ヒトデスイクチムシ科 3新種!

2017年10月 31日(火曜日) 筆者 もりたき

2013年から紀伊長島の沖合底引き網漁船甚昇丸さん(第十八甚昇丸)にお世話になって、熊野灘の生物調査を実施しています。その調査で見つかったスイクチムシの仲間3種がこのたび新種として発表されました!(スイクチムシは棘皮動物の内部や外部に寄生するミミズやゴカイの仲間)

論文を書いたのは北海道大学の多毛類研究者である自見直人さん。スイクチムシの寄生相手の変遷(たどってきた進化の道筋)を知ることができる刺激的な論文です。

さて、今回記載されたスイクチムシの和名はホストのヒトデに由来します。

では学名(種小名)は?

①カンムリヒトデスイクチムシ Asteriomyzostomum hercules本種はヒトデの胃の中から見つかることから、同じようなエピソードを持つギリシャ神話のヘラクレスから命名。

②ウデナガゴカクヒトデスイクチムシ Asteriomyzostomum jinshou いつもお世話になっている甚昇丸さんに献名(「甚昇」は正しくはjinshoと綴るようですが)

③ヒメヒトデスイクチムシ Asteriomyzostomum monroeae ぽってりと突出した口が特徴の本種の学名は往年の女優マリリン・モンローから。

これ、私がアイディアを出したのですが、ピンクの体色もそんなイメージかな、と(笑)

いかがでしょうか?

標本はへんな生きもの研究所でご覧頂けます。

【飼育研究部 森滝丈也】