形見分けのイソギンチャク

2017年11月 5日(日曜日) 筆者 もりたき

キンチャクガニは左右のハサミにイソギンチャクをつかんで身を守る武器として利用しています。

へんな生きもの研究所では、最近まで大小2匹のキンチャクガニを飼育していました(2匹はケンカをするので隔離していました)

小型個体は入館時からしっかりイソギンチャクをつかんでいましたが、イソギンチャクを持っていなかった大型個体は、水槽の中に生えていたイソギンチャクを代用品として利用していました。持っていたのは左にひとつだけ。

在りし日の小型個体

その小型個体がある日、突然死亡しました…

死亡したのは残念ですが、ハサミ脚に持ったイソギンチャクはそのまんまだったので、大型個体に形見分け(?)できないかと一緒にしてみることに…

予想通り、一緒にしてすぐに大型個体は死んだ小型個体からイソギンチャクを奪い取りました。

獲ったど~!

持ち上げている左のハサミ脚のイソギンチャクは元々持っていた代用品のイソギンチャク。

小型個体から譲り受けた正規のイソギンチャクは右のハサミ脚と口にくわえています。

その日の夕方に見ると、それまで使っていた代用イソギンチャクを捨てて左右のハサミ脚に新しいイソギンチャクをつかんでいました。

やはり正規品?の方が良いらしいです。

【飼育研究部 森滝丈也】