沖合底引き網採集に出かけてきました。

2018年5月 26日(土曜日) 筆者 もりたき

久しぶりの飼育日記更新です。

実は、来週開催される国際会議で重なる習性を持つ「鏡餅ウニ」についてポスター発表させていただくことになり、そちらの準備に追われているのです…

そんな中、先日の木曜日に恒例の熊野灘沖脚底引き網生物採集に出かけてきました。

今回、採集した中で個人的に1番のヒットはこれ。水深150mで採集したヒラムシの一種で、今回初めて採集しました。

体長は1cmほどでしょうか。

実はこれとよく似たこのヒラムシは年に1回程度採集されています(体長5mm)↓

どちらも沈木から見つかるので、おそらく共に沈木に依存した生活をおくっているのでしょう。もしかしたら、サイズと体色は成長段階の違いで、同種の可能性もありますが、第一印象では別種のような気がします。

時々見つかる黄色い方もまだ名前が付いていない種類で、熊野灘からは未知の生物は(マイナーなものばかりですが)まだまだ見つかりますね。

もう一つ、水深150mから初めて採集したのがこちらのシロフジツボ。

ムカシフジツボ科の普通種ですが、ムカシという名が付くだけでワクワクしますね(笑)。深場に生息する種類のようです。

今回紹介したのはマイナー生物ばかりですが(あ、いつもですか?)そそられます(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】