヒメセミエビと同居)

ぜひ、ご覧下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】

ハリセンボンのフグノエ

2019年12月 1日(日曜日) 筆者 もりたき

先日、志摩半島の漁師さんからハリセンボンが何匹か入館しました。その中のひとつを何気なく見ると…口の中にフグノエがいるじゃないですか!カワイイ(笑)

フグノエはウオノエの仲間で、ハリセンボンやイシガキフグなどフグの仲間の口腔に寄生します。

ウオノエ類は世界で約330種、日本では35種が記録されています(ダイオウグソクムシと同じ等脚類です)。

私自身、ハリセンボンから見つけたのは、今回が初めてですが、寄生率は結構高いそうです。

この後、搬入したハリセンボン9匹を確認したところ、8匹の口の中からフグノエが見つかりました。寄生率88%超。

【飼育研究部 森滝丈也】

金曜日ってワクワクしませんか?

2019年11月 29日(金曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

朝晩冷え込んできましたね…。

ともちゃんにとってはツライ季節の到来です。

ですが、セイウチたちは元気いっぱいなので嬉しいことです(^^)

先日のトレーニング終わり、いつものように氷を食べた後、なんか変な格好でまどろんでいたポウちゃん。

あの感じからして、体調が悪いということではなさそうです。

「あんまり見ないなぁ。珍しい。」と、しばらく見ていました。

たまにね、いつもと違うことがあると注意深く観察します!

いつも元気な友達が急に学校休んだら、ビックリしますよね!?

ね!?!?

いたいた。小学校の時にこういうことするのが好きな子(^_^;)笑

ほんとにセイウチってこういう人間味あふれたところがあって、クウちゃんと楽しそうに遊んでいたらポウちゃんが「俺も俺も~」と寄ってきたり、新しいおもちゃを入れてあげると2頭で取り合ったり、どんなにケンカした後でも2頭で狭いところにギュウギュウになって寝たり…。

毎日見ていても飽きないというか、何というか、セイウチって、いいですよね(^^)

【飼育研究部 ともちゃん】

バラ色のムンナ

2019年11月 26日(火曜日) 筆者 もりたき

昨日、先月熊野灘の海底から採集した沈木から綺麗なバラ色のムンナ?の集団を見つけました。ムンナ(ムンナ科)はダイオウグソクムシと同じ等脚類の1グループです。

幼体から成体までひとそろい集団でいるので、どうやら本種は沈木に依存した集団生活を送っているようです。

早速、沈木ごと へんな生きもの研究所のアパート水槽2号室に展示しました。木の表面を動き回る姿がかわいらしい。でも、小さくてほとんど認識できませんが(笑)。大きさは1mm程度でしょうか。

実は、見つけたのは先月の底曳き網が初めて。水槽の小さな沈木の破片にいるのは気付いていましたが、まさか採集から1ヶ月以上も過ぎてからこんな集団が見つかるとは!ラッキーです。

珍しい種類かわかりませんが、これからぼちぼち調べていきます。

追伸)最近、私の飼育日記の更新頻度が少ないので、どうしたのだろうか?と心配する声を伺いました。大丈夫です。私はいたって元気です。ちょっと色々な締め切りに追われているだけです(笑)今日は遠方から熱烈なファンの方が来館されて、私も元気をいただきました。これらも飼育日記をよろしくお願いします!

【飼育研究部 森滝丈也】