カセミミズが入館しました。

2020年1月 18日(土曜日) 筆者 もりたき

細長いミミズのような姿をしたカセミミズは貝殻を持たない原始的な軟体動物(貝の仲間)です。決して、カワイイ!とか、一般の方にウケるとか言えませんが、軟体動物の進化を考える上では非常に興味深い存在で、興味深い生物です(私は好きです)。

以前、このカセミミズをわざわざ見にロシアやアメリカの研究者が来館したことがあるほどで、ある意味、マニアックと言えるかも(笑)

このカセミミズが昨日、1年半ぶりに水族館にやってきました(前回は2018年の3月と6月でした)。

へんな生きもの研究所のアパート水槽、ヒメセミエビと一緒に展示しました。大きな個体だと体長30㎝近くになりますが、この個体は12㎝ほどでしょうか。

カセミミズは茶褐色の地に黄色や緑色の斑紋があります。細長い体の前端に口がありますが、目や触角はありません。個人的な萌えポイントはこの口ですね(笑)

海の中でヤギ類に巻き付いてそのポリプを食べます。以前、ウミウチワ(ヤギの仲間)を積極的に食べていたので、今回もウミウチワを与えてみようかと考えています。
【飼育研究部 森滝丈也】

その扉が開くと。。。

2020年1月 17日(金曜日) 筆者 かさまつ

A棟エレベーターと呼んでいる作業用エレベーター。
3階まで上がると、そこには巨大な雄トドが「はぁーい」って・・・おっ、おっ、おっ、ってなるけど、これが日常。トドのトレーニング中でした。
表舞台では、動物たちが豪快なジャンプや華麗なアシカショーを披露していますが、裏では地道な練習やハズバンダリートレーニングという大切なトレーニングを行っています。

さて、こんなハズバンダリートレーニングを駆使して、いつも私を支えてくれる鳥羽水の名トレーナーを紹介していきましょう。
今日は、「まなべ」トレーナー。

「まなべ」トレーナーは、棒使いです(私たちは、ターゲットと呼ぶこともあります)。

大型のトドやアシカを担当する彼には、動物をスムーズに誘導するための必須アイテムです。

まなべトレーナーにこの棒を持たせれば、体重1tクラスのトドのキンタも不思議と大人しく。。。なったような気がします!
まるで魔法のステッキのよう、今では採血もできるようになっています。

そして、次なる課題にも取り組んでいるようで、今月中には仕上げます!という話も耳にしました。これは頼りになります!私も準備万端で、極上仕上げのトレーニングを待ちたいと思います。

こんな名トレーナーに支えられ、私の診療が始まります。
では、また明日!

【飼育研究部 かさまっちょ】

多彩な表情。

2020年1月 17日(金曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

暖冬とは言っても、吐く息が白くなり、いよいよ寒さも厳しくなってきましたね。

ともちゃんは、セイウチのトレーニングの時間にはカメラを持って入ることが多いです!

と言うのも、飼育日記や、体の変化の比較に使用しています。

なので僕のフォルダにはセイウチの写真がいっぱい、胸いっぱい!

実際に鳥羽水族館に来たことがあっても、なかなか見れないような場所やタイミングを飼育日記でお知らせ出来ればそれでいいんです(*´з`)

ポウちゃんとクウちゃんは元気いっぱいです!

クウちゃんのベロは可愛い!

クウちゃん、真剣なまなざし!こっちを向いてくれません!

エサを見ていました。笑

2頭の表情の豊かさには驚かされます。

「そんな顔するんやぁ」とかほぼ毎日思います。

口が半開きのポウちゃん。笑

毎日楽しく、笑いながら、考えながら、教えて、教えられて。

トレーナーもセイウチも刺激し合って一緒に成長しています!

いつか彼らが考えていることが理解できるようになればいいな。

あ、ポウちゃんのキバが伸びたような気がする。

今度、測っておきますね!(^^)!

【飼育研究部 ともちゃん】

シーアップルって知ってますか?

2020年1月 14日(火曜日) 筆者 たかむら

【シーアップル】という名前の生きものを展示しています。

原色に近いカラフルな体色をしていて、丸っこいのが特徴です。

その外見から、当館のへんな生きもの研究所での解説板では、『派手なリンゴ』と紹介しています^^

正体は何かといいますと、実は「ナマコの仲間」

(ナマコは英語でsea cucumberですから、ホントは「派手なきゅうり」が正しい表現なのでしょうか?笑)

よく見ると、口の周りに触手がついています。

この触手、ぶわぁ~って広げていますが、何のためにしているのかといいますと「エサをとる」ためなんです。

水の流れにのってくるプランクトンや有機物を網の要領でつかまえて食べちゃうワケ。

その動きが観察していると面白いんです。

一本の触手を口元にもっていくと…

また次の触手を口にする。

「パクッ」って効果音をつけてあげたいくらいです。

実際の動きはゆっくりですけど…

観察していると、見飽きない魅力があります。

「シーアップル」是非っ!

【飼育研究部 たかむら】

 

 

 

 

ペンギンに赤ちゃん誕生!

2020年1月 14日(火曜日) 筆者 ろん

新年早々おめでたい事に、1月3日と1月5日に相次いで

フンボルトペンギンに赤ちゃんが誕生しました。

 

産まれて三日目の写真です。

ふわふわの綿毛に包まれて可愛いですね!

赤ちゃんは普段、巣の中、親鳥のお腹の下で大切に育てられていますが

健康状態の確認の為、体重測定をしています。

私たち飼育係も赤ちゃんの全身が見えるのはこの時くらい。

目に見えて大きくなっているのが確認出来ると、ホッとします。

普段は親のお腹の下でチラッと見えるぐらいですね(^-^;

こんな感じで、しっかり守っています。

現在、12時30分から公開体重測定を行っていますが、寒い時期です。

まだまだ小さい赤ちゃんがなるべく寒くないよう、素早く行うように心がけていますので

ちょっと見えにくいかもしれません。。。

また、雨に濡れるのを避けるため、雨天中止とさせて頂きますので、ご了承下さい。

大きくなってきたら、この出入口から姿を見せてくれると思いますので

暖かく見守ってあげて下さい♡

 

【飼育研究部 ろん】

 

 

「新成人」ならぬ「新成ウチ」。

2020年1月 13日(月曜日) 筆者 ともちゃん

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

新成人の皆さんは、おめでとうございます!!

遥か昔に成人式を迎えたともちゃんです!!

大丈夫!!男は30から!!笑

 

セイウチのツララは現在10歳で、今年の5月31日で11歳になります!

ツララの寝顔はいつ見ても癒されます(‘ω’)

 

ところで、お客様にもよく聞かれることがあるのですが、「セイウチの10歳は人間でいうと何歳ぐらい」なんでしょうか…??

ハッキリと決まっているわけではないですし、おおよその目安くらいにしかなりませんが…

「人間の寿命が80歳として、セイウチの寿命は約40年。なので10歳のセイウチは、人間でいうとだいたい20歳くらいでしょうか?」

と、ふれあいタイムでお話しています!

なのでツララも人間でいうと20歳ぐらいかな。

 

ポウちゃんやクウちゃんに比べると子どものような可愛らしい印象がありますが、そう考えるとツララも立派な大人なのかなぁって。

いつもまったりゆったりなツララ。

ポウちゃんクウちゃんは野生個体ですが、ツララは水族館生まれなので、そういうところも関係あるのかな?

マイペースさはそのままに、これからも少しづつ大人の階段を上っていってほしいですね!

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

アオリイカが絶好調です

2020年1月 12日(日曜日) 筆者 つじ

アオリイカに限らずイカの仲間は魚のように鱗がないのでスレや水温変化にに非常に弱い動物です。

当館はアオリイカをずいぶん前から展示してはいるのですが、実はコンディションの良い個体の搬入がなかなか出来ずにいました。

1年前の話なのですが、某飼育員が(まぁ僕なんですけど・・・)釣りで捕獲したアオリイカを搬入したところ、

傷がなくて綺麗だし、とても長生きしてくれるので今後は釣獲で集めてみようということになりました。

そして今シーズンの話です。

アオリイカは秋頃からシーズンが始まるので10月頃からせっせとアオリイカを搬入していました。

方法としては遊漁船にご協力いただいて私が乗船して搬入したり、

当館が所有する船を自身で操船して採集活動を行ってきました。

プライベートを含めると僕は今までに数えられないほどのアオリを釣ってきましたが、

釣った直後のアオリイカは何度見ても艶やかでキレイです。

このイカを絶対に傷つけないように水槽まで搬入します。

その結果、僕が飼育担当を初めて以来、最高のコンディションでアオリイカを展示できています。

冒頭にも書きましたが、イカはスレに弱いので丁寧に扱うことが必須です。

水族館の生物は猟師さんや業者さんからいただくことがほとんどですが、やはり飼育担当者本人が一番丁寧に扱うと自負していますし、

飼育員がフィールドに出向いて水槽まで運ぶことは環境変化に弱い生物の搬入方法の最善策だと考えています。

アオリイカを見に来て下さいとはおこがましくて言えませんが、ご来館の際は是非見てやって下さい。

飼育員が自らイカ釣って展示してる水族館ってなかなか無いと思いますよ!笑

P.S

僕の次の目標は、後輩にイカ釣りの技術を伝授することです。

飼育研究部 つじ

セレナは今年もゆったり、まったり。

2020年1月 9日(木曜日) 筆者 りゅー

あけましておめでとうございます!!

2020年は、ジュゴンの飼育日記をもっと書いて、かわいいセレナの写真を皆様にお届けします@@;

さて、今年も始まって10日ほど・・・お正月なんてあっという間でしたね!

 

みなさんのお正月は、こーんな恰好をしていたり(※ご心配なさらず!元気です!)

仕事始めは

こんなあくびしていませんでしたか?

セレナは新しい年を迎えても、いつも通り、ゆったりみなさんのお越しを待ってます~

 

ゆったり、まったり、本年もよろしくお願いします!

いろんなジュゴンの表情、動きをお届けします^^

【飼育研究部 りゅー】

ここで、寝てます。

2020年1月 9日(木曜日) 筆者 まみかん

こんにちは、まみかんです。

今年最初の飼育日記は、カリフォルニアアシカの「リック」の寝床を紹介したいと思います。
リックは、体重240kgの立派な男の子。体も大きく迫力満点のため「海獣の王国お食事タイム」では、人気者です。

そんなリックの寝床は・・・

ここです。

メインストリートのガラスど真ん前!!!

時々、オットセイの「ドン」に寝床を取られる事もありますが・・・ほぼ毎日ここで寝てます。

15時のお食事タイムが終わると、2周くらいプールを泳いですぐ上陸してきます。

「食べてすぐ寝る」生活!!是非とも見てもらいたいです。

とても、気持ちよさそうに寝ています。こんな感じで・・・

みなさん、可愛い寝顔を見に来てください。

【まみかん】

重なるウニ

2020年1月 8日(水曜日) 筆者 もりたき

最近、飼育日記をあまり書き込んでいないので色々と心配おかけしているかも知れませんが、ご心配なく(笑)。
秋からバタバタと、ちょっと色々な原稿やイベントに追われていました…。

気がつけば、正月(松の内)が過ぎ…飾ってあった鏡餅を片づけなければいけない時期になっていました。そんな中、今、書いている論文は「鏡餅ウニ」ことPrionechinus forbesianus(今のところ和名なし)の行動について。

このウニは熊野灘の水深300mの沈木上から見つかりますが、水槽で飼育していると2匹が頻繁に上下に重なるといった、ウニ類では報告がない珍しい行動を見せます。

これまでの観察の結果、下になった個体がメス、上の個体がオスで、共に性成熟に達していることが判明しています。2014年にこの行動に初めて気付いてから早くも5年が経過し、飼育日記では頻繁に紹介させていましたが、ようやく文章にまとめることにしたのです。

棘を取り除いた殻(左:オス 右:メス)。本種は性的二型が顕著なウニです。

今は50匹ほどが水槽にいて、多いときは40匹(20組)ぐらい鏡餅状態になっています。

なかなかかわいいので是非ご覧ください。

【飼育研究部 森滝丈也】