赤虎のタコ

2016年11月 11日(金曜日) 筆者 もりたき

現在、予備水槽で熊野灘の水深300mで採集したタコを飼育しています(仮称:アカトラ)

私が担当する生きものの中でも特にお気に入りのコです。

 

色々と調べたところ、どうやらこのタコはまだ日本では正式に報告されていない種類のようです(国外で報告されているかは調査中)

まだ学術的な名前が付けられていないかも知れないと思うと期待が膨らみます。

 

赤褐色の体色に白い縦じま、ネコ耳のような眼上突起、腕の間の傘膜が広いことなどが特徴。

ひとまず名前が明らかになるまでは展示に出さず、予備水槽で飼育する予定です。

 

実は、これと同じ種類のタコは2013年から毎年1匹の割合で採集されて水族館にやってきていますが、個体数が少ないため、きちんと同定ができていません。

もう少しデータがそろえば、正体が分かると思いますが…

 

今年の3月に採集した今回の個体も順調に成長しています。

イカやアサリが好きですね。

採集直後の幼い表情から比べると今はだいぶしっかりとした顔つきになってきました(笑)

上:2016年3月 下:10月

ただ、成長して少し気性が荒くなってきたようです。

先日も観察をしていると、向こうもこちらをガン見してきました。

イライラしているようで、体色が変化してきたなと思ったら…

思いっきり水を吹きかけられました…(笑)

 

そんなアカトラ(仮称)、早く種類が公表できれば良いのですが。

頑張ります~

【飼育研究部 森滝丈也】