鏡餅ウニについてポスター発表をしました

2018年6月 4日(月曜日) 筆者 もりたき

先日、名古屋大学で開催された第16回 棘皮動物学会議(IEC)に参加し、重なる習性を持つ「鏡餅ウニ」についてポスター発表させていただきました。

実は、私は国際会議初参加だったので英語の質疑応答にかなり不安はありましたが、何とか無事に終了。4名の外国の研究者と質疑応答できました。

今回の発表内容を簡単に説明すると…

①本種は水深260m以深に生息し、海底の沈木を餌とする習性が知られているが、野外の生態はほとんど明らかになっていない。

②水槽内で長期間継続する重なり行動が観察された。下の個体がメスで上がオスであり、オスの殻径はメスよりも小型であった。

③重なっている雌雄の生殖巣はどちらも成熟していた。このことから、重なり行動は繫殖に関係するものと考えられた。

…こんな感じです。

海外の研究者も皆、このような行動を初めて知ったようで、大変興味深く聞いてもらえました。

個人的には水族館の展示水槽で発見した行動について発表できたことが良かったですね。(飼育・展示)と(研究)がリンクした好例ではないかと自画自賛しています(笑)

ちなみに、このウニは鳥羽水族館で見ることできますよ!と、宣伝してきましたが…

帰ってきたら、飼育中の25個体全てが離散。「鏡餅状態」は解消されていました(逆にあまり見かけないかも)

ちょっと残念ですが、またしばらくすると重なるはずです。

【飼育研究部 森滝丈也】