気づけば12月でしたね。

2021年12月 7日(火曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

ポウちゃんは活発な様子が戻ってきました。

心配して下さっていた方、ありがとうございますm(_ _)m

ここ4年ほど、滅多に体調を崩したことがなかったポウちゃん。

日々健康なことは良いことですが、ヒトも動物も「いきもの」なので、毎日が完璧ではありません。

体温も上がるし、換毛するし、下痢をしたり体に傷を作ってしまうこともあります。

毎日接していても体の中のことはなかなか把握できません。

毎日のトレーニングの時間を大事に使って、体調管理の指標になる採血や体温測定を実施します。

動物が協力してくれて初めてトレーニングが形になります。

これからも彼らのために出来ることを探していきたいなと言う思いです。

 

そんなポウちゃんは平常運転。

先日の体重は1週間で1055kg→1067kgに成長。笑

セイウチたちの体重が最も増える時期にはいってきました!

寒い冬を乗り切って、温かい春を待ちましょう(^^)

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

ヤドカリスナギンチャクが作る“偽の貝殻”

2021年12月 7日(火曜日) 筆者 もりたき

2019年に新種記載されたヤドカリスナギンチャク

深海でヤドカリと共生するスナギンチャクの仲間です。その存在自体は以前から知られており、和名も付いていましたが、あまり採集されないこともあって、分類学的研究が進んでいなかったようです。

それが、数年前にこのスナギンチャクをネタに書いた飼育日記を見た研究者から直接連絡があり、当館の標本を基に新種記載されたのです。

飼育日記の書き手としたら、非常に胸アツエピソードです(現在、生体は飼育していません)。

さて、このスナギンチャクはヤドカリが背負う巻貝の上に付着すると徐々に貝殻を溶かしながら成長していき、最終的にはヤドカリは直接スナギンチャクだけを覆うという奇妙な生態を持ちます。完全に貝殻は溶けてしまうようですが、実際、中身はどうなっているのか、見たことはありませんでした…

実は、最近までへんな生きもの研究所でヤドカリスナギンチャクを飼育していました。宿主のヤドカリがいなくなったあとも、展示を続けていたものですが、やはりヤドカリと一緒でなければ長く生存できなかったようで…、徐々に縮んで(溶けて)いきました。

そして残ったのは…こんな偽物の貝殻!

おそらくスナギンチャクが作り出したモノだと思われます。薄い皮のようでふにゃふにゃ。スナギンチャクもこんな偽物の貝殻を作りだすのか…意外な発見でした。

【飼育研究部 森滝丈也】

のんびりシロちゃん

2021年12月 7日(火曜日) 筆者 たっけー

お久しぶりです、たっけーです。もう12月になりました。毎年思いますが1年はあっという間ですね。

今日は久しぶりに可愛いメンフクロウの紹介です。夏のイベントも終わってもう4ヶ月が経ちました。シロちゃんは今も奇跡の森のバックヤードでのんびりと過ごしています。エサの時間になると飼育員が使うグローブめがけて全力で飛んできます。エサを用意するまでの時間も待てず、私たちの後を必死で追いかけて来ます。

必死さ伝わりますか?笑

イベントが終わってホッとしているのか?バックヤードで飛ぶトレーニングをしていても、梁の上に止まってなかなか降りてこないという毎日です。集中力がかけているなぁ!と思う反面、梁の上にいるシロちゃんは何だかご満悦そうで見ていて少し和んでしまいます。

(早く降りておいでー、、)

お客様には見づらい光景ですが、タイミングが合えば奇跡の森の覗き窓のところから見えることもあります!ぜひ覗きに来てみて下さいね!

ではでは~!【飼育研究部 たっけー】

 

わたしの名前を覚えてくれますか?

2021年12月 6日(月曜日) 筆者 やはた

皆さんこんにちは、やはたです。

今回は皆さんに大事なお知らせがあります。

今年6月6日に生まれたカリフォルニアアシカ、『シルク』の仔(メス)ですが、
ついに愛称が決まりました!!!!!!!

 

早速発表させて頂きます。

シルク仔改め、、、『きいと』です!!!

担当者で候補を出し合いその中から選びました!

絹(シルク)になる前の糸、生糸からきています。繭からとったばかりの生糸はまだ手が加えられておらず、特有の光沢をもっています。

そんな生糸から、「これから色々な経験をし、母シルクのような素敵なアシカに成長してほしい」という想いを込めました。

 

さて、きいとは本日で生まれてからちょうど6ヵ月が経ち、毎日すくすく成長中です。

生まれて初めて測定した体重は、7.4㎏でしたが今は23.5㎏まで増えました。

体の大きさも写真で見比べると成長が感じられるかと思います。

 

シルクときいと(6月6日撮影)

シルクに体を預けて寝るきいと(12月5日撮影)

 

きいとは、臆病な一面もありますが何にでもすぐ興味を示し、色々な遊びを見つけては私達飼育員を驚かせてくれます(笑)

おもちゃや氷で遊んだり、お魚を食べる練習もしています。その様子はまたお知らせします!

 

皆さんも一緒に『きいと』の成長を見守っていてくださいね!

【飼育研究部 やはた】

みかん仔の愛称は近日発表予定です!お楽しみに!

体調管理の難しさ。

2021年12月 5日(日曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

1週間ほど前からポウちゃんの状態がいつもと違いました。

エサへの反応(要求、食べ方など)は普段と大きく変わりませんが、プールの中では体が重そうな感じでほとんどずーっと浮いたまま。

左の前肢を使って起き上がったりするのに抵抗があるようで、トレーニング中の動きもいつもに比べると活発さは感じません。

体温が高かったので、獣医さんと相談して投薬とエサ量の調整、採血をしました。

 

現在は体温も下がって、体の動きも少しづつ戻ってきています。相変わらずエサは欲しそうな印象で、少し安心しています。

ここ最近グッと寒さがやって来たと思ったら、2.3日暖かさが戻ったりと、1週間の中でもかなり差があったように感じます。

野生下で厳しい環境に生息するセイウチたちは、僕らと同じかそれ以上に環境の変化(気温や水温)には敏感なのでしょうか。

以前飼育日記でも紹介しましたが、発情期にはホルモンバランスに変化が出ますので、行動や体調に少なからず変化が起きます。

 

体が大きなセイウチたちの体調管理の難しさには、いつまでたっても慣れません。

病気の予防や、いざという時の治療のために、日々のトレーニングの重要性を感じました。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

気になるあの子と紐

2021年12月 3日(金曜日) 筆者 やまおか

最近バックヤードの畜養槽で気になっている子がいます。

これがその畜養槽です。

一見変わったことがないように思えますが、右上に注目すると・・・

オオグソクムシが紐にぶら下がっています。

器用に脚を使ってつかまり、まるで懸垂しているかのようなポージング。

 

ただ1度見ただけだと、何をやってるんやろくらいの感想ですが、

少なくとも2週間くらいはずっとここでこうしています。笑

気にしだしてからなので、実際にはもっと期間が長いかもしれません。

 

本当に何をしてるんやろう。

しんどくないのかい?笑

 

少し触ってみても、全く離れようとしません。

ここがいいんや!という強い意志を感じます。

この子にとってはここが1番お気に入りのスポットなのかもしれません。

もしくはトレーニングに命をかけているかですね。

 

私はこれからも温かく見守っていきたいと思います。

 

ちなみにこれを書いている今日も、いつもと逆向きになっていましたがぶら下がり続けていました。

 

【飼育研究部 やまおか】

コンゴウフグの新レモンちゃん

2021年12月 2日(木曜日) 筆者 つぼんぬ

Dコーナーのコーラルリーフダイビングゾーンに入ってすぐ右手にある水槽では、よくお客さんに魚の名前を聞かれることがあります。

ほとんど聞かれるのがこのコンゴウフグです。

ハコフグの仲間で、黄色の体と目の上の長い角(棘)が目を引きます。

長いお尻の2本の棘と尾びれも特徴的です。

実はこのコンゴウフグ、先代のコンゴウフグが亡くなってしまったので、同じコーラルリーフダイビングゾーンの小水槽から引っ越してきました。

先代のコンゴウフグは、よく水槽のガラス面に寄ってきて、人懐っこかったのもあって、他の部署の職員の方にも人気でした。レモンちゃんと名付けられて可愛がられていたようです。

新レモンちゃんも写真を撮ろうとすると、ガラス面に寄ってきてくれました。

ちなみに来年のカレンダーに登場しているのは新レモンちゃんです。

【飼育研究部 つぼんぬ】

仔ピラニアは今

2021年12月 1日(水曜日) 筆者 ニッシー

以前ピラニアの幼魚を紹介したと思いますが・・・

(忘れてしまった方は過去の日記を見てね!☆)

ピラニア幼魚の成長記録

半年近くで、かなり大きくなりました。(全長12~13cm位はあると思います。)

一気に大きくなると聞きましたがここまでとは・・・

赤虫をチビチビと食べていた子達が、今ではアジの切り身をガツガツと食べています。(しみじみ・・・)

個人的に子供の頃と圧倒的に違うと感じた事は、「大きくなって、写真がブレへんから撮りやすいなぁ!!!」です。

まだまだ大きくなると思いますのでお楽しみに!!

【飼育研究部 ニッシー】

Asteromyzostomum属スイクチムシ

2021年11月 30日(火曜日) 筆者 もりたき

9月から6月まで、機会を見つけて水深300m付近の底曳き網採集に出かけています。

底曳き網で珍しい生物を採集するのはテンションが上がりますが、これを展示して皆さんに見ていただくとなると、一筋縄でいかない面もあってなかなか難しい….。ひとまず展示が難しい生物は、飼育日記で紹介していくようにしています。

前回の採集では、ヒトデの歩帯溝に寄生するAsteromyzostomum属スイクチムシが採集できました。この仲間はこれまでに北極から3種、南極から2種が報告されているだけの珍しいグループですが、私は熊野灘で2015年に初確認し、翌2016年と2020年にも熊野灘の水深300mあたりから採集しています。

この熊野灘のスイクチムシが既に知られている種類なのか違うのか、詳細は今後、調べていかねばいけませんが、いずれにしても極地方以外でも見つかったことは大変興味深いですね。あらためて熊野灘の生物多様性はすごいと思います!

今回もしばらく水槽でヒトデと一緒に水槽展示に挑戦してみましたが、やはり長期間の展示は難しく…。

Asteromyzostomumスイクチムシは、バラの花びらかキクラゲのような姿をしていますが、これでゴカイなどと同じ多毛類!興味あります。ちなみにこの個体で幅1㎝ほどのサイズ。

上画像と別の個体。背面から撮影。

【飼育研究部 森滝丈也】

オトメミドリイシの成長記録

2021年11月 29日(月曜日) 筆者 もりたき

朝の見回り時のひそかな楽しみ、キイロサンゴハゼたちの「集合写真チャレンジ」

最近は集合することが少なくなったような…(個々の縄張りがしっかりとしてきたためでしょうか?)

今のところ、先月撮影した9匹が最高記録です。

さて。

このキイロサンゴハゼが集まるこの場所で、サンゴの成長も定点観測しています。

観察対象は、画像中央の紫色のミドリイシ。

これはちょうど2ヶ月前、9月28日の様子↓

そして、現在↓

わずか2ヶ月間で随分成長したのがわかりますね。

※この水槽は今年7月からLEDとメタルハライドランプの混合照明に変更したので、その効果・影響を観察しています。

【飼育研究部 森滝丈也】