ロクソソメラが着底、産卵?

2017年8月 25日(金曜日) 筆者 もりたき

先日書き込んだ内肛動物ロクソソメラの一種。

内肛動物の研究者は世界を見渡してもかなり少ないそうで、まだまだ知られていないことが多いようです。

これもまだ報告されていない種類である可能性が高そうです。

本種はこれまでにダイオウグソクムシの脚だけで見つかっていますが、他の基質には付着しないのか?実験しています。

ロクソソメラの体の大きさは0.6mmほど。

ワイングラスのような萼部から飛び出ているのは幼体(無性生殖)で、親から離れる直前では、ここまで大きく成長します。

このつま先立ちの姿に萌えます(笑)

さて。

4日前にダイオウグソクムシ12号の脚から剥がし、採集した数個体をガラス容器に入れて様子を見ていますが、一旦ダイオウグソクムシから離れると、再びくっつくことはないようです。

ただし、ロクソソメラが成長した幼体を持っていた場合は、その幼体は親から離れてガラス容器に着底することができるようです。

また、2日間休みだったので、本日3日ぶりにガラス容器を確認したのですが、ほとんどの成体は消失し、代わりに見慣れない細胞塊があちらこちらに。

卵のようにも見えますが…

こういうものは今まで見たことがありません。

わかりにくいですが、これがそれ。

卵?直径約0.08mm(80μm)

産卵した?あるいは成体が卵のような細胞塊に変化した…?

もう少し観察してみます。

現在、冷蔵庫の野菜室で飼育中ですが、こんな感じでガラス容器の中で育てることができれば、観察も容易になるので研究が進みそうです。

【飼育研究部 森滝丈也】