ムラムラするのかニシキエビ

2016年7月 22日(金曜日) 筆者 もりたき

コーラルリーフダイビングゾーンの細長い水槽(E3a水槽)

この水槽には大きなメスのニシキエビがいます。

普段は昼間は岩の中に隠れていることが多いニシキエビですが…過去3年ほど毎年、潜水掃除のダイバーを執拗にハグ?する不思議な行動が観察されています。

去年の様子

普段、そんな行動を見せることは全く無いので、いきなりの変化は何かのスイッチが入ったかのよう。

そしてしばらくするとまた落ち着きます。

 

先月の末にもこの水槽を潜っていた同僚から行動変化の報告を受けていたのですが、私がその3日後に潜った時も、さらにその4日後に潜った時も執拗にハグしてきました。

この同僚は女性なので男女構わずといったところでしょうか…(笑)

 

実は、この行動はニシキエビの繁殖行動ではないかと睨んでいます。

というのも、2年前の飼育日記で(8/22)つじ君がこの行動を初めて報告していますが、その翌月にニシキエビが抱卵していることに気づいたからです。

 

去年の10月にも同様の行動がありましたが、やはり翌11月に抱卵を確認しています。

 

もちろん、このニシキエビは長期間単独飼育なので卵は未授精のはずですが、行動変化のあとに産卵したのは興味深いですね。

メスでもムラムラするとアプローチするものなのでしょうか?

 

それで、これまでに2年連続で行動変化後の抱卵を確認しているので、今回も産むんじゃないかと期待していたところ…

昨日の夕方、岩陰のニシキエビの腹部にオレンジ色の卵を確認!

写真では見えにくいですが…しっかり抱えています。

やはりニシキエビの行動変化は産卵と関連があると考えて間違いなさそうです。

【飼育研究部 森滝丈也】