リプケアの展示が終了しました

2017年12月 15日(金曜日) 筆者 もりたき

2015年の5月にへんな生きもの研究所の水槽内で見つかった珍種クラゲ・リプケア(Lipkea sp.)

泳ぐことなく岩に付着して生活する十文字クラゲの仲間です。

発見以来2年半ほど展示を続けていましたが、ついに萎縮してしまったため、残念ながら展示終了となりました。

2012年に千葉の博物館で見つかった個体が国内初確認で、鳥羽は2例目でした。それ以降は報告は無いようです。

そのためリプケアの生態はまだまだ多くが謎に包まれています。

発見時のカサの直径は1.5cmほどでした。

発見から9ヶ月ほど経過した2月には無性生殖で増えた小さな個体も確認出来ましたが、この娘クラゲは成長することなくいつの間にかいなくなってしまいました。

発見から1年7ヶ月ほど経過した頃。この頃がいちばんキレイでしたね。

年明けの2月には、また無性生殖で増えた個体を確認(画像はクラゲになる前段階の肉団子状態)。偶然かも知れませんが、2年連続で同じ時期でした。

そして、更に10ヶ月後、現在の様子。

完全に消滅したわけではないので、もしかしたら復活するかも…と、付着していた岩はそのままにして、かすかに復活・再生を期待しています。

観察記録が少ないクラゲなので、2年半の飼育期間に集めた飼育データは貴重な記録になるはずです。

【飼育研究部 森滝丈也】