ウミサボテンの繁殖成功と、展示中止と、飼育員の本音などなど。

2018年4月 19日(木曜日) 筆者 つじ

HPや報道発表があった通り、ウミサボテンの繁殖に成功しました。

2016年の産卵では、3ヶ月しか飼育できず、

当時はだいぶ悔しい思いをしたのはこちらの日記でご報告した記憶があります。

そんな中、2017年にも産卵が有り、育成に努めたところ、なんとか1つだけが、

半年以上の飼育に成功し、今回お披露目となった運びでした。

 

前回の失敗から学んで、水質管理に徹底したことが成功の秘訣だったかな、と思います。

しかし、展示水槽に公開して1週間が経った本日、急激な状態の悪化が見られたので展示中止に至りました。

これもまた、水質(水槽)の変化が関係していると思われます。

 

半年間の育成と展示に至れたことは1つの目標だったので良かったのですが、

今回、新聞社様やテレビ局様にも取り上げて頂き、

担当者としてはもう少し長く展示をしてお客様に見て頂けたらという思いがあったので大変残念です。

 

もう少し本音を話すと、もっと見ていたかった・・・と言うのが正直な気持ちです。

生物学に触れる者の端くれとして、繁殖経歴がない生物の発生過程を見られることは、

面白くてロマンを感じる部分があります。

ただ、これ以上の育成過程が見られなくなったので、悔しくもあり、今後の課題の1つになりました。

 

ウミサボテンはわからないことが本当に多いので、

一つ一つ解明していけられるよう、今後とも展示飼育を継続していくことに努めます。

飼育研究部 つじ