ウデナガゴカクヒトデスイクチムシ

2017年11月 3日(金曜日) 筆者 もりたき

先日新種記載されたばかりのヒトデスイクチムシ科3種。

実は、私自身2年前まではこんな科があることすら知りませんでした。同じようにヒトデに寄生するシダムシ(甲殻類)について調べていて初めてその存在を知ったのです。

そして、そのすぐあとの11月、ウデナガゴカクヒトデからシダムシを探していて偶然スイクチムシを見つけたのです。

2015年のことです。

存在を知らなければ見逃していたかもしれません。

同じ年の春に知り合いになったばかりの研究者から「記録のない種類なので、記載しましょう!」の一言に背中を押されて、今に至ります。

色々なタイミングが合わさって今回の結果につながりました。

縁とは、本当に不思議なものです。

今回、ウデナガゴカクヒトデから見つかったスイクチムシの学名(種小名)は採集でお世話になった第十八甚昇丸さんの名を付けさせてもらいました。Asteriomyzostomum jinshou

また、当時はウデナガゴカクヒトデからシダムシは見つかっていなかったのですが、スイクチムシが見つかったすぐ後にシダムシの寄生も確認されました。

このシダムシはこれまでに13匹見つかっていて、今は、このシダムシについて別の研究者さん達と研究を進めています。

こういったものは連鎖していくものなのかもしれません(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】