ウデナガゴカクヒトデのシダムシ!

2017年4月 28日(金曜日) 筆者 もりたき

昨日は毎月恒例の熊野灘沖合底引き網採集に出かけてきました。

早朝2時に自宅を出て、4時に出港ですが、テンションが高くなっているからか疲れません(笑)

いろいろと興味深い生きものが採集できましたが、それは追々紹介することにして…

今回興奮MAX!の採集物は…シダムシです!(やっぱりそれか!)

 

皆さんはもうすっかりお馴染みのシダムシでしょうが、ここでおさらいを…

シダムシはヒトデの体腔に寄生する甲殻類で、日本から正式に報告されているのは3種類ですが、その他に未記載種が4種類ほど知られています。

これまでに熊野灘の漸深帯からは報告はありませんが、一昨年、3種の未記載種シダムシを見つけています(今、研究者と一緒に研究を進めています)中でもウデナガゴカクヒトデのシダムシは昨シーズン280匹以上のヒトデを調べてもたった4匹しか見つからなかったレア種です。

今シーズンも調査を継続していますが、既に調べたウデナガゴカクヒトデは140匹以上…

でもまだ見つかったのは2匹だけ。これはかなり厳しい…

もう、今シーズンは出会うことはないかも…と思っていたのですが。

 

昨日は船の上で30匹ほどのウデナガゴカクヒトデを調べてみたのですが、なんと!2匹のウデナガゴカクヒトデからシダムシが見つかりました!

1回の調査で同時に2匹が見つかったのは初めてです。

1例目

2例目

これは興奮するのもしょうがない(笑)

ヒトデの体から慎重に取り出します。

どちらも尾鷲沖水深310mより採集。

【飼育研究部 森滝丈也】