何を求めて水族館へ?

2018年11月 21日(水曜日) 筆者 ともちゃん

 

みなさんこんにちは、ともちゃんです。

最近、一気に寒くなってきましたね…。寒いのが苦手なともちゃんはこれからの季節、大変です。それとは逆にセイウチたちは元気いっぱいな季節に入ってきます。

この前の話…。

朝のふれ合いタイムでポウちゃんが出ていまして、帰る時の花道に差しかかったくらいで「お兄さん!笑って!!」って言われました。

僕はそのお姉さんにニコッと営業スマイルを返したところ、「お兄さんじゃない!ポウちゃんが!!笑」って言われてしまいました。笑

思わず出た、なんでやねん!!!

 

これもこの前の話…。

カワウソ水槽の前にいたお母さんとお兄ちゃんに「1位になったカワウソさんはどれですか!?(目を輝かせて)」と。

渾身の営業スマイルで「そのカワウソはお隣の伊勢シーパラダイスのカワウソさんですよぉ(^^)」と。

複雑な気持ちですが、なんだか癒やされます。笑

 

何か小さいことでもいいので、動物達のことに興味を持って頂けると嬉しいなぁと思う瞬間です(*^_^*)

 

冬って水族館のイメージ無い人が多いと思いますが、一味違った動物達を知ることができるチャンスかも知れませんよぉ~!!

霜焼けの手でお待ちしておりますm(_ _)m

 

【飼育研究部 ともちゃん】

パラオ胚とグソク24号の近況

2018年11月 20日(火曜日) 筆者 もりたき

先月からお伝えしているパラオオウムガイの卵(胚)の発生状況です。10月22日に卵殻の隙間から見えていたオウムガイの殻(胚殻)が…今ではこんな感じ(11/16撮影)

卵の向きを変えてみました。

かなり成長しているのがわかりますね。孵化は12月中旬~下旬頃でしょうか。楽しみです。

一方、こちらも定点観察を継続しているメスのダイオウグソクムシ№24(24号)。10月21日にサンマ40gを摂餌し、翌日の夕方に擬岩の中に潜り込みました。そして、4週間経過して、今はこんな様子。

はい、完全に引きこもったまんまです。オウムガイの方は目に見えて成長しているのに(笑)

元々、ダイオウグソクムシのメスはオスに比べて物陰にかくれる習性が強いようですが、これは本当このまま数ヶ月間擬岩から出てこないかも知れません…

次回はオウムガイが孵化した頃に両者の状況をお知らせする予定です。

【飼育研究部 森滝丈也】

いきなりエビヤドリムシ幼生

2018年11月 20日(火曜日) 筆者 もりたき

先日お伝えしたエビヤドリムシとフクロムシに寄生されたオオシロピンノは私の机の上で飼育中です。

右側のコブの中身がエビヤドリムシのメス(オスの姿も見えています)ですが、小さなオスが時々メスから離れて歩き回る姿も観察できました。

いやカワイイ(笑)

そんなエビヤドリムシですが…

先日(18日)突然、子ども(幼生)が孵化しました!体長0.2mmほど。

背面

腹面

育てるのは難しいでしょうが、備忘録として記録しておきます。

【飼育研究部 森滝丈也】

セノテヅルモヅルのモヅ子

2018年11月 19日(月曜日) 筆者 もりたき

今回は、残念なお知らせです。へんな生きもの研究所で飼育中だった「モヅ子」が死亡しました。

へんな生きもの研究所では水族館近くの菅島沖で採集したセノテヅルモヅルを展示していますが、大きな個体(成体)に小型のセノテヅルモヅルが取り付いていました。本当の親ではなくても成体であれば(雌雄関係なく)取り付き、口に腕を差し込んで餌を横取りしているように見えることから、私はこの行動を「すねかじり行動」と呼んでいました。

このすねかじり行動をしていたのが「モヅ子」でした。

取り付く相手が死んでも別の個体を入れればそちらに移動し、実に6年以上も「すねかじり行動」を継続(2012年秋~)

他の個体でここまで継続的にすねかじりをした個体はいなかったので、興味深く観察を続けていましたが、最近、モヅ子が取りついていたテヅルモヅルが2個体続けて死亡したので、しばらくモヅ子単独で飼育してみることにしたのです。

通常のテヅルモヅルは独立生活のはずですし、モヅ子自身が自力で餌(オキアミ等)を捕まえて食べることも確認していたので、たいして心配はしていなかったのですが…

ところが、独り立ちから1ヶ月ほどでしょうか…突然、からだが崩壊し始めてモヅ子は死亡してしまったのです。

やはり、すねかじり行動をやめさせたのがいけなかったのでしょうか。残念です。

【飼育研究部 森滝丈也】

過酷な?釣り採集

2018年11月 19日(月曜日) 筆者 いそぴー

天気の良い日曜日、釣り採集に出かけました。目的は「アオリイカ」です!それと、クラゲたちがいるかどうかの偵察もかねて。

もちろん、私は釣りをほとんどした事がありませんので、つじ先輩に連れてってもらいました(‘ω’)

船で沖のポイントまで向かいます。水族館を横目にどんどん進みます。

沖の方まで行き、アオリイカがいると思われるポイントを探ってみましたがなかなか見つからず。

初心者が釣れるほど、アオリイカ釣りは甘くはないので、私は大人しく船からクラゲ探し。しかし、こちらも見つからず(汗)

「あ~、当たってくれぇ~」と海に向かって叫びながらも、1時間くらい経過。それくらいから、私に異変が起きます。

見事に、船酔いしました(笑)なんと情けない姿を撮られる。つじさんすいません。

本気で吐く寸前でした( ;∀;)それからというもの、起き上がることが出来ずダウン。つじ先輩は、その間にさくっと「アオリイカ」を釣りあげてました。

もちろん、その瞬間も見ることが出来ず。果たして私は、何しに行ったのでしょう。(泣)

水族館近くまで戻ってきた頃に、やっとアオリイカを確認できるまで復活(今更感。)

無事に、展示水槽に入れる事が出来ました。今回は、役立たずでしたが次は頑張りたいです。

【飼育研究部 磯原玖美】

 

「水族館」とは?

2018年11月 19日(月曜日) 筆者 はまだ

あっという間に11月も後半に。もう2018年も終わってしまいますね。
ということで、今回は簡単に2018年を振り返ってみようと思います。

今年も様々な出会いと別れがありましたね。生きもの達からは学ぶことは多いです。
貴重な経験をさせてくれることも多々あります。本当に日々感謝です。知ってもらいたいのは、飼育の裏側、そして現状。
目に見えていることだけが真実ではないということ。

今年の8月にはオタリアの出産がありました。無事に産まれてくることが出来て、すくすくと成長していることがどれだけ凄いことか。
「大きくなったね」と声をかける親戚やおばあちゃんの気持ちがやっとわかりました。当たり前なんてないのです。
生きもの達から学ぶだけではなく、少しずつでも、どんな形でもいいので還元していかないとなと思う今日この頃です。

最後はハイイロアザラシのポポの寝姿でお別れです。最近手を合わせたまま寝ることが多いポポです。

2019年も飛躍の1年にしていきます。

【飼育研究部 はまだ】

コシベニペリカン

2018年11月 18日(日曜日) 筆者 ピンキー

みなさん、こんにちは。朝夕寒くなってきましたね。

今日はコシベニペリカンです。

 

 

これは10月31日の画像。コシベニペリカン特徴のロン毛です。よく人間みたいな髪型~と言われます。右がベニホワイト、左がベニブラックといいます。

2枚目の画像は11月18日のベニホワイトです。(少し画像が暗くてすいません・・・)よく見ると人間みたいなロン毛ではありません。

1枚目の画像以来、ロン毛(頭の羽生え)が少しずつ抜けてこのようなヘアースタイルになりました。

 

 

3枚目ベニブラック。まだロン毛はあります。

 

コシベニペリカンは今の時期、頭の羽が生え換わります。なので、ベニブラックもう少ししたらロン毛がなくなり、もう少ししたらベニホワイトには新しいロン毛が生えてきます。

飼育研究部 ピンキー

エビヤドリムシとフクロムシに寄生されたピンノが見つかりました

2018年11月 17日(土曜日) 筆者 もりたき

朝の餌の準備中、オオアサリ(ウチムラサキ)の中からオオシロピンノが見つかりました。

ピンノは二枚貝に共生するカニで時々目にしますが、今回の個体には驚きました!右の鰓室と腹部が膨らんでいるじゃないですか。

鰓室の膨らみはエビヤドリムシの一種です!

エビヤドリムシはオオグソクムシやダイオウグソクムシと同じ等脚類ですが寄生性のため姿はかなり変形しています。エビやカニはエビヤドリムシに寄生されると胸甲が大きく膨らみます。この丸く膨らんだ部分はメスで、小さなオスが一緒にいます。先ほど見ると小さなオスがメスから離れて歩き回っていました。カワイイ~!

 

こういうの見つけるとテンション上がるなぁ(笑)

さらに腹部の膨らみは、フクロムシの一種じゃないですか!

フクロムシは体節構造を全く持ちませんがこれもまた甲殻類の一員で、カニの体内に寄生します。外から見える袋状の部分(エキステルナ)はメスの体の一部で、そのほとんどは生殖巣(卵)です。フクロムシは根のようなものをカニの体の中に張り巡らして栄養を吸収し、繁殖のタイミングになるとカニの外側に袋をつくるのです。

寄生生物に寄生する例は「超寄生」と呼ばれますが、こんな超寄生は初めて見ました。驚きました。貴重な記録です。

【飼育研究部 森滝丈也】

トレーニングのススメ!その⑮

2018年11月 16日(金曜日) 筆者 ともちゃん

 

こんにちは、ともちゃんです。さて、トレーニングのススメ!の時間です。

 

動物との信頼関係がなければ、トレーニングは進みが悪かったり、他の人ではできるのに自分だけできない、といったことになりかねません。

水族館に就職して、トレーニングや毎日の仕事に慣れてきたある日、担当していたオタリアがショーの出番の時に呼びに行ってもケージから出てきません。先輩の時には同じタイミングで出てくるのに…。そんなことが約1ヶ月ほど続きました。トレーニングの時間は問題なく出てくるのです。ショーの時だけ出てきません。

悩んでいる僕に先輩は「いつも同じタイミング、同じ呼び方じゃついてこないよ。」

「動物が同じ毎日に飽きているんだよ。」と。

 

その日から、出番の1分前に呼びに行ったり、ショー中でも少しでいいから違うことをやって、変化を持たせるように心がけました。トレーニングの時間も、いつもはやらないようなことをしてみたりすると、違う種目ができたり新しい動きを見ることが出来ました。

 

ショー通りの動きをさせることももちろん大事ですが、僕はいつでも柔軟に考えるようにしています。いつもと違う動きがみられるとなんだかワクワクするんです!

つづく

 

【飼育研究部 ともちゃん】

それから、ハイギョは・・・

2018年11月 16日(金曜日) 筆者 ニッシー

前回はアフリカハイギョが乾眠から無事に復活したお話しをさせてもらいました。

今回はその後日談を紹介したいと思います。

復活直後のアフリカハイギョ。

皮膚は傷がなく綺麗に見えますが、飲まず 喰わず 動かず 潤わずの間が長かった事もあってか、

体は曲がっていて、少し痩せていました。

時間が経てば元に戻ると聞いはいたものの、とても心配でした。

それから数日後。

体の曲がりも徐々に戻っていき、自ら餌を食べるようにまでなりました。

ふう・・・これで一安心です。

乾眠していた時を思い返すと、改めてハイギョの強い生命力に感心させられます。

このような形でハイギョという生きものに皆さんが興味を持ってえたら嬉しく思います。

【飼育研究部 ニッシー】